本日も我が家のネイティブキッドの独り言から、
英語を紹介します。
この独り言、よく使うセリフだと思います。
主語を変えれば、会話でも使えます。
我が家のネイティブキッドが通っている
南カリフォルニアのとある学校では、
宿題がたくさんあります。毎日の宿題に加えて、
プロジェクトやプレゼンテーションがあり、
時には週末にずっと宿題をやっていることもあります。
2つ前の記事でも触れた 「Science Fair Project」、
今回もそのときに言っていた言葉です。
前々回の記事では、そのプレゼン用の
ボード作成のときに言っていた言葉について
書きました。
今回はその後起こった残念な出来事に対して
彼が言った一言です。日本語でも
日常生活でよく使う表現でしょう。
最近の子供たちは発表をする際、
文字を書くのではなく切り貼りして
プレゼン用のボードを仕上げると前回書きました。
その切り貼りの際に、「今のところ、いい感じ。」
という意味で言われたのが、
「So far, so good.」 です。
ですが、その後、想定外のことが起こりました。
貼る紙の順番を間違ってしまいました。^^;
慌てて貼った紙をボードからはがそうとしたら、
ビリっと派手に破きました。
飾りごと破れてしまいました。
そこで我が家のネイティブキッドが言ったのが、
このセリフです。
★ Now I have to redo it.
「うわー。やり直さないと。」
もうほとんど終わりと喜んでいたのに、もう一度。
修復してできないこともなかったのですが、
それも手間がかかりそうなので、
再度やり直すことにしたようです。
「頑張れー!」 と言ったら、
「頑張れじゃない!」 と不機嫌でした。
というわけで、このセリフ、
想定外の事態が起こって
もう一度やらないとならなくなった、
折角終わったと思ったのに
またやり直さないとならくなった、
そういうときに言われる言葉です。
「ガーン、またやらないと。」 という
気持ちを表す英語表現です。
この場合の 「now」 は、今というより、
何かが起こってしまい、その結果を踏まえた上で、
という感じで使われます。
日本語のうまい直訳はないような気がしますが、
「あーあ、じゃあ、これやり直さないと。」 の
「あーあ、じゃあ」 という部分がそうです。
「起こってしまったことは仕方ないですね。
それでは、もう一度やりましょうか?」
というときの 「それでは」 、
「こうなってしまった以上、やり直しですね。」 の
「~である以上」 にあたります。
「redo」 は、「re-」 もう一度という接頭辞です。
「do」 は、ご存じの通り、
・助動詞としての意味と、
・「~する」という意味の二つがあります。
この 「~する」 と 「もう一度」 が
結びついてできている単語で、
「もう一度~する」 という意味になっています。
この 「re-」、よく使うところでは、
コンピュータの再起動が 「restart」。
スタートをもう一度するから、「restart」 です。
「review:レビューする、見直す、復習する」 にも、
「re-」 が付いています。
「view:見る」 をもう一度するから、
見直すという意味になっているわけです。
ということで、「re-」+「do」 で、
「redo:もう一度する」 になります。
それで、こういう文でイライラする気持ちを表して
★ Now I have to redo it.
「あーあ、やり直さなきゃ。」 という表現になっています。
何かがあって、もう一度やり直さないと
ならなくなってしまったときに
使える独り言です。
このまま覚えてしまってください。
「I」の部分を、「We」 や 「You」 に変えると、
独り言ではなくて、「やり直さなくてはならないね。」 と
会話でも使えます。
宿題をやっている小学6年生、
観察していると、いろいろと楽しいです。^^
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
ダウンロードはこちらから。