さて、今日はガイダンスと英語のクラスの最終日。英語のクラスではプレゼンをした。結構皆上手に話すので(あ、日本人以外の方ね)しかも私は全く用意していかなかったので、あたって砕けろ状態。しかしこれが自分の予想以上に上手く喋れたので、自分で自分にびっくり。多少緊張はしたものの、身振り手振りも含め、かなり皆さんの笑いもとれて、満足のいく出来だった。「私って意外に人前で話すのが好きだったんだわー」と自分の知らなかった一面を発見した。
去年こっちでビジネスクラスを取ったときに、相当数のプレゼンを、そして今年も経済の授業でも既に何回もこなしている。どうやら下手な英語であるにせよ、人前で話すことに慣れてきたらしい。何でも場数なのである。プレゼン後、皆に良かったよ、おもしろかったよ、と言われ、すっかりいい気分になった単純な私だった。
今日で授業が二つ終わり、あとは授業に一回出席、そして今取り掛かっているコンピュータクラスのレポート作成、そしてテスト2つで本当に終わりだ。先が見えると、気分的に何だか楽になった。そのためか、今日は本当によく大声で笑った。こんなに大声でリラックスして笑ったのは、こっちに来てからこの4ヶ月で初めてかもしれない。
午後授業が終わった後は、宿題をするために一時帰宅、そして夜はクラブの皆で今年最後の集会へ。レストランでディナーだったのである。前菜、サラダ、メインディッシュとものすごい量だったが、なぜか一人5ドル。余ったものもしっかりお持ち帰りさせてもらい、ビールはご馳走になり、すっかり気分よく帰って来た。
最近ようやく気がついたのは、気分転換の大切さ。勉強だけしていても、なかなか気分が乗らず、思うようにはかどらない。思い切って遊び、それ以外の時間はひたすら勉強する。このメリハリの利いた生活が、勉強を効率よく進めるための秘訣だということにようやく気がついた。
そう言えば日本にいた頃は、何だか少しのことで、すぐにいっぱいいっぱいになっていたような…。小さなことでかなり焦ったり…。今の勉強量や外国で一人で暮らすストレスに比べたら、今思えば全然大したことではなかったのだが。恐らく相当気分転換が下手だったのだろう。こっちに来てからも、最初は一人で黙々と部屋に閉じこもって勉強していたのだが、ストレスが溜まる一方だった。それがクラブに入り、出かけることが増えるにつれ(慣れてきたせいもあるが)、段々要領よく勉強もできるようになってきたのである。勉強もストレスも結局は自分の気持ちと考え方次第。そしてストレスと上手く付き合うには、思い切った気分転換が必要だったのだ。
よく笑った後は気分がいい。気分が良ければ何かをするパワーも生まれる。そして何かをすれば、達成感を感じ、またまた気分が良くなる。そして気分が良ければ、それは周りの人にも伝わる。そして周りの人と楽しい時間が過ごせば、またまたよく笑う。そしてさらに気分が良くなる。おぉっ。素晴らしいvirtuous cycleだ。何だか経済理論の説明のようである。風吹けば桶屋が儲かるをなぜか急に思い出してしまった。
何はともあれ、それなりに勉強をし、おいしい物を食べ、よく笑い、気分良く一日を終えたので、今夜はいい夢が見れそうである。そしていい夢を見れば、明日は気持ちのいい朝を迎えるだろう。明日は勉強がはかどるのは必至である。(と信じたい。)