土曜日の夜はカジノへ行った。ここへ来るのは、2度目。もちろんNative American経営のカジノである。ロゴマークもNataive Americanの羽の模様だ。http://www.pechanga.com/home.asp
私はギャンブルにはお金を一切使わない人なので、カジノではひたすら人のギャンブルを見ているだけだ。今回はまって見ていたのは、ポーカー。じっくり見ているとおもしろいものだ。自分がお金を賭けているわけではないのだが、ギャンブラー達と一緒に一喜一憂する。恐らく1時間以上はあちこちのテーブルを覘いていた。最低金額が25ドルのテーブルが一般的なところらしい。これが15ドル、10ドルのテーブルになると、若い人が増える。そして高額金額のみOKのテーブルになると(前に書いたとも思うが)、見事にアジア人しかいない。今回はその中に白人を一人だけ見た。
何杯目かのワインを飲んでいたときに水も飲みたくなったので、バーへ立ち寄ってみた。するとバーテンダーの女の人が、「今すぐにワインを全部飲んで。」と言う。「へっ?」と思い聞いてみると、カリフォルニア州のカジノは法律により、午前2時から6時はお酒を飲んではいけない時間帯になるそうだ。そのためお酒を売るのは、午前1時半まで。そしてもし2時過ぎに目の前でお酒を飲んでいる客がいた場合、没収しなければならないとのこと。私は仕方なく、くぴくぴっとグラスを空けた。
そうそう、もう一つ聞いたカリフォルニア州でのカジノの話。カリフォルニアではシュワルツネッガーが、カジノが利益のどれくらいの割合をお客に還元するか、ということを定める州律を通したそうだ。それはカジノでも変えられない割合らしく、州政府がコントロールしているという話を聞いた。なのでラスベガスでギャンブルをするよりも、カリフォルニアでギャンブルした方が、一応は当たる確立が高くなっているらしい。ま、最初の一歩を踏み出しもしない私(自分のお金をびた一文ギャンブルに使いたくない)にとって、それはどうでもいい話だが。
そう言えば2月に来たときにあったスクリーンでのルーレットが撤去されていた。ルーレットがスクリーン上なんて確かに見ていたってちっとも面白くないと思うし、人気がなかったのは当たり前だろう。
カジノでいいところはお酒を飲みながらふらふらできること。カジノでイヤなところは帰って来ると、自分がタバコ臭くなっていること。
ま、非日常的な空間を楽しむという意味では、たまにこういうところに行くのも悪くはない。