仕事が決まり、月曜日から働くことになった。とある日本食レストランでウェイトレスをすることになった。学生にはウェイトレスのバイトが一番いい。時間も授業に合わせられるし、何と言ってもアメリカはチップが入るので、時給にするとパートタイムとしては割りのいい仕事となる。
あまりにも高級すぎず、しかし安すぎもせず、私が探していた希望に近いお店が見つかった。本格的に仕事を探し始めてから3日。LAは本当にすし屋が多い。私はどこにレストランがあるかをネットで調べ、アポなしで直接行って仕事があるかどうか聞いて回ったのだ。
そのうちの2軒から仕事があると言われ、先に働ける方で働くことにした。何せ毎日暇な労働力を持て余しているので、早く働けるなら早く働いた方がいい。前の仕事を辞めてから1ヶ月経ち、そろそろ貯金の心配もし始めていた頃だった。
とりあえず月曜日からは仕事を覚えるという意味で昼も夜も働くことになった。そして学校が始まってからは週に2,3日働きたいと希望も伝えてきた。
LAで生活をし始めてから2週間。働ける場所も見つかり、今のところは全ては計画通りに事は進んでいる。仕事と授業を同時にスタートさせたくなかったので、早めにLAへ引っ越したのである。
さ、1ヶ月ぶりの労働。ちょっと緊張する。しかし休んでいたこの1ヶ月の間、NYへ旅行したり、LAをあちこち歩き回ったりしていたので、かえって前よりも体力は向上したと思う。それにしてもこれから先お金が入ってくる場所が確保できたというだけで、とても気持ちがラクになる。お金がただ出て行くだけだとひたすら不安になるが、たとえ少しでも稼げると思うと、それだけで気分が大分違うものだ。これは日本で普通に働いていたときに感じなかったストレスである。
メニューを渡されてきたので、覚えないと。とりあえずトレーニング中はチップが出ないのだ。覚えないと、チップが全額もらえないことになっている。しかし労働の前の週末、しっかりと遊んでもおこう。