絶対話せる!英会話

高熱で病院へ。

この記事は3分で読めます

先日、メキシコから帰ってきた後、何だか鼻の奥が痛いなー、と思っていたら、あれよあれよという間に具合が悪くなり、先週は二日も仕事を休んでしまった。3連休明けの火曜日の午後、段々と自分が何をしているのかよく分からなくなるほど、ぼぉーとしてきてしまい、帰宅してからはベッドへ直行。寒いやら、熱いやら、体のあちこちが痛いやら、頭も痛いやら、うめきながら就寝。

翌日は仕事へ行ける状態ではなく、強い市販薬を飲んだ後は少しよくなり、薬が切れると再び悪化。さらにその次の日も同様。一晩中、うめいて起きて体力も消耗。二日目はさすがに我慢できずにふらふらとやっとこさ、病院へ。

実は6月1日からFull Benefit扱いになった私。しかしまだ保険証(カード)が送られてきていなかった。しかし確実に6月1日からは保険が使えることが分かっていたため、保険を使って病院へ行こうとしたが、病院へ勤めている人から「保険は使わずに、この病院へ行きなさい。」とアドバイス。そこはWalk in(アメリカの病院は予約しないと医者に会えないところが多く、日本のようにどこでもいつでも初診が可能というわけではない。)の安い病院で、患者のほとんどはヒスパニック。あるいはWhite Trash。(言葉は悪いのは承知だが、本当にそういう人のみ。)病院名も思いっきりスペイン語で、Clinica Medicaである。

さてそういう病院、保険を提示するよりも、自腹で払った方が安いのである。私は$45だった。これがちゃんとした保険を使うと(私のPPOは、ある程度の金額までは自腹で払い、その後はカバーされるプラン。)、かえって45ドルよりも上乗せされてチャージされてしまうらしい。なので自腹で払います、とまず告げて、料金前払いで医者に会った。

体温計もなかったので、どれくらいの熱だったのかは家では分からなかったのだが102Fと言われる。102Fてもぴんとこない。携帯電話を取り出し、計算する私。あら、39度近い。どうりできちんと座っていることもしんどかったわけだ。病院でタイラノールをもらい、薬局で22ドル払って処方箋をもらう。そしてこの頃にはすっかり体調も回復。

病院では「注射をすると、即効性があるけれども、80ドルかかるからどうする?」と会計の際に聞かれた。しかしそのとき、病院でもらったタイラノールのお陰で少し回復気味だった私。断って帰ってきた。看護婦さんは、「具合が悪くなったら、すぐに注射できるようにしておくから、いらっしゃいね。」と言ってくれた。

帰宅後、しばらくは調子が良かったのだが、タイラノールが切れてまた一晩うめきまわった。処方箋としてもらったのは、抗生物質と咳止め。一緒にいた人に「何で解熱剤、買ってこなかったの?」と聞かれたので、「えっ、だってお医者さん、処方してくれなかったよ。」と答えたところ、「解熱剤は市販薬でしょ。医者が処方するわけないじゃない。」と言われた。「へ?アメリカってそうなんだ…」と初めてそんなことを知る私。

寝込んで3日目の朝。一晩うめいたせいで体力消耗しまくり。「駄目だ、注射、打ってもらおう。」と再び病院へ。キャッシュで80ドル支払い、お尻に注射を受ける。昨日と同じ看護婦さんで、「先生は何を処方したの?」と聞かれたので、「抗生物質と咳止め。」と答えたところ、「あー、じゃ、自分で解熱剤買って飲むといいわよ。」と言われた。本当にアメリカって解熱剤は処方箋じゃないんだ…と納得。

その後、どうにか仕事へ行った私。私のボスと大ボスが心配してHRに私の保険のことを問い合わせてくれていた。HRのマネージャーも私のところにやってきて、「もうカバーされているから、保険を使って払い戻しするといいわよ。」と言ってくれた。ボスにも「そうした方がいいのではないか。」と言われたのだが、「実は安い病院へ行ったので、保険を使うよりも安い。」と伝えたところ、「そんなところがあるのか。知らなかった。どこそれ?」と興味を示す。

私とボスの会話を聞いていたメキシコ人の同僚が「自分も病気になったら、そういう病院へ行くので、多少の病気なら保険を使うよりも安い。」と後ろから会話に参加。さすが移民だけあって、巷のアメリカ人よりも情報は持っているといったところか。

実は私が言った病院よりも更に安い病院もご近所にもう一軒。私は45ドル払ったが、そちらの安い病院は25ドル。しかしそのためいつも混んでいるらしく、私はもうひとつの病院の方へ行ったのだった。Walk inがOKで、待ち時間30分で、45ドル。まぁまぁでしょ。自腹で払った金額だけを考えると、実は日本の保険なしの状態よりも安い。(一度保険なしで日本で病院へ行き、16600円ほど取られたことがある。)

やっぱり持つべきものは、したたかにたくましく外国で生きている移民仲間である。こういう情報、日本人の友人からは入ってこない。日本人向けのサービスは全てoverpriced。中国人街やヒスパニック街と、価格の点では比較にならない。しかし安いからと行ってどこにでも行って満足かというと、そういうわけでもない。地元の人の情報をまず聞いてから利用しないと、痛い目にあうこともある。

しかし今回は助かった。あの抗生物質と注射がなければ、まだ熱は続いていたかもしれない。今はすっかり回復。そして久しぶりにビールも復活した今夜。

あわせて読みたい

  1. 初めての長距離ドライブ。

    2004年10月17日0:00

  2. ガソリン代高騰。

    2008年6月30日0:15

  3. テキストは届かず。

    2007年1月8日0:00

  4. ウェイトレスのぼやき。

    2006年8月4日0:00

  5. 今一番のストレス源。

    2009年1月25日16:11

英会話のスマホアプリ、作りました。

「絶対話せる!英会話」無料アプリ ★アメリカ生活の中で、実際に使われている英語表現をお届けしている無料スマホアプリです。11回目以降の音声は、このウェブサイトにて無料で聞くことができます。 こちらからどうぞ。

YouTube – 英語・発音・アメリカ生活

これをしないとあなたは英語が話せない

応援、ありがとうございます。

RETURN TOP
error: Content is protected !!