今日はEnvironmental Studiesのセミナーで、長いプレゼンをする日だった。3週間前に必要と思われるペーパーを、PubMedとGoogle Scholarで集め(大体どちらを使っても同じような論文が手に入るのだが)、少しだけ読み、そのまま放っておくこと2週間。そして先週末から一気に読んだ。凝り性なのと、トピックが大きいので、ざっと50くらいの論文に目を通した。(もちろんかなり斜め読み。)
そして昨晩9時頃からPowerPointでぱちぱちと資料を作り始め、3時間寝て、できあがったのは今日のお昼近く。30分くらいで収めることと言われていたので、練習をしてみて27分だったので、よし、と思ったら、実際のプレゼンは40分近くも喋っていたらしい。(調子に乗り過ぎ。)
最近は、長いプレゼンだと、詰まるとイヤなので、原稿を用意していくようになった。詰まってしまい、きちんと話すことが出来なくなってしまうと自分でも焦るし、それに折角話を聞いてくれる人に対して失礼だと思うので、近頃は完全な原稿を用意するようになった。(前は出たとこ勝負の人だった。)
しかし原稿を用意しても半分くらいは読むが、私は段々とアドリブだらけになっていく。伝えたいことがあると、読んでいるのが面倒になる。でも言うことを忘れてしまったときには、原稿があれば、詰まることもない。(時々言いたいことと、英語に詰まるもので。)
プレゼンはいつも始まる前は緊張しているのだが、始めて5分も経つと、身振り手振りつきで大げさに話し、皆のことを見回す余裕も出てくる。最初からこうならいいのに、と毎度思うのだが、必ず最初は緊張している。しかし段々と調子に乗って、いつまでも話している。なぜなら会話と違って、自分ひとりの主張や調べたことを皆がじっと聞いていてくれるのだから、段々快感になっていくのだ。
私はプレゼン資料を作るのも好きだし、人前で話をするのもとても好きだ。たとえ寝不足でヘロヘロでもプレゼンはやっぱり楽しい、と今日はまた実感。アメリカに来た頃は、最初はプレゼンなんて嫌いだったし、しかも英語で話すなんて、本当に困ったものだった。しかし何事も場数が物を言う。こう思うのは、誰もが同じ。メキシコ人の彼女が「実は私はとてもアガリ症でいつも薬を飲まないとならない。」と言ったところ、チェコ人の彼女が「私も最初は緊張していたけれど、毎週仕事で100人くらいの人の前で話す機会があって、もう今では全然あがらない。慣れよ、慣れ。だから苦手と思わずにやってみることが大事よ。」と言っていた。
そしてプレゼンが苦手でなくなるためには、「プレゼンは結構好きかも。」と、自分に毎回言い聞かせるのも大事だと思う。私はプレゼンがある度に、このブログでプレゼンって楽しいと書き続けている。言い続けていると、それはいつか本当になる。
明日はもう一つプレゼン。グループワークなので、先ほどメンバーで集まって練習をしてきた。私たちのグループは、少し年齢のいった大学院生二人(チェコ人、メキシコ人)と、アメリカ人大学生二人と私。皆真面目に建設的に話のできるメンバーだったので、とてもよかったと思う。何せグループプレゼンはメンバーによって、明暗が分かれる。
さて、明日も楽しんでこよう。