前々回の記事で、相手が何か言った後に
・自分も同じ経験をしたことがある
ということを伝えるとき、
・レストランで誰かが頼んだものと
同じものをオーダーするとき、
「Same here.」 が使われると書きました。
そうしたところ、
「『Me, too.』 ではダメですか?」
という質問が来ました。
「Me, too.」 も 「Same here.」 も、
「So do I.」 「So am I.」 も、
どれも同じような意味です。
状況によって日本語訳は変わるでしょうが、
基本は 「私も。」 「私もそう。」 「私も同じく。」
という意味です。
ただ 「Me, too.」 と 「Same here.」 は、
すべての場面において置き換えらえれるかと言うと、
そうでもないと思います。
たとえば、お客さんの一人がオーダーをした後、
他の人が 「自分にも同じものをください。」 と言うとき、
「Me, too.」 と言うのを、
私はあまり聞いたことはありません。
学生時代、ウェイトレスをしていたので、
オーダーは何百回と受けたことはありますが、
正確に言うと、
聞いたことがあるかどうかも思い出せません。
アメリカ人友人にも、聞いてみました。彼女曰く、
「やっぱりそういうときには、普通
サーバーに向かってそうは言わないわねぇ。」 とのこと。
「「Me, too.」 と言うと、
egocentric (自己中心的) みたいだし、
子供みたいだし。」 とも言っていました。
というわけで、オーダーのときは、
「Same here.」 や別の言い方の方がいいと思います。
でも多くの場合は、交換可能です。
たとえば誰かが 「I’m tired.(疲れた。)」 と言ったときや、
以下の場合は、「Me, too.」 「Same here.」 は、
どちらも使えます。
・「楽しみにしているんだ。」 「私も。」
・「これ、好きだなぁ。」 「私も。」
・「先週は忙しくってさ。」 「私も。」
また、「Same here.」 が便利なのは、
「Me, too.」 だけでなく、
「Me, neither.」 の代わりにもなるということです。
たとえば上の文章を否定形で言ったとします。
・「行きたくないなー。」 「私も。」
・「これ、好きじゃないな。」 「私も。」
・「先週はいつもより忙しくなくってさ。」 「私も。」
こういう風に先に言われた文が否定形の場合、
英語では「私も。」 と言うときは、
「Me, too.」 ではなく、「Me, neither.」 になりますが、
「Same here.」 の場合は、肯定文でも否定文でも、
そのまま同じ形で使えます。
どちらもインフォーマルな言い方です。
否定文の時は、
「Neither do I.」「Neither am I.」 とも言います。
◆ あとは、オーダーのときには、
「Same here.」 と似た言い方で、
★ I’ll have the same.
と言うこともできます。
◆ または別の言い方で、誰かが頼んだオーダーを、
「私にも同じものをください。」 と言う代わりに、
「あ、それ、2つにしてください。」 とも言えます。
それは、
★Make it two, please.
と言います。「それを2つにしてください。」 ということで、
「私にも同じものをください。」 の代わりになります。
日本語でも、
「私にも同じものをください。」
と言うときもあれば、
「あ、それ、2つにしてください。」
と言うときもありますよね。それと同じことです。
「Same here.」 と 「Me, too.」、
またオーダーするときに使える 「私も。」 の
他の言い方を今日は紹介しました。
参考にしてくださいね。
今日の記事は、Facebookへ寄せられた質問への回答でした。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
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