偶然こんなYou Tubeを見つけた。http://jp.youtube.com/watch?v=wEIujbSl3tE
何でもペットを引き取って回る業者がいるらしい。もちろん行き先は処分所。新しい引き取り手がいない限り、動物は処分される。
私はペット産業に常々疑問を持ってきた。外から生まれたばかりの動物をペット屋で眺めるのは、かわいいとは思うのだが、そのかわいさを見るたびにいつも何かが間違っているような気がしていた。
日本には元々いなかった昆虫や爬虫類を飼い、飼えなくなると家の周りに捨ててしまう。外来種がどれくらい生き物の生態圏に影響を与えるのか考えていない全く身勝手な行動だ。そして壊された生態圏は大抵の場合、二度と元には戻らない。自分だけと思うかもしれないが、そういう人が大勢いたとしたら、その地域のBiodiversityは完全に変えられてしまう。
上の映像に出てくる人たちも無責任極まりない。最初はかわいいから飼い始めたのかもしれない。最後まで死ぬまで飼う覚悟がないなら、最初から飼うなよ、と声を大きくして言いたい。ペット屋にも問題があると思う。動物を飼うというのは簡単なことではないのにも関わらず、動物のかわいいところだけを強調して売る行為も、無責任な飼い主を増やすのに一役買っていると思う。
生き物が自分以外の生き物を食べて生きていくのは自然の現象の一つだ。そのために他の生き物を殺すのは、食物連鎖であり、自然の一部だと私は思う。ただそれを超えたところで他の生き物を殺すということは、食物連鎖の自然体系とはまた違う。他の種を絶滅させてまで(必要以上に殺してまで)繁栄できた生き物は、歴史を見ると未だにいない。ヒトがそうなるとでもいうのか。そして映像に出てきたのは、生きていくための生き物の犠牲とは全く違う。人はいつから他の生き物を自分の一時の快楽のためだけに殺していい生物になったのだろう。
いつかそのうちヒトは天罰を受けるかもしれないな、と映像を見ながら思った。