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病院初体験!

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はー、今朝は折角8時前に授業が終わったのに、12時までずっと病院に行ったり、断られたりして4時間も潰れてしまった。昨日3時間しか寝ていない私は、そうでなくてもカリカリしているのに。全く何なんだアメリカの医療システム!(怒)とイライラ度maximum! もちろん自分の保険がカバーしていない病院へ行くことができないことは知っている。これ自体で、既にイライラ度50% ! 学校の病院から紹介されて(しかも学校の看護婦さんが病院へ確認電話済み)行った病院で、私の保険は受け付けないと言われ、イライラ度は45%UP。残り5%は、怒りを放棄した結果。うー、何で全国どこも均一じゃないんだー、何で行ける病院と行けない病院があるんだ、その上保険がない人は誰でも診療が受けられるのになぜ私の保険ではその病院はダメなんだ???もう分かりません。

ずっとこちらへ来る少し前からの皮膚の病(というほと大袈裟ではないが、かなりかゆい症状が出る)が治ったり、発疹したり。昨晩、日本から送ってもらっていた薬を使い切ってしまったのと、ずっと下腹部に鈍い痛みのようなものが1ヶ月ほどあったので、学校のヘルスセンターへ行ってみたのだ。(校医さんの診療室)皮膚の件は処方箋を書いてもらったのだが、下腹部の痛みはそこでは検査できないということだったので、病院を紹介してもらった。そして看護婦さんが予約の電話をしてくれたところ(アメリカの病院は予約してから行くらしい。これも変な話だが。)予約は必要ないので、Emergency Room へ直接来てくれと言われ、病院へ行った。

Emergencyの窓口へ行き、リストに名前を書いたところ、私以外の人は誰も保険に入っていない。窓口の人に質問をしたところ、私の保険ではここでの診察は受けられないと言われた。総合窓口に戻るように指示をされ、別の窓口へ。しかし、そこでは予約電話をするようにと言われた。しかしその電話番号は先程看護婦さんがかけてくれた番号だ。ということは、またそこでEmergencyへ行ってくれと言われるだけである。"The hell with …."と頭の中でつぶやき、仕方がないので、また学校のヘルスセンターへ戻った。病院で診察が受けれなかったことを説明し、また隣のInternational Student Centerでも相談し、別の病院を紹介してもらい、そこへ向かった。今度こそ大丈夫かどうか少しどきどきしながら、そしていくらお金を払わなくてはいけないのか心配しながら、病院の窓口へ。ここは入り口は日本の個人クリニックといった感じで落ち着いた雰囲気。TVではハリーポッターのDVDが流れ、内装もとてもきれいだった。先程断られた公共の病院とは大違い(そちらは大きな総合病院だったが)。

−−ここで今電話が入る。学校のヘルスセンターの看護婦さんから無事に診療が受けれたかどうかの確認電話だった。ありがとうございます。−−。

さてそのキレイなクリニックには個室がいっぱいあった。先生は3人ほどしかいないそうだが、どうしてこんなに部屋があるのか。そして患者さんも私がいた1時間の間に5人ほどきただけだ。将来的な拡張を考えてだろうか?なんてアホなことを一人で考えた。看護婦さんはとてもフレンドリーで、いろいろおしゃべりをした。「いくつ?」と聞かれたので「3X歳」と答えたところ、「18歳くらいかと思った。」と言われすっかり気をよくした私。先生はアジア人で、PCを持ち歩いての診察。そう言えば、学校のドクターもポケットPCを片手の診察だった。今やドクターの間ではこれがスタンダードなのか?

診察後、ここでの検査だけではよくわからないので、「おうさん」を受けに他の病院へ行って、その後1週間後にまたここへ来て下さいと言われた。「他の病院へは明日こちらのクリニックから連絡しますので、来週早々にMs.kbtへ電話します。」とのこと。この先生はかなりなまっていて、始めよくわからなかった。「おうさん」って一体?それに該当するような検査って何だろう…?としばらく考えていた後、突然わかった。「Ultrasonic」だ。その後確認し、間違いがないことを確かめた。ということで来週かその次の週に検査をすることになった。いやぁ、アメリカで超音波検査受けるなんて想像もしてなかっただけに、意外な展開にびっくりだ。

もちろん保険でカバーされるかどうかは検査の前に調べる必要がある。提携している病院なら、恐らく大丈夫だとは思うが。私の学校はInternational Studentは300ドルで半年間の保険に入ることが義務付けられている。高いな、とは思ったものの、それで全部カバーされるなら、そんなに高い額ではない。日本と違い30%の負担もないわけだし。しかし、今回受けた医療サービスは、保険に加入していたから受けられた快適な診療である。(途中はイライラしたが。)つまり保険に入っていない人(アメリカにはこういう人が大勢いる)は最初に行った公共の病院に行くしかないのである。日本でも公共の病院のサービスは悪かったりすることもあるが、しかしそれほど公共の病院と私立の大学病院のサービスに差があるとは思えない。しかし、今日ここで公共の病院へ行き、サービスの悪さに閉口した。そして来ている人はヒスパニック人ばかり。見るからに生活がラクそうではない。はー、こんなところにまで、アメリカ社会の歪みが…。そしてまたまたアメリカって本当に先進国?と思う私だった。全ての人が平等に医療サービスを受けられる環境も整っていない国なのだ。

人並みの健康もお金で買える国。貧乏人はどこに行っても質の悪いサービスしか受けられない国なのだ。最終的に私が快適な医療サービスを受けられたのも、しっかりと人並みの保険に入っていたからだ。こういうことを目の当たりにすると、日本の社会健康保険や国民健康保険は何て素晴らしいのだろうと思う。恐らくほとんどの人が加入していると思われるし、全国どこの病院へだって行ける。前に書いたかもしれないが、実は海外の診療でも70%はカバーされる。以前市役所の保険課で確認した。(ただしその国と日本を比較し、安い方の70%。)今日の私のように行ったら、拒まれるなんてことはまずない。もちろんどこの国でもお金を持っている人がいいサービスを受けられるのは当たり前だが、アメリカのようにそれが行き過ぎなのは本当にどうかと思う。

そして薬について。これは処方箋を書いてもらったのだが、これまた薬局によって相当な差があるらしい。そして自分の保険でカバーされる薬局とそうでない薬局、そして薬代がカバーされている保険とそうでない保険があるそうなのだ。学校の看護婦さんにはWalMartの薬局が一番良心的な値段だと教わったのだが、その前に私の保険が薬代をカバーしているのかどうか

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