新しい部屋へ先週の木曜日に引っ越した。広い家はなかなか快適だ。しかし予定外だったことも少しある。それは…。
ルームメイトはてっきり女の人かと思っていたら、男の人二人だった…。オーナー夫妻はここに住むようなことを言っていたのだが、実は別の家に住んでいた。真新しい家だったはずなのだが、既にトイレと台所はあんまりきれいでなかった…、などなど。
私は男の人とバスルームシェアはあまりしたくないし、しかもルームメイト二人はそれほどきれい好きでもない様子だったので、すぐにオーナーへ電話をかけた。オーナー夫妻がここへ住むと思っていたこと、このままだと家全部を掃除するのは、私一人になりそうなこと、男の人とバスルームをシェアするのは本当は好ましくないと思っていること、を伝えた。
オーナー夫妻はリストを作ってきた。そしてそれで皆が平等に家事をするようにすればいいのではないか、との提案してきたのだ。ま、オーナーにそういうものを作ってもらうと私は気がラクだ。しかし、私はルームメイトにもう少し当たり前のことを当たり前のようにしていただけたらな、と思う。シャワーを浴びたら、髪を残さないとか(バスタブ中に散らばっているので)、食べた後はテーブルを拭くとか、飲んだものをあちこちに置きっ放ししない、などだ。
しかしどの部屋へ移動しても、私は「うーん、ちょっと…。このままでは住めない…。」と思ってしまうことが多い。自分としては決してそれほどのきれい好きではなく、日本人としては万人並みだと思うのだが、そのまま快適に住める部屋に遭遇したことはあまりない。私の引越しはいつもまず掃除から始めないとならない。
しかし、片付け&掃除ということを除いては、ルームメイトは感じのいい人たちだ。韓国人のルームメイトの子(韓国で医学生だが、高校生くらいにしか見えない。彼は8月末に帰国予定。)は、人懐っこい子で、たまに私にご飯を分けてくれたりもする。彼曰く、もう一人の中国人のルームメイト(既婚者。家族はNorth Carolinaにいるとのこと。仕事の関係で一時的に単身赴任。)もとても料理が上手だとのこと。私たちは3人ともいつも料理をしている。そして時間が合えば、一緒に食べる。ここら辺は味覚が似ているアジア人同士だからこそできることだ。冷蔵庫に入っている食材や調味料も似たような物が多い。
水曜日にはやっと電話がつながった。そしてインターネットも家中でできるようになった。6日間、電話&インターネットができない環境は、陸の孤島のようだった。1週間少し経ち、ようやく部屋の中にも慣れてきた。今までと違って、広―い家だ。歩き回れて嬉しい。しかも大きな家に3人しかいない上、中国人ルームメイトは仕事のため、朝から夜までいない。昼間は家中どこでも一人なので、まるで自分の家のようだ。
そうそう一つとても不思議なことがある。それはオーナー夫妻が(普段はこちらに住んでいないにも関わらず)卵を冷蔵庫の中に300個ほどキープしていることだ。ルームメイト曰く、前はもっとあったらしい。そんなにたくさん一度に買ってどうするのだろう?毎日夫婦で1個ずつ消費したとしても、150日、5ヶ月かかる。卵っていくらなんでもそんなにもたないと思うのだが…。この卵たち、冷蔵庫の中で場所を取ってとても邪魔である。何でそんなに卵が必要なのだろう?中国人はそんなに卵を消費するのだろうか。
今日で引っ越して10日目。今のところ住み心地は、それほど悪くないと思う。