絶対話せる!英会話

移民だらけのカリフォルニア。

この記事は5分で読めます

こんにちは、ゆいたです。

今日は、カリフォルニアの移民事情について

書いてみようと思います。
日本にいますと、あまり移民

ということについては考えないのですが、
アメリカにいますと、自分も含めまして、
移民だらけという環境に身を置くこともあります。

 

はじめはいろいろな人がいて

(あまりにもいすぎて)
不思議な感じでしたが、
段々とこれがいつの間にか、

当たり前のように感じてきました。

 

私の場合、特に移民の多いカリフォルニアですし、
あちこちからアメリカにやって来た人ばかりです。
そのためカリフォルニアは、

外国からやって来た人たちにとって、
とても住みやすい環境となっています。

 

例えば私の勤めている会社でもそうです。
私が属している部署は、

5人で構成されていますが、
その中でアメリカ生まれのアメリカ人は1人だけです。

つまり残りの4人は、元々外国人でした。
(私以外の3人は、アメリカの市民権を

取得しているので、
今はもうアメリカ人ですが。)

 

しかも私たち4人は、

全員が違う国からやって来ました。
アジアから(私も含めて)3人、
ラテンアメリカから1人という

構成になっています。
しかも人種も全員違うんです。

そして私が知っている限り、

会社の中では8ヶ国語が話されています。
日本で外資系の会社を渡り歩いていた私でも、
ここまでインターナショナルな環境に

身を置いたことはありませんでしたね。
多くてもせいぜい3ヶ国語でした。

 

日本にいた頃の私だったら、

自分のオフィスの机の周りで、
少なくても毎日6ヶ国語は聞くなんて、
「すごーい環境だわ」と思ったかもしれませんが、
南カリフォルニアではこれがスタンダードです。

同じ国の人しかいない環境なんて、

そうそうありません。

 

このウェブサイトによりますと、

カリフォルニアの人口の27%は
外国生まれの移民で、

アメリカで一番移民の多い州だそうです。
(ちなみに2番目は21%のニューヨーク州。)
また、その27%とは別に、更に22%の人の
お父さん、お母さんのどちらか

(あるいは両親とも)は移民だそうです。
つまりカリフォルニアの人口のほぼ半分近くは、
移民か、移民の子供で構成されているということです。

 

移民は、ラテンアメリカからが55%、

アジアからが35%で、
国の順位としては、

メキシコ、フィリピン、中国からが多いそうです。
なので、アジア人である私は、カリフォルニアで
全く持ってマイナーな存在ではありません。
そこら辺がカリフォルニアでの生活のしやすさにも
関わっていると思いますね。
皆、御国訛りのある英語を話していますし。

 

こういう移民状況なので、

私が住んでいる地域ではどちらかと言うと
移民の方が幅を利かせているような気すらします。
何せ、ロサンゼルス近郊は、

移民だらけの町がたくさんあるんですよ。

 

まず南カリフォルニアで圧倒的な数を誇る中国人。
ロサンゼルスから東へ移動する間、
かなりの町は、中国人に占領されています。
フリーウェイ10と60に囲まれた地域で

Rowland Heights辺りまで
ここら辺は、一大中国人コミュニティです。

 

中国人町

 

私が以前住んでいたアルハンブラ (Alhambra) は

3分の1がアジア人でした。
ウィキペディアによると、Alhambra, Arcadia と

San Gabriel のアジア人人口は、
2000年の国勢調査 (census) で、

48.91%もいたそうです。
それから12年経っていますからね、

今ではもっと増えていると思います。

でも、この中国人コミュニティのおかげで
私は安い中国人スーパーの恩恵を受けています。
日本人スーパーもたくさんありますが、

値段は安くはないので、
私はもっぱら中華系スーパーか、

韓国系スーパー専門です。
それらのスーパーには、

日本でもあまりお目にかからない野菜もあり、
品ぞろえは豊富です。

そして大学時代に住んでいたKoreatown。

 

Koreatown

 

ここには、もうぎっしりと

韓国系の人たちが住んでいます。
この町は韓国レストランや定食屋が、
通りのコーナーごとに何軒もあって、

食べ物が大変おいしい町でした。
値段も安く、私はアメリカで

一番食べ物がおいしい町だ、と思っています。
それほど治安はよくはありませんけれど、

そこまで悪くもない町です。

(一度銃を持った警官たちが

今にも突入しそうなところに出くわし(歩いていた)、

速足で立ち去りました。)
上の中国人町もそうですけれど、

韓国人のコミュニティでも、
英語が通じないところは結構あります。

一方、日本人は、アーバインとトーランスに

固まって住んでいます。(笑)
そしてロサンゼルスにも少し。
日本人もアーバインとトーランスにいる限り、
英語は必要ないかもしれません。

 

前に髪の毛を切りにトーランスへ行ったところ、
美容師のお姉さんは、

もう10年もアメリカへ住んでいるけれど、
英語を必要としないので、

まったく話せないと言っていました。
じゃ、何のためにアメリカにいるんだろう?と、
ちょっと思ってしまった私でした。^^;

 

Irvine & Torrance

 

東アジア人だけでなく、

アメリカにはフィリピン人やベトナム人の
移民も大変多いです。
で、美容師さんやネイル関係者は、ベトナム人が多く、
看護婦さんは、フィリピン人。
これらは彼らの典型的な職業です。

 

病院に行けば、イラン人や韓国人や中国人先生が多く、
ビルの掃除や庭の手入れをしている人たちは
ヒスパニックの人たちです。

 

もう生粋のアメリカ人は一体どこ?と

質問したくなるくらいです。
人口の半分が移民1世か2世のカリフォルニアなので、
半分の確率でしかおばあちゃん、おじいちゃんも
アメリカ人だったという人には会えないことになりますね。

 

こういう人種のるつぼ (melting pot) な環境なので、
カリフォルニアでは、日本のように皆に共通する常識とか、
「あ、うん」の呼吸なんていうものはありません。
なので、一つ一つ説明しないと

理解し合えないこともよくあります。
そういう点ではちょっと不便なのですが、

逆にいいこともあります。

 

それは、それぞれの人が、

てんでバラバラな価値観で生きているので、
皆人目を気にしないということです。^^
そう、日本では時には

社会的プレッシャーにもなり得る他人の目、
アメリカではだーれもそんなことを気にしません。
でも気にしなさすぎるので、
時々「おいっ!」と言いたくなる人もいますけれど。

 

そう、カリフォルニアに住んでいて

何となく気楽に生きられるのは、
この他人の目から解放されたせいかもしれません。
皆、「Who cares?」(誰が気にするのよ?)ですからね。

 

子供の頃から、
なぜかちょっと浮いた存在になりがちだった私にとって、
これはかなりうれしいことです。

なので、日本でちょっと皆と違うかも、と感じがちな人は
移民の多いところで生きるということも

選択肢に入れてみると、
人生の幅が広がるかもしれません。

 

次回は移民としてのメリットやデメリットなどにも
触れてみたいと思います。

 

移民の方が有利なこと

 

私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、

今に至ったのかの勉強法については、

こちらのPDFにまとめています。

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