アメリカでは先週12/19で学校が終わり、
我が家のネイティブキッドは冬休みに入っています。
少しのんびりムードで日々を過ごしていますが、
休み前はやらなければならないことがたくさんあり、
大変そうでした。
アメリカの小学生って、
本当に宿題が多くて大変そうです。
(彼は私立の学校へ通っているので、
多少公立学校とは話が違うかもしれません。)
この間も、「4年生になった途端、
忙しくなったなー。」と独り言を言っていました。
今日は、休み前、
そんな風に頑張っていた彼の一言から、
英語を紹介したいと思います。
アメリカの学校では、毎月、
何らかのプレゼンテーションをさせられます。
12月の第2週には、読んだ本についての
プレゼンテーションがありました。
読書感想文+プロジェクトが、宿題でした。
読書感想文は、英語では 「a book report」 と言います。
プロジェクトは、読んだ本をプレゼンするために
何かを作るというものでした。
プロジェクトはこういう学校の課題のことも指します。
宿題の指示書には、紙芝居や人形芝居、
絵を描いても、何でもOKと書かれていました。
そこで我が家のネイティブキッドは、
「Twenty Thousand Leagues Under the Sea」
(日本語タイトル:海底二万里) を読んだので、
ペットボトルで潜水艦を作り、それを使ってプレゼンをしました。
プレゼンの前日の夜は、家で特訓でした。
そしてその当日。出かける前に
我が家のネイティブキッドが言ったのが、このセリフ。
★ Wish me luck!
これは、「うまく行くように祈っていてね。」
というときの定番のセリフです。
【wish + 人 + luck】 の形で使われます。
◆ 私がこのセリフを初めて知ったのは、
「Legally Blonde」 を見たとき。
ハーバード・ロースクールでの初日、
主人公は飼っている犬に向かって言いました。
★ Wish me luck.
「うまく行くように祈っていてね。」
彼女の場合は、授業と恋愛、
いろいろな意味で使っていたと思います。
「うまく行きますように」 という気持ちから出てくる言葉で、
相手にも 「うまく行くように祈っていて。」 と言うわけです。
◆ ここで、【wish + 人 + luck】 をちょっと分解。
「wish」 が動詞で、
「人」 がその動詞の向かう先を指す目的語で、
「luck」 がその人に届きますように、という形です。
「wish + 人 + luck」 を、
普通の平叙文にすると、こんな感じです。
★ I wished him luck in the presentation.
「私は彼がプレゼンテーションでうまく行くことを祈った。」
「luck」 は数えられない名詞です。
「Wish me luck.」、これはこれから何か新しいことや、
ちょっと頑張らないとならないことがあって、
そういうときに使われるセリフです。
例えば、新しい仕事に向かう初日の朝、
ジョブインタビューに向かう前日、
来週に控えた大きな試験など。
我が家のネイティブキッドが言ったのも、
そういう場面ですね。「今日は学校でプレゼン!」
という場面を思い浮かべて、身近な人に
「うまく行くように祈っていてね。」 と言ってみてください。
★ Wish me luck!
我が家のネイティブキッド、
そして「Legally Blonde」 を見た人は、
初日のクラスに向かう主人王の気持ちになりきって、
50回くらい今言ってみてください。
そうすると、明日からもう使えると思います。^^
「Wish me luck!」 は、
こちらの記事でも取り上げています。
■ 「行ってきます」 と 「行ってらっしゃい」は英語で何て言う?
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
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