英語を学び始めると、
その特定の日本語に相当する
英語のぴったりなフレーズを
探したくなってしまうものです。
それに対応する言葉が
必ずしも存在するわけでないのに、
どうしてもその直訳の表現を
探したくなったりしますよね。
今日はそういう日本語にあって、
英語にはない表現を取り上げたいと思います。
まず代表的なのが、この日本語
「いらっしゃいませ。」 です。
これは、私のサイトの記事の中で、
一番検索されている記事です。
記事を読んでいただくとわかりますが、
「いらっしゃいませ」 のような
日本語表現と全く同じ英語はありません。
それに代わるような表現方法
はいくつかもありますが、
「いらっしゃいませ」と
全くイコールで絶対的な表現はないわけです。
グーグルやヤフーからの検索で、
一番多いのがこの記事というのは、
面白いと思います。
また季節によっては、
「あけましておめでとう」 が
一番読まれる記事だったりもします。^^
「あけましておめでとう」 は、
日本語とほぼ同じ表現ですね。
でも間違って使っている人も
多いので気を付けてください。
あと日本語にあって、
英語にないお決まり表現は、
他にも 「行って来ます。」
「行ってらっしゃい。」などがあります。
ちなみに我が家のネイティブキッドは、
子供のうちから日本語での
「行って来ます。」「行ってらっしゃい。」
「ただいま。」 「おかえり。」 を
叩き込まれたので、英語ではなく
大抵は日本語で言いますが、
時々、英語にもなります。
朝学校へ行くときに彼が言う、
英語の 「行って来ます」 は、こうです。
★ Bye.
★ See you (later).
なんてことはない、普通の別れの挨拶ですね。
「See you.」 「See you later.」 は、
「またね。また後でね。」 という
サヨナラの挨拶でもあるものの、
こういう風に 「行って来ます。」 の代わりにもなります。
★ I’m off.
というのも使われます。
(コチラの表現は、この記事を参照。)
あとはテストやプレゼンテーションがある日には、
我が家のネイティブキッドは、
★ I have an exam today. Wish me luck!
などと言って出かけていきます。
「Wish me luck!」 は直訳すると、
「うまく行くように祈っていてね。」
「うまく行くように願っていてね。」です。
でも、日本語では「祈る」や「願う」
という単語は、あまり使わないと思いますので、
何だか日本語にすると
大げさな感じになってしまいますね。
ま、「祈っててね。」 くらいなら、
人によっては
友達に言うかもしれませんけれど。
というわけで、日本語には訳しにくい
英語表現なのですが、結構よく使われます。
何せ我が家の10歳児が言うくらいですから。
(3日前に11歳になりましたが。^^)
ですので、日本語に無理やり訳さないで、
「試験に受かるといいなー。」
「いい結果になったらいいな。」
「今日の面接、上手く行くといいな。」とか、
あるいは何かに挑戦するときに使われる
お決まり表現として、そのまま
覚えてしまうといいと思います。
で、そういう風に 「Wish me luck!」 と
我が家のネイティブキッドに
言われたときには、私はこう答えます。
★ Good luck!
(Good luck with your presentation! )
★ Best of luck!
と言う人もいます。
直訳すると、
「幸運を祈っているね。祈っています。」
ということです。
この場合は、これで
「行ってらっしゃい。」
の代わりにもなると思います。
サッカーのゲームがある日などには、
「頑張ってね。」という意味になるので、
これで子供を送り出していいです。
というように、
「行ってらっしゃい。」 は、
どこに行くかによって、
また日によって違います。
毎日のことで学校や仕事へ行くなら、
「行ってらっしゃい。」 は、
こんな感じです。
★ Take care.
★ Have a nice day!
でもこれが遠足やパーティへ行く日なら、
★ Have fun!
と言います。
日本語の 「行って来ます。」
「行ってらっしゃい。」 と違って、
カチッと決まった表現がないので、
状況によって言う表現を
使い分けるような感じですね。
以下の記事も参考にしてください。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
ダウンロードはこちらから。