今日は、AIがついに身近になった記事から
英語を紹介したいと思います。
その記事に関わる話なのですが、
ChatGPTはもう試されましたか?
これ、すごいです。
何でも我が家のネイティブキッドが
通っている高校でも、
先生方が緊急会議を開かないと
ならなかったそうです。
もうすぐ18歳になる、
普段冷静な我が家のネイティブキッドも
珍しく「これはすごい!」と
力説しているくらいです。
ChatGPTは何かと言いますと、
対話式のAIになります。
つまりAIが私たちの質問に
答えてくれるのです。
ご存じない方は、
こちらのNHKの記事が
よくまとまっていますので、
こちらで読んでください。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221209/k10013917101000.html
私も今いろいろと試していますが、
グーグルの検索結果よりも、
答えが的確な感じがしました。
グーグルやほかの検索エンジンみたいに
出てきたサイトや動画をずらっと並べるのではなく、
簡潔に答えてくれます。
あと翻訳ソフトではないものの、
英語の日本語訳をお願いすることもできました。
驚いたのは、その説明部分です。^^
「What do you think about his opinion?」
を日本語では何て言いますか?
とタイプしてみました。
すると、出てきたのは、こちらです。
↓↓
++++++++++++++
In Japanese, you can say
“what do you think about his opinion?”
as “彼の意見についてあなたはどう思いますか?”
(Kare no iken ni tsuite anata wa dō omoimasu ka?).
Here is a breakdown of the sentence:
・彼 (kare) means “he” or “his.”
・の (no) is a possessive particle that
shows ownership or possession.
・意見 (iken) means “opinion.”
・について(ni tsuite) means “about” or “regarding.”
・あなた(anata) means “you.”
・は (wa) is a particle that marks the
subject of the sentence.
・どう (do) means “how.”
・思います (omoimasu) is a polite way
to say “think.”
・か (ka) is a question particle that
indicates that the sentence is a
question.
Overall, the sentence is asking “What do
you think about his opinion?” in a polite way.
++++++++++++++
これ、すごくないですか?
英文をきちんと日本語にしてくれた上に、
語句と文法解説までしてくれています。
日本語を学ぼうとする人には、
上のような解説はありがたいと思いました。
日本語を英語にするときにも
これは使えるのでは?と思って、
今度は日本語から英語を試してみました。
しかし私のスマホの場合、
元の設定が英語になっているようで、
日本文を英語にしてもらうことはできませんでした。
エラーとなってしまいました。
しかし実は、私は日本のスマホも
持っていて、VPNも契約しているので、
日本にいるふりをして、
日本のスマホで試してみました。
日本語文
「彼は友達の家へ行きました。」を入れて、
英語で何て言いますか?と聞いてみました。
すると、期待していたような丁寧な解説は
出てきませんでした。
でもきちんとした英文にはなりました。
++++++++++++
「彼は友達の家へ行きました。」を
英語で言うと、
“He went to his friend’s house.”
と言います。
In English, you would say
“He went to his friend’s house.”
++++++++++++
と出てきました。
英語は合っているものの、
日本語文を英語にするだけなら、
グーグル翻訳やその他のアプリでできるので、
わざわざChatGPTを使わなくてもよさそうです。
皆さんも試してみてください。
https://openai.com/blog/chatgpt/
このChatGPTのすごいところは、
エッセイやストーリーも
書いてくれるということです。
先ほど高校の先生たちが緊急会議を開いたと
書きましたが、まさにこういうことに
どう対応していくのか、
それが話し合われたわけです。
我が家のネイティブキッドが試しに
来週の期末試験に記述問題として
取り上げられそうな問題を出してみました。
すると10秒くらいで、
きちんとしたエッセイができあがってしまいました。
内容も読んでみましたが、
普通に納得する内容のものが出来上がりました。
授業中にも、先生と生徒で試してみたそうです。
同じ質問をすると、同じ答えになってしまいますが、
質問の聞き方を少し変えるとまた違うらしく、
これからペーパー(小論文)提出を
宿題として出す場合、生徒が自分で書いたのではなく、
AIに書かせる可能性も出てくるだろう、
そのときにどう対応ができるのか、
これからの対応について
緊急職員会議では話し合われたそうです。
まずは情報の共有がされたそうです。
こういうこと、知らない人は
知らないままですものね。
私が大学へ通っていた頃は、
インターネットからのコピペが問題になっていました。
私たちはペーパーをネットで提出していましたから、
教授方は、受け取ったペーパーを
チェックするソフトを使っていました。
受け取ったものが、ネット上に出ているものと
あまりにも似通っていると、
赤や黄色として判断されました。
(赤は似すぎているということです。)
しかし、今回のChatGPTのように、
対話を通して出来上がって来るものは、
ネット上にはまだないわけですから、
そうなると受け取った側として
どうそれを判断したらいいのか、
わからないと思います。
もちろんしばらくすると、
何かしらの対応策は出てくるとは思いますが。
しかし、アメリカの大学は
「plagiarism」に非常に厳しいので、
(盗用すること)
それだけで大学を退学になったりもします。
私もUCLA入学前のオリエンテーションで、
絶対にやってはいけないこととして、
退学になるストーリーの短編映画を
見せられたくらいです。
こういうChat AIは、これから特に
文型科目でのペーパーで、
悪用されてしまう可能性がありそうです。
しかし数学などの問題も、
ある程度は解けてしまうようです。
ここで試してみた人がいました。
https://www.youtube.com/watch?v=MVKzAMhLbdw&ab_channel=HowToWindows
英語の動画ではありますが、
文章問題を解けてしまうということが
おわかりいただけるかと思います。
間違っている答えも結構あったので、
完璧ではないですが、
ゆくゆくはこういうところも
改善されていくと思いますので、
数学の宿題さえ、AIがやってくれてしまう
可能性が出てきたわけです。
計算問題などは、
簡単なものは、声で読み上げれば
グーグルでもやってくれますし、
複雑な計算は、手書きで
書き込めるアプリを使えばいいので、
もはや数学の宿題さえあっと言う間に終わってしまう…。
これから先、今の子供たちが育つ環境は、
私たちが知っている今までの世界とは
大きく異なっていきそうです。
あと今は、Chatはインターネットとは
つながっていないらしいので、
間違った答えもあるそうです。
しかし、答えが正しいかそうでないか、
それを見極める力が使う人には必要になりそうです。
間違ったことを信じてしまう人もいるわけですから、
これから先私たちはそういう情報を見極める力が
更に必要になってくると思いました。
あと、これは昨晩の我が家の夕食の時にも
話していたのですが、
こういうAIを使うのが当たり前に
なってきますと、検索エンジンなどの
ビジネスモデルも揺らぐことになりそうです。
もしもChat AIの方を使うことになったら、
検索エンジンの利用者も減るかもしれないわけです。
またウェブサイトを使って、
SEO(検索エンジン最適化)対策している
企業や広告業界なども
影響を受けることになると思います。
他に影響を受ける業種は何だろう?と
ご飯を食べながら話していました。
というわけで、単に「ChatができるAI」
と言えばそれまでなのですが、
これから先いろいろな業種や私たちの生活に
影響を及ぼしていくことになりそうです。
何せ簡単なプログラミングも
書けてしまうということですから。
複雑なコードはまだ書けないそうですけれども。
そういうわけで何やらいろいろと、
これから世界が変わっていきそうで、
私は楽しい半分、少しぞわぞわしています。
100年後にどうなっているか、
とても見たいのですが、
それはどう考えても無理ですね。
しかし、利用できるものは利用しつつ、
自分の足元が揺らがないように、
突然の技術革新で
自分の生活の土台が揺るがないように
気を引き締めていこうと思いました。
日本語でも最近は
入って来る情報も早くはなりましたが、
情報の量と質は英語にはかなわないので、
英語で情報集めができるように
なってくださいね。