絶対話せる!英会話

エッセイ作成で考えたこと。>モチさんへ

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昨晩1時半に寝たため、今朝はしっかり寝坊。起きたら6時20分。6時35分には遅くても家を出なくてはならないのだ。一瞬にして飛び起きた。昨日の夜はエッセイを書き上げるまで眠れなかったのだ。それにしても、いつもは書きたいことがたくさんあり、ページ数を減らすのに大変な私なのに、今回は3ページのノルマが埋まらない。書きたくないことについてのエッセイだと全く進まなくて、困った。広告を見て、その広告についてのargumentを書くのである。私が選んだのは、Native American のカジノの広告。使っている色は赤と青と白のみ。見事にアメリカ人のpatriotismをくすぐる配色だ。と同時に何だか広告からは悲哀も感じる。何でここまでNative American が愛国心を前面に出す必要性があるのか。

少しバックグラウンドも知りたかったので、調べてみた。このご近所のIndian casinoはSan Manuel Band of Mission Indians が経営している。最近Native American のカジノへのbacklashが強まりつつあり、シュワちゃんからも他のビジネスと比較して3倍の税金を要求されているらしい。そしてこのTribeはそれに反対運動をしている。今回の広告はこのSan Manuelの拡張、新しい施設についての広告だが、この拡張についてもかなりの反対運動があったようだ。個人的な見解だが、時々アメリカの人たち(全員でも、大多数でもありません)って自分達の努力不足、社会問題を棚に挙げ、矛先を間違った方向へ向けることがあるような気がする。例えばこのNative American の話。特定の保護の下で、自分達自身の法律の下で、Native Americanが潤っているのが気に入らないというのが、反対運動の中に見え隠れするような…。挙句の果てにTV.CMまで流す。

その昔日本が日本製品をダンピングしているとか言われ、最近ではメキシコ、中国、インドがアメリカ人の仕事を奪っているとか、平気でTVでのたまう人もいる。事実かもしれないが、どうしてそうなったのかを考えてほしい。どうも自分サイドの非を認めるのが苦手な方達が多いような気がするのは、私だけか。70年代アメリカが短期的な目先の利益追求しかしていなかったため、長期的なプランや開発が遅れ、日本やアジア諸国から遅れをとった。そして今はアメリカ企業の極端な利益追求がアウトソーシングへとつながり、ミドルクラスの仕事が減りつつある。私はバッシングや反対運動をする方達はアメリカ自身(自分達自身)に問題があると考える発想に欠けているような印象を受ける。

例えばアメリカ社会の問題。貧困層の割合、収入の格差は先進国の中でダントツで一番だ。社会の安定にはミドルクラスの高い割合が不可欠だが、それが今は減りつつある。問題は収入格差の拡大と不平等、利益追求第一主義にあると言われている。アウトソーシングしてせっせとお金を貯めても、それがCEOの破格の給料となるので更に利益を増やさなければならない。(利益配分は他にもあるが、労働者へ還元はされていないのは、事実である。労働者の収入増加はほとんどない。)そして投資家を喜ばせるためのレイオフ、また仕事を海外へアウトソーシングしなくてはならなくなる。全てはアメリカ自身(大企業)が社会不安を作り出しているのに、なぜかそれが全く解決されず、簡単に矛先が新しくhavesとなった方へ向かうのである。

あくまで私の個人的な印象である。私達日本人は外国製品が身近に増えたからと言って、その国が悪いという印象を持つことはあまりないような気がするので。このNative Americanへの反対運動については、今までほとんど知らなかったので、学ぶいいきっかけになった。これから少しこういう記事にも目を留めていこうと思う。

さて、そんなで今日はエッセイのドラフトをクラスメートと交換。お互いにコメントを細かく述べ合った。クラスメート(最初の授業で隣に座った18歳)の文章はいきいきしていてとても感情移入がしやすいエッセイで、とても良かった。へぇーこういう風に書くのね、と学んだこともいろいろ。私の文体にはないのびのびとした感じがとても読みやすい。私がいただいたコメントも的確だった。自分でも気が付いてはいるのだが、私の英語の文章はなんて言うか、硬いのである。遊び心が足りないと言うか…。勿論英語力、文章構成能力の差もあるが。彼女の文章を読んで、自分の文章の流れがスムースでないことに気が付いた。そして一方で彼女の文章は読みやすいのだが、読者に説得させる根拠が少し欠けていた。そのコメントについて、彼女は喜んでいた。「確かに私の文章に足りないものだ。ありがとう。」と言ってくれた。お互いにお互いから学べるこういう方法は、私はとても好きだ。教授に採点されると、それが全てのような気にさせられがちなので。木曜日に最終ドラフトを提出なのだが、一山超えたようで少しすっきり。昨日は別の科目でKeynesについてのレポート提出もあったので、とりあえず今週の大きな課題は終了である。

さ、仕事行かなきゃ。

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