風邪が悪化し、楽しみにしていた温泉は行けなかった…。しくしく…。
それでも仕事はしたが、ここ3日間、あまり勉強が進まず。
耳の奥が痛い、頭が痛い、鼻水が出る、咳も出る、体の節々が痛い、とまさに風邪の諸症状。熱がそれほどでなかったことだけが救い。
それにしても全く風邪をひくなんて予期していなかったし、理由も見当たらない。水曜日の朝、喉が少し痛いな、なんて思っていたら、木曜日の夜にはかなりふらふらでテスト勉強もできず。ついていないが、前もって勉強していなかった自分が悪い。
しかし金曜日の夜は予定通りカジノへは行った。Pechangaというカジノだ。
http://www.pechanga.com/home.asp
連れて行ってもらったので、場所はよく分からないが、Temeculaの側らしい。金曜の夜だったので、人は大勢いた。以前ラスベガスに行ったときも思ったのだが、カジノって全く素敵ではない。単なるでかいゲーセンだ。初めてラスベガスに行く前は、もっと映画の中のような古典的なカジノを想像していて、古きよきアメリカのようなものがあるのだろうと勝手に思い込んでいた。ところが、今は全てコンピュータで管理されている。機械相手では絶対に勝てないだろう。
今回さらに驚いたのは、なんとルーレットまで機械じかけになっていたことだ。フラットスクリーンの両側に3Dのお姉さんが現れ、ルーレットを回すのだ。おーい、味気ないにもほどがある。そしてそのフラットスクリーンの周りに10席ほどが用意され、そこでお金を賭けるのだ。ルーレットが回り始めると、ルーレットのアップがスクリーンに映し出される。フラットスクリーンのルーレットなんてやりたくもない。こうやって皆お金を落としていくのか。
こういうカジノはNative American(インディアン)が経営している。しかし従業員にNative Americanはいない。見たところ、フィリピン人が多いような気がした。(ベトナム人かもしれない。)客はアジア人(恐らく中国人)、白人が多い。animismのインディアンとギャンブルは今ひとつ結びつかないが、カジノとはいい商売だ。そして彼らは前面には出てこない。唯一インディアンと分かるのは、土産物店でインディアングッズがたくさん売られていることくらいか。Native Americanのカジノは税金も優遇されていると聞いた。過去に全てを白人に取り上げられてしまったNative American。カジノとは本当にいいアイディアだろう。
昨年、ENG-1Aのクラスで広告に対する比較エッセイを書かされた。そのときに私が取り上げたのは、インディアンカジノの広告。でっかいおなか(まんまるに太った)のインディアンが、7と書かれたTシャツを着ていた。そして広告に使われていた色は赤と青と白のみ。アメリカ人の愛国心をもろにくすぐる色だ。うまいな、と思った。
そんなことを思い出しながら、カジノを歩いていた。私はギャンブルをするわけでもないので、(5ドルくらいは使ったが。)周りを観察ばかりしていた。しかし、カジノはやはり人工的すぎて、何が人をここまで引き付けるのか、私には今ひとつ分からない。日本でカジノができたら、日本人もはまってしまうだろう。何せパチンコがあんなに流行っているくらいだから。
まるでカジノを楽しんでなかったようだが、それなりに非日常的な場所の雰囲気は楽しんできた。人工的なものも深く考えずに表面だけ見れば、きれいな装飾でいいものだ。また半年後くらいには行ってもいい。
それにしても温泉~。行きたかった。Thanksgivingあたりにでも出直そう。今月は祭日が2日あるので、どこかで行けるだろう。まずは風邪を治さないと。声がまるで出なくなってしまった。