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差別の多い国ニッポン、少ない国アメリカ。

この記事は5分で読めます

差別が多い国ニッポン?少ない国アメリカ?
ちょっと議論を
呼びそうなタイトルですが、
よく読んでみてください。

これからお話しすることが、
私がアメリカに残っている
大きな理由の一つになります。

また日本の外から日本を見ると、
日本国内にいるときとは
違う見方ができる、といういい例でもあります。

 

先日も書きましたが、私は小さな頃から
アメリカに魅力を感じたことは、

一度もありませんでした。
British Rock 好きだったため、
イギリスには機会があったら

住みたいなとは思っていたものの、
アメリカに来るなんて考えたこともなく、
それどころか、子供のころから
アメリカの外交政策に対して批判的だったので、
若い頃は、多分一生アメリカに
行くこともないかなーと思っていたくらいです。

 

そんな私が、なぜアメリカにやって来たのかというと、
「英語が勉強できて、年齢が問題になることが少ない国」
という条件で留学先を探したからでした。
なので多分、若い頃に留学したら、
間違いなくほかの国へ行っていたと思いますね。
要は、年齢が引っかかっていたので、
アメリカへやって来たわけです。

 

で、実際に来てみて、

年齢による差別が少ないという印象は、
ほぼ当たっていたと思いました。
年齢どころか、人種や、性別でも、
今までに、アメリカ生活で疎外感を感じたことはありません。
(移民の多いカリフォルニアに住んでいますから。)
なので今ではすっかり

アメリカ生活に溶け込んでいます。

 

アメリカ生活に適応できた理由は、

もちろんいろいろありますが、
私の中でとても大きなことの一つに、
アメリカは差別の少ない社会だから、

ということがあります。
こう聞くと「それ、逆じゃない?」と

思われるかもしれませんが、
いえいえ、実はアメリカの方が、

はるかに日本よりも差別はないのです。

 

もちろん、アメリカは生まれたときの出発点は、

かなり不平等です。
金持ちな地域に生まれたか、

貧乏な地域に生まれたかによって、
受けられる教育さえも違ってきます。
(公立学校は、主に資産税 (property tax) で

運営されるため、
金持ちの地域と貧乏人の地域では、
教育施設やプログラムに

大きな差が生まれてしまうのです。)

 

でもアメリカは、そうやって不平等社会なので、
社会のいろいろなシステムの中で、

差別自体は少ないのです。
ちょっと難しくなりましたが、

ついてきてくださいね。

 

アメリカでは、市民の間に、
元々不平等があるということを、

誰もが認識しています。
(日常生活でも明らかに階級があるのが分かります。)
私が思うに、アメリカ社会では、
その不平等をどうにか解消しようとしているために、
人を公平に扱うための

法律や仕組みが整っているのです。

たとえば、アメリカでは、

面接で年齢や国籍を聞いてはいけません。
そんなことをしたら、面接を受けた人から、
差別を受けたと訴えられてしまいます。
履歴書には、性別や年齢や人種ががわかるような
写真を貼ってもいけません。面接に通ったら、
働くステータスがある証明書類を提出して終わりです。

 

つまりアメリカでは、

社会生活のいろいろな場面で、
年齢差別、人種差別、性差別
(age, racial, and gender discrimination) が
できないようになっているんですね。
なぜならこれらの差別は、
市民権の侵害 (civil rights violation) になるからです。

 

実際にそれほど若くもない

外国人女性の私が雇われたということは、
アメリカには差別がないということの

証明にもなるかと思います。
アメリカでは、その人がいくつなのか、

どこから来たのか、
男性であるか女性であるかを

大した問題と思っていなく、
そんなことよりも、その雇おうとした時点で、
その人が仕事ができるかできないかを見るというわけですね。

この点では、アメリカと日本は真逆だと思いますね。
日本社会では、仕事を得る際に、
年齢や、国籍や、性別はとても大事ですから。
はじめましての記事でも書きましたが、
日本の会社なら、誰が好き好んで、
外国からやってきた

若くもない女性を雇うでしょうか。

 

日本では仕事を探す際、

まず何と言っても年齢がものをいいますね
そういう私も日本で英語を勉強し始めたときには、
30歳までには転職しようと決めていました。
なぜなら年齢が上がれば上がるほど

不利になることが分かっていたからです。

 

人は、その社会に属している限り、

その仕組みに従わないとなりません。
新卒のとき、あるいは第二新卒までしか

応募できない仕事なら、
そのときにしか応募できません。
3年経って同じ仕事に応募したいな、と思っても、
もうそれは認められません。
それが日本のルールだからです。
私からすると、そんな数年の差の一体どこが違うの?
多少仕事経験のある人の方が

よっぽど新卒より役に立つじゃない、
と思うのですが、それは受け入れられない。
それが日本の就職活動なんです。

 

この日本の雇用活動は、

年齢による差別 (age discrimination) にあたります。
でも日本ではこの雇用システムが、

当たり前として受け入れられています。
やっている会社側は、それが差別という定義になると
気がついてもいないかもしれませんが、
世界的に見ると、

これは明らかに discrimination になります。

 

私は日本を出るまで、この日本の雇用システムを
単なる社会的風習と思っていたのですが、
海外へ出て初めて、

それが年齢による差別であることに気づきました。

新卒で就職できなかったら、

その後に仕事を得る機会が
大きく減ってしまうなんて、
まるで人生にチャンスは一度しかないような仕組みです。
私は日本にいるときから、
この仕組みは変わってほしいな、と思っていました。
でもまだあと数十年は変わらないでしょうね、きっと。

 

かたやアメリカは不平等な社会ですが、
差別を取り除こうとしていることにより、

人の扱いは公平です。
誰に対しても公平にしようと

努力している社会とでも言うべきでしょうか。
だから年齢がある程度いってしまった人にも、
再起のチャンスがあるわけですね。

 

また日本は、年齢以外にも、
男女が平等でない先進国としても、

世界的にも有名です。
世界経済フォーラム (World Economic Forum)

が毎年出している
性別による公平さ (gender equality) の指標でも、
日本は先進国の中で、ほぼビリです。
こちらを見てくださいね。

PDFのP.11 の真ん中あたり、
そこに日本が位置しています。

 

世界には現在195ヶ国ありますが、
この調査では、資料が手に入る国しか調べられないので、
135ヶ国が対象になっています。
日本は何位でしょうか?
そう、101位です。笑える結果ですね。

世界135カ国のうちの101位です。

 

下位25%に入り、全世界でみても

下位50%に入ってしまいます。
つまり世界の半分以上の国は、
日本よりも男女平等 (gender equality) が

進んでいるということです。

 

総合職や一般職の違い、

そういう性別による仕事の振り分けも
性差別の一種です。
男性も女性も納得しているなら、
それでもいいという考えもありますが、
どちらも体力的に問題なくできる仕事でしたら、
仕事を男性用、女性用と分けることは、差別になります。

 

私は日本では、男女間の待遇に差がある会社で
働いたことはなかったのですが、
それでも男女間の差は、

何となく仕事場で感じていました。
多分、社会全体で皆の意識が、男女平等を当たり前
と思うレベルまで発達していなかったのでしょう。

 

アメリカに来て初めて、男性と女性が全く隔たりなく
完全に同じ待遇で働いているのを目にしました。
一部の総合職やエリートだけではなく、

一般社員に至るまで、
男女差などということは気にすることもなく、
「差別なく働く、そんなのは当たり前でしょ。」
と皆が思っている環境です。

 

この仕事環境は、私にとっては

本当に居心地がよいものでした。
女性だから、男性だから、という

会社側からの期待がまるでない。
女性であるということを

全く気にすることもなく働くことができるのは、
素晴らしい環境だと思いました。
日本ではありがちな、

女性に対する社会からの無言の期待なども、
アメリカでは存在しません。
目に見えない押さえつけられていたものから

解放された感じです。

 

日本とアメリカのやり方、どちらがいいかは、
その国の人たちが決めることですが、
この差別が少ないという点では、
私はアメリカの方がいいな、と思っています。
私が今日本へ帰ったら、

年齢と女性であることを理由に、
多分ほとんどの会社から

仕事のオファーは来ないでしょう。
つまり私という人間は、

いくつかのふるいにかけられて
もう日本の会社では

” いらない人材 “ なわけです。

 

でもアメリカでは、私はまだ

必要とされている人材なわけです。
たとえネイティブスピーカーより劣る

言語能力しかないとしても、
それを補う何かが私にはあり、だから雇われたのです。

 

こういう体験を通して、
あぁ、アメリカって差別の少ない国なんだな、

と思いました。
たとえそれが不平等社会を是正しようとする

動きの一つに過ぎないとしても、
差別がないから、多少歳をとっても

選択の自由があるのです。
この自由に動ける感覚は、

アメリカの方がはるかに上です。
私がアメリカに残っている理由は、

これが非常に大きいですね。

そういうわけで日本は大好きなものの、

今はまだ日本へ帰らず、
差別のないアメリカ社会で

居心地良く仕事をしているのでした。

 

一度国を離れてみると、物

の見方が本当に変わります。
一国の常識は、

世界の常識ではないということですね

 

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