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新型コロナウイルスに家族全員で感染してしまいました。

この記事は6分で読めます

実は新型コロナウイルス(COVID-19) に
感染してしまいました。
しかも家族全員で。

そういうわけなので、
皆さんもきっと興味がおありだと思いますので
・どういう症状だったのかということ、
・最近のCOVID-19の状況や
 また新たに分かってきたこと、
・カウンティから届いた検査結果の
英語も紹介しながら、今日は書いてみようと思います。

まず、新型コロナウイルス(COVID-19)
どうやってかかったのかと言いますと、
恐らく我が家のネイティブキッドが
5月14日(土)に高校のプロムパーティで
うつってきたのだと思います。

彼はその日真夜中に帰って来まして、
翌日の日曜日は熱があり、
家の中でも咳をしていました。
そして自分の部屋へこもっていました。
パピさん(←夫です)と私は、更にその翌日の月曜日、
朝起きたら風邪っぽいことに気づきました。
月曜日、パピさんは会社へ行きましたが、
早退して帰ってきました。

一方で我が家のネイティブキッドは
一日で回復したらしく、
咳は少ししていましたが、普通に学校へ行きました。
学校では風邪が流行っていると言っていたので、
多分プロムに参加した学生たちの間で
何人もかかっていたのだと思います。

その後、パピさんと私は
月曜、火曜と微熱が2日ほど続きました。
二人とも少し風邪気味なだけだと思っていましたが、
一応水曜日に検査に行くことにしました。 

ちなみに日本では、まだ10%の人も
COVID-19にかかっていませんが、
アメリカでは、2月の時点で既にほぼ60%、
つまり10人いたら、
6人の人はかかったことがあることになります。()

その後更に増えているわけですから、
5月の時点で感染することは
もはやアメリカでは珍しいことではなく、
かかった人たちの方が多いくらいです。
私の周りでも親戚一同全員経験済みです。
ということで、
いつなっていても不思議ではない状況でしたから、
一応検査に行ってみたわけです。

 


カウンティのウェブサイトで
検査予約できましたので、
受けようと思った1時間後には検査は終了。
そのテストセンターでは 
home test の箱が山積みにされており、
「自由に持って行っていいですよ。
そうしたら次回はここに来なくていいですしね。」
と言われたので2箱もらって帰ってきました。

 


テストセンターでの検査結果は、
1日~2日かかると言われましたから、
早速もらってきた検査を使うパピさん。
そして奥の部屋から
ポジティブみたいだ。」という声がしました。

じゃ、私もそうだな、と思い、
検査をやってみたところ、
案の定、ポジティブ

ポジティブ (positive) というのは、
病気が陽性ということです。
ですから、今回の場合は、
COVID-19(新型コロナウイルス)に
かかっているということになります。

Home test 自体は、テストセンターで
受けた検査と全く同じものでした。
鼻の穴に綿棒を突っ込み、その後液体と混ぜます。


センターではそこまででしたが、
Home test の場合は、その液体を少し振って
小さな検査台に浸み込ませます。
そして2本の線が現れると、
ポジティブということになります。
(下の写真は、残念なポジティブの結果。)



検査結果がポジティブだったので、
CDC(アメリカ疾病管理予防センター)の
ウェブサイトで調べたところ、
少なくても5日間は自宅待機するようにと言われていました。

Stay home and away from other people for at least 5 days.

Stay home に関しては昨年、
こんな動画も作りましたが
家にいるように、ということです。

stay」というのは、
To remain in a place rather than leave と
英英辞典で書かれていますが、
去らずにそのままとある場所にいるように
ということです。

ですから「home」にそのままいるように、ということで、
そして「stay away from ~」は、
~から離れたままでいるように、ということです。
stay home」と「stay away from」で
どちらも stay が使われているので、
2つ目の stay が省略されています。

英語って面白いですよね。
「家にいるように」ということと、
「人を避けるように」ということに、
どちらも「stay」が使われています。
それは「stay」が「その状態のままでいる」
という意味を持つからですね。

つまり、
home」と「away from other people
これらの状態を保ったままでいるように、
ということです。

ということで、最低でも5日間は
人を避けるべきであることがわかりました。
その他にも気を付けることや、
あるいは症状に対して
何らかの対処法があるかもしれないと思い、
すぐに二人揃って、urgent care の
ネット診察を受けました。しかし、
特に大きな情報もなく、ただ市販の解熱剤を利用し、
水分をたくさんとること、と言われただけでした。
お医者さんには、感染日から10日間は
Self-isolation をするようにと言われました。

COVID-19が流行ってからは、
アメリカではネット診察が増えてきたので、
便利になってきています。

しばらくして、
我が家のネイティブキッドが帰ってきたので、
Guess what?」と言ったところ、
You’ve got COVID.」と察しのいい彼。
「じゃ、自分もそうだな…」ということで
受けて見たら、やはりポジティブでした。
翌日からは学校を休むことになり、
オンライン診察で診断書を書いてもらいました。

そういうわけで、3人揃って
COVID-19になったわけです。

で、今回実感したのは、
誰か一人同じ家の中でなったら、
他の人への感染を防ぐのは難しい…ということです。

と言いますのも、我が家のネイティブキッドは
日曜日は一日中自分の部屋で寝ていたので、
私達とはほとんど会話がなかったんですよね。
咳をしているな、とは思ったものの、
前日は夜中に帰ってきましたから、
そのまま邪魔をしないで寝させておいたのです。

我が家のネイティブキッドの部屋は
一番遠いところにあり、
彼専用のバスルームもあるので、
共有していたのはリビングルームとキッチンくらいです。
そしてご存じのように、アメリカの家は
日本の家よりもかなり大きいです。
(我が家はアメリカでは普通サイズです。)

そういう比較的広いアメリカの家の中で、
そんなに接していなかったのにも関わらず
パピさんも私もうつってしまったわけです。
感染力、半端ないわ…と思いました。

私達はどのvariant になったのかは知りませんが、
アメリカでは、4月の時点で既に
Omicron variant が流行していましたから、
多分そうだと思います。

ここで、どういう症状があったのかを
知りたい方もいらっしゃると思うので、
どんな症状だったかをまとめてみます。

我が家のネイティブキッドは
たった1日で回復。熱も一日でひきました。

私は熱が37.7°くらいまで出ましたが、
熱があったのは、1日半ほど。
だるさは2日ほど続き、
熱が引いた後も、頭痛が3日半くらい続きました。
熱が引いたころから、咳が始まり、
やたらと喉が渇くようになりました。
口の中がやたらと乾くため、
何となく味覚が鈍くなった気はしました。
少しですけれども。

パピさんは熱も2日ほど続き、
体がだるい日々が5日ほどあったようです。
そして今回はパピさんの症状が一番重かったです。
 
しかし3人とも、咳はずっと続きました
私は2週間くらい咳が続きました。
実はこれを書いている今も(もうすぐ3週間ですが)、
喉がイガイガしています。
ただ私の場合、風邪を引くと咳がいつも長引くので、
普段の風邪と同じような感じです。

感染してみて思ったことは、
COVID-19の症状は、私たちにとっては
普通の風邪と何も変わらなかったということでした。
但し、これが誰もがそうかと言うと、
決してそうではないとは思いますが。

私たち3人は元々かなり健康ですし、
またワクチンもブースターまで接種しているので、
症状も軽かったのだと思います。

CDCのウェブサイトにもこう書かれています。

Fully vaccinated people with a vaccine breakthrough infection are less likely to develop serious illness than those who are unvaccinated and get COVID-19.

Fully vaccinated people とは、
COVID-19のワクチンの話では、
2回ワクチンを受けた人のことをいいます。

People with 何か」で、
~を持つ人々、~を受けた人々ということです。
「people」+「with」でそれが言い表せるのが
面白いですよね。
少し英語ができる方でしたら、
ここは関係代名詞 who を使って言いそうですが、
今回はwith を使って短くされています。

で、with 以下で、
何があった人たちかと言いますと、
a vaccine breakthrough infection 
ブレイクスルー感染」、
つまり2回ワクチンを接種したのに
感染してしまった人たちのことです。
我が家のメンバーがまさにそうですね。
そして、ここまでの部分が主部です。

Be less likely to ~」は、
~する可能性が低い、ことを言います。
何が低いのかと言うと、
Develop serious illness
深刻な病気を患うこと、です。

ワクチン接種したにも関わらず
感染してしまった人たちは
深刻な病気になる可能性は低いと言っています。

それがどういう人たちと比較してかと言うと、
those who are unvaccinated and get COVID-19
those who~」は受験の時に
覚えさせられたと思います。
~する人々という意味です。
ワクチンを受けずにCOVID-19 に
かかってしまった人たちよりも、です。

そういうわけで、
我が家のメンバーは、比較的
軽い症状だったのでしょう。
また人によっては、ほぼ治った後も、
長い間症状が続くことがあり、
それは Long covidと一般的に言われていますが、
ワクチンはそのリスクも低くするそうです。

ということで、
ワクチンは受けておいてよかったようです。

また、ポジティブとなっている状態が
どれくらい続くのか気になる方も
いらっしゃるかもしれません。

我が家の場合、
ポジティブと出たのが水曜日、
その翌週火曜日に3人とも再検査を受け、
全員ネガティブになりました。
私達の感染は、恐らく土曜日と日曜日。
そして次の次の火曜日には
ネガティブになったということですから、
10日目にはネガティブになったことになります。

ネガティブの検査結果を受けて、
我が家のネイティブキッドは学校へ戻りました。
翌週から期末試験だったので、
1週早くてよかったです。

また、カウンティの検査検査は、
翌日にテキストメッセージで届きました。
Your COVID-19 results are ready.」と
いうメッセージを受け取り、
リンク先をクリックしてみると、
Coronavirus   Positive
でっかく書かれていました。



そして翌日は、カリフォルニア州の
Health Department の担当者からも
直接電話がありました。
パピさんと私、二人とそれぞれ電話で話し、
20分ほど話しました。
対応が細かいことに驚きましたが、
しかし一人あたり10分もかけて話すとなると、
これだけのケース数があるわけですから、
その電話応対にかけている人件費は
どうなるのだろう?とか
余計なことも考えてしまいましたが。^^;

このテキストで届いた文が、
文法事項満載の英文で解説したかったのですが、
それを今から解説すると
結構長くなってしまいそうなので、
それらの英文はまた次回に紹介しようと思います。

ということで、家族揃って
COVID-19 になってしまった我が家でしたが、
今は元気になりました。

こういう感じで我が家では、
COVID-19の症状は大したことはありませんでしたが、
全員がそうとは限りませんので、
皆さんは十分にお気を付けください。

 

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