今回から何回かのシリーズで、
英語が話せるようになるためには、
【絶対にやらないとならないこと】
についてお伝えしていきます。
その方法を行えば、
英語は必ず話せるようになります。
但し、もちろん努力は必要です。
今日はまずその前段階として、
「英語が話せる」ということは、
どういうことを指しているのか、
その擦り合わせをしたいと思います。
なぜかと言いますと、人によって
「英語が話せる」ということの
定義が異なっているからです。
そして次回は、
「【英語を自由に話せる】ということは、
どういう状態なのか」について書いてみます。
「【英語が話せる】の定義が人によって違う」
上にも書きましたように、
「英語を話せる」ということについては、
人によって考えていることが少し違います。
ですからその定義の擦り合わせしたいと思います。
ここの部分が異なっていますと、この先
話がかみ合わなくなってしまうこともあるからです。
英語の教材や本の名前には、
短期間で「英語を話せる」ということを
しっかりと断言しているものがいくつもありますよね。
でもそういう教材は、実は私たちが
英語で普通に会話できるように
なるためのものではありません。
そういう教材で言っている
「英語を話せるようになる」というのは、
➡【フレーズを覚えて、
それを正しいときに、
そのまま言えるようにする】ことを言っています。
それも「話せる」ということで、
確かに間違いではありません。
私たちの口から言葉を出すわけですから、
広い意味で捉えれば、
そういうことも「話せる」ということです。
しかし、そういう「話せる」は、
・海外旅行に行くとき、
・買い物をするとき、
・お店で接客をするときなど
定番表現を指していることが多いです。
つまり、そういう英語の教材は、
決まり文句をまず言えるようにしよう!
ということを目標にして作られていて、
上に挙げたような限られた状況下で、
話せることを目指しているのです。
「自分で英文を作れるようになる」
でも、私がアプリやウェブサイトや
YouTubeの中で述べている
「英語を話せる」ということは、
そういう風に、単にフレーズを覚えて
そのまま使うということを言っていません。
私は、「英語を話せる」ということは、
【自分が言いたいことを伝えるために
自分で文章を作ることができること】
を言っています。
そしてそれを相手へきちんと
伝えることができることを言っています。
これは限られた中でお決まり表現だけを
「話せる」ということとは、大きく違います。
なぜかと言いますと、必要なフレーズを覚えて
それをそのまま使うというのは、
翻訳機やアプリでも代わりができてしまいます。
声を出すのが機械か、あなたか、
というだけの違いに過ぎません。
ですので、そういう「話せる」は、
「自分の考えを述べるために英語で話す」
ということとは、根本的に違います。
「あなたにとって「英語が話せる」とは?」
ということで、「英語を話せる」
ということを考えるとき、あなたは
どういう「話せる」を目指しているのか、
それによって、取り組む姿勢と方法が
違ってくることになります。
上で書いた「話せる」を
箇条書きにしてみますと、こうなります。
(1) 海外旅行や買い物、接客で必要な意思疎通をすること。
(2) 自分の考えを自由に述べること。
この (1) の方を目指すのであれば、
フレーズ集を買ってきて、
そのフレーズや決まり文句を丸暗記します。
それだけで旅行で必要な情報を
ゲットできるくらいにはなります。
もちろん最初は誰でも(1) を目指すことになります。
ですが、さらにその先、たとえば
●あなたが英語で自分の考えを述べたい、
●仕事で必要な話し合いをしたい
と思って情報を集めるときには、
そういうフレーズ集では不十分になります。
フレーズを覚えるだけですと、
一生覚え続けないとならなくなってしまいます。
では、「自分で英文を作り、
言いたいことを話せる」ためには、
どうすればいいのか?ということについて、
この先何回かに分けて書いていきます。
次回は、「英語を話せるということは、
私たちがどういう状態のことなのか」
について話してみます。
そして、それを知っているかどうかだけでも、
今後のあなたの英語学習の取り組みが
間違いなく変わっていくと思います。