本当かどうかは分からないのだが、私の働いているレストランの皆が言うこと。「8月の終わりから9月は、比較的暇な時期に入るのよ、なぜなら9月はユダヤ人の新年が始まるから。ビバリーヒルズはね、ユダヤ人ばっかりなのよ。新年の後はね、1週間おきくらいにお祭りがずっと続くのよ。だから9月は暇なの。」
へぇー…。ビバリーヒルズってユダヤ人が多いのか。そう言えば確かに私の家から少しビバリーヒルズへ向かうと、ユダヤ教寺院をよく見かける。キッパをかぶって歩いている人が他の地域に比べると多いような印象も受ける。ふーむ、ユダヤ人。だからお金持ちが多いのか、この辺り。そこでGoogleしてみたところ、その噂は一般的なものらしい。実際の統計らしき資料が手に入らなかったので、正確な情報をお伝えできないのが残念なのだが。
ネットで調べてみたところ、今年の新年は2007年9月13日だそうだ。つまり明日から。実際は12日の夜から始まるということなので、明日はレストランは暇かもしれない。そう言えばどうりでここ数週間Chabadと書かれた看板がLA中のいたるところに(道路の両側の街灯など)貼られていると思った。Chabadは現在はユダヤ人の教育や祭りなどの中心となっている団体だとのこと。もちろんビバリーヒルズにもhttp://www.chabadbh.com/がある。
さてもう一つ別の話。昨日の夜カウンターに座っていた夫婦のお客さん。割とイケメンの旦那さんとゴージャスな奥さん。歳は30代後半から40台前半か。「彼はね美容整形外科医なのよ。ビバリーヒルズはね、整形外科医多いのよ。」何となくこれも納得だな。隣はハリウッドだし、需要は多そうだ。またGoogleしてみる。確かに数は多い。半径3マイルの間に5件がGoogle Mapsで出てきた。その他11件ほどのビバリーヒルズの住所があるWeb Pageがヒットする。ビバリーヒルズの狭さを考えると、確かに多いと言えるかもしれない。
お店の人が「整形外科医はね、夫婦の顔が似ているのよ。あの人たちなんてそっくりでしょ。」と言う。本当にそうなのかと思い、チラッと見てみると、そっくりとは言わないが、確かにイメージはとても似ていた。
やはりお金持ちエリアにはお金持ちの人たち、お金持ちになれる職業の人が自然と集まるということらしい。私にとっては「へぇ…。」と思ったビバリーヒルズの小話だった。