絶対話せる!英会話

H-1ビザ。

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友人のH1ビザが承認されたようだ。何でも1000ドル余分に払うと、10月までどうなったか心配しないで、先に結果が分かるサービスがあるらしい。ちなみに友人は今年だけで申請のために9000ドル(弁護士費用含む)支払ったそうだ。今回で申請をするのは2回目。前回は会計士だったにも関わらず、却下された。去年と条件が異なったのは、MBAを昨年取得したことと給料がかなり高くなったことだ。

友人はすでにグリーンカードのリストにも載っている。そのため5年後くらいにはグリーンカードがもらえることにはなっていたのだが、問題があった。彼の持っていたビザはTNビザ。これはNAFTA(米国、カナダ、メキシコの三国のあいだで結ばれたFree Trade Agreement) に基づくビザなのだが、非移民ビザとは異なるらしいのだ。TNビザはアメリカで就労可能で、1年更新が何度でもできるらしいが、必ず自国へ帰ることが前提になっているらしい。そのためこのTNビザからグリーンカードへの切り替えは認められないらしく、どうしても何らかのビザを手に入れる必要があったのだ。

それにしても半年で100万円とはかなり高い。しかも絶対の保障があるわけではないし。今まで合計で300万円以上は費やしたそうだ。グリーンカードを手に入れるのって実はとても大変らしい。私は別の友人が短大卒でも持っていたので、それほど大変でもないのかと思っていたのだが、その年により条件も変わるのでタイミングも重要らしい。

さて、このH1ビザを持って労働局へ行くと、グリーンカードの受け取りも早くなるらしい。(と弁護士に言われたらしい。)なぜなら、彼はbachelor’s degree保持者ではなく、master’s保持者だからだそうだ。ふーむ、アメリカって、こうやって世界中から優秀な人物を集めているのだな、とまたまたつくづく思う。私がアメリカで経験的に人を眺めていると、「この人働き者だな」と思う人は大抵移民である。アメリカ人でも優秀な人もいるのかもしれないが、大抵のアメリカ人の仕事ぶりにはいつもうんざりさせられている。(しかし申し訳ないが、アメリカ人で私を唸らせるほどの働き者には今までお目にかかったことがない。恐らく私の生活レベルではそういう人と世界が違うのだろう。)それどころか、いつも足りない仕事ぶりに遭遇する度に「大丈夫なのか?この国?」としばしば思う。そして「この人動きが早いな、きちんと働くな」と感心する人は大抵移民か、その2世だ。

私が働いているレストランも皆移民か、その2世である。アメリカ人もいたが続かなかった。私達が当たり前と思っている仕事のレベルまで仕事ができていなかったと思う。今は2世か(韓国、フィリピン、メキシコからの)、移民となった韓国人が中心になって働いているので、とても気がラクだ。皆人当たりもよく、適度に謙虚で、よく働く。こういう移民なくしては、アメリカの発展は絶対にあり得ないな、といつも思う。

何はともあれ、「H1ビザがもらえることになってよかったね」と友人には伝えよう。たとえ沢山のお金をつぎこんでいたとしても、そのお金はこれから取り返せるだろう、きっと。グリーンカードはアメリカから外国人への投資なのだから、それだけの見返りをアメリカもきっと期待していることだろう。

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