絶対話せる!英会話

しつけと美徳。

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今日もいい天気。そしていつも通り6時にパチッと目が覚めたので、爽快である。今日は昨日の夜までに予習を完璧に終わらせていたので、授業も楽勝だった。

授業と言えば、私はいつも授業が終わる時間に気になることがある。終了時刻が近づくと、皆、とてもうるさいっ!テキストやその他のものをパタパタと片付け始め、あちこちでカバンのジッパーを開けたり、閉めたりする音が聞こえて、本当にうるさいのだ。ほとんどのクラスメートがいっせいにごそごそし始めるので、教授の話が聞こえないなんてこともある。(リスニングの問題ではない。)

日本人だったら、少しは遠慮してそっとジッパーを開けたり、こっそり片付け始めたりすると思うのだが(少なくとも、私が子供の頃は先生が終わりと言う前に片付け始めるのは、先生に対して失礼な雰囲気だった。)、アメリカ人は周りの人のことなど気にしない。仮にも教授がまだ話している途中なんだから、少しくらい待てばいいのに、といつも思う。そんなに急いでいるのかなと思うと、決してそういうわけではない。授業後は教室の周りでおしゃべりしていたりするのだ。こういうところ、旧世代の私としては、とても気になる。日本人は気を使いすぎな気もするが、アメリカ人学生はもう少し周りの人に気を使う心を学んだ方がいいような気がする。ひとまとめに日本人、アメリカ人というわけではないが、やっぱりアメリカ人学生は全てにおいて、本当にガサツだ。(大人は人によるが。)彼らの視点から見ると、私たちはきっと余計な気配りをして勝手に疲れているに違いない。でも気の利かない人(もともとそういう考えのない人)よりは、気の利く人の方があとで前者に順応し易いだろう。もともと気の利かない人が、気の利く人になるのは不可能だと思う。あとからイージーな人になるのは簡単なので、やっぱり最初は日本人のようにきちんとしつけられることが大事なのではないかと思う。例えば、アメリカ人はレストランを去るときのテーブルも異常に汚い人が多い。ここでまたまた旧世代の私は、一体どういう育ちをしたのだろう?なんて思ってしまうのである。こういう習慣の人は急にきれい好きにはなれない。

私はどちらかと言えば、そんなにしつけやシステムに従順な方ではないが、人前で堂々と化粧をしたり、公共交通機関の中で大声で電話で話したりしている人を見ると何だか気分がよくない。朝の満員通勤電車で化粧をしている人を見かけると、失礼な言い方だが、「ブサイクな顔は家で修正してから来い!」なんて(本当に失礼な発言だが)こともたまに思ったりする。物事を秘めたりすることも、日本人の美徳の一つだったような気がするのだが、最近は様変わりしているようだ。

そう言えば私が本当に小さかった頃、立て膝や胡坐をして座っていると、祖母に怒られた。それは楽なので、今でもその癖は抜けないが、きっと祖母からみると女の子が胡坐をかいたり、立て膝をするのは、はしたない行為だったに違いない。私が感じている違和感は、きっと旧世代の名残だ。しかしかつての日本女性の女性らしさ、日本男性の男性らしさが完全に消えてしまうのは、何だか悲しい気もする。誤解のないように言っておくが、私は女性は女性らしく、男性は男性らしくという言葉は、完全に否定する。しかしそれでも、内に秘めたるものを持っているのが、女性独特の美しさだと私は思っている。化粧を人前でしたら、ダメでしょ。化けているプロセスを見せられたら、げんなりするのは私だけではないと思う。しかしそうやって人前で化けるお嬢さんは、大抵美しくない。美しく見せるためにしている行為が、美しく見えないというのも、何だか皮肉な話だ。

ま、私個人の主観に過ぎないのだが、しつけはやはりある程度必要だと思う。特に育ち始めの頃、物事を理解し始める頃に、きちんとしつけられることは大事だと思う。後からイージーになるのは、簡単なのだ。現に私がアメリカへ来てから、かなりイージーな人になりつつある。

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