今日は午前中から授業が3つ立て続けにあった。先週の月曜日から始まった授業、今日は2週目の水曜日、段々と授業がどのように進んでいくのかがわかってきとたころである。本日の最初の授業、Economics in developing countries は、授業がとてもおもしろい。リーディングもいろいろ本からの抜粋で飽きない。次の授業、Human impact on Environmentも、「へぇ。」と思うことが多くあり、なかなか興味深い内容だ。しかーし、本日3つ目の授業、Women’s Studiesのイントロクラスは、実はつまらないかも…と思う今日この頃である。
今日はレクチャーがあった。が、今ひとつ内容がおもしろくない。今日はビデオを見せられた。Christina AguileraのBeautifulである。
http://www.youtube.com/watch?v=KNthqC2fsVw
このビデオには、ゲイの男の人のキスシーン、女装をする男性、ガリガリにやせた女性が鏡に映った自分の姿を嘆いたり、細い男の人が一所懸命体を鍛えたりするシーンで構成されている。教授曰く、「これらの登場人物は自分をundermineしている人たち、でも皆beautifulよね。」とのこと。
先週からこの授業のリーディングをしていて、どうも授業の方向性が私が期待していたものとは違うらしいということに気付いた。教授もintersexualityは、このクラスのコンセプトの一つと言っていたし。そして今まで読んだリーディングは、「ハワイでの白人でいることの違和感」「アメリカの大学での、LatinasとArab-American Womenの感じている居心地の悪さと、その中でのidentityの確立」「Whiteであることの特権、男性の特権」「両性具有で生まれた赤ん坊の性別の決まり方、手術と両親・社会の対応」などなど。どうもこの授業は女性だけにフォーカスするのではなく、人種が異なることにより感じる疎外感、そしてその経験からのidentityのdeconstruction & construction、男性女性の特権の違いについて考えてみたときに、白人の特権についても考えた等々にもテーマが渡っているらしい。
毎週金曜日には、「Transgeneration」と言うビデオを見ることになっており、これについてのレポートを書くことになっている。ビデオ自体はとてもおもしろいのだが、このテーマについて特に書きたいことはない。
授業で話されるテーマは、Womenにフォーカスしているというより、genderについての話題が多い。Women’s Studiesと言うよりは、Gender’s Studiesという感じがするのだ。そしてアメリカのテキストだからかもしれないが、人種についてのトピックが多い。しかしこれは私がこの授業に期待していたことではない。アメリカではgenderについて語るとき、人種問題も避けては通れないということらしいのだが、それは私が学びたかったことではない。
私は先日コメント欄にも書いたが、
「自分の考え方はフェミニズムと言われている考え方に近いのではないかと思っていまして、そういうムーブメントとその成し遂げたことについていつかは学んでみたいと思っていました。」と思っていたのだ。過去の動き、どのように女性が権利を得たか、そして今はどのような動きがあり、それがどこへ向かおうとしているのか、について学びたかったのだ。そして日本とはどのように違っているのか、日本で足りないことは何かなどについて考えたかったのだ。Genderが社会でどのように定義されているか、性転換するということについて、学びたかったわけではない。物事の見方は一通りではない、立場が変われば考えも変わるということをGenderを通して教えられているような印象を受けるのだが、私はそういうことなら最初からそういう視点を持っていると思う。(もちろん多少足りないところはあるだろうが。)
授業内容が私が学びたかったこととはかなり違っている上に、あまり興味が持てないトピックばかり。なので今日の授業の後、ドロップしようかと考え始めた。(UCの授業料は単位数ではなく、クォーターごとに設定されているので、3科目でも4科目でも構わないのだ。)今週の金曜日までなら授業はドロップできるので、もう1日ゆっくり考えてみようと思う。