今日でファイナルが終わり、久しぶりの授業が終了。いやー、楽しかった。こんなに学ぶのが楽しいなんて、よっぽど私はこの科目に適正があると見た。しかーし、20年前ならともかく、今これを勉強したからと言って自分の将来が変わるというわけではなく、そういう点ではちと残念。しかし日常生活に密接していることでもあるし、このまま学んだことを忘れてしまうのはもったいない。ということで最近周りの人たちに教え始めた。これが子供に大好評。今日は何を実験するの?と遊ぶことよりも楽しそうにしてくれて、そんなに喜んでもらえて何より。
今回授業を取ってよかったことは、いくつかある。一つ目は教わったことを更に人に教えるということを始めたこと。人に教えると自分の中で吸収しきれていないあやふやなところが自分でも分かるようになり、自分の理解度がわかるようになる。また人に教える場合、知識が自分の中だけに留まらないので、自分以外の人にもプラスになるということ。特に子供に教える場合、私よりも早い時点で私以上の知識を得ることもできるし、いろいろな話を聞くことによって考える機会も増える。私という個人にはもうそれほど先がないとしても、それを人に伝えることによって、周りの人には私より遥かににいろいろな可能性が出てくる。子供たちを見ていて、私は最近、人に発信するということの大事さに気がついた。
以前、授業で教わったことを思い出す。発展途上国を発展させる確実な方法の一つは、女性を教育することだという。男性にお金を与えたり教育の機会を与えても、それが社会全体を底上げする力にはなかなかならないそうなのだ。しかし女性を教育すると、その学んだことは周りの人にも家庭内にも広がっていくそうだ。そして学ぶ機会を得た女性は子供の教育について考え始める。すると出生率は下がり、子供の教育レベルもあがっていくとのこと。最近、私は自分の経験を通して、それは多分本当だろうと思うようになった。
二つ目は周りの人たちからいい影響を受けたこと。私は勉強するというのは、ポジティブな行動だと思っている。前にも書いたが、私のクラスメートたちは本当に頑張っていた。そういう人たちに囲まれていると、自分にもその頑張り具合が伝わってくる。すると、彼女たちよりもまだラクな環境にいる私はまだまだ頑張らないといけないなと思う。この頑張るエナジーを持つ人たちの中に身を置けたことは、自分の怠けた生活を見直すのにとても役立ってくれた。
三つ目は、自分の時間管理能力が上がったこと。夕方6時に仕事から帰ってきても、そこからが決して暇ではない私。しかし最近では以前よりもたくさんのことをラクにこなせる自分に気がついた。忙しくてものんびりする時間も絶対に確保したいため、一度に2つ、3つくらいのことを同時進行するのが当たり前になった。部屋と部屋の間を何度も行ったり来たりする時間を節約するため、動く前にあらかじめ頭の中で何と何と何をするかを考えるようにもなった。探し物をする時間を減らすため、物を分かりやすく整理したり、数日分まとめてできることはまとめて行い毎日しなくても済むようにした。時間管理能力は、やはり追い込まれないと、伸びない能力のようだ。だからたまにはこうやって自分で自分を追い込むことができてよかった。
四つ目は何と言っても、4ヶ月前よりも遥かに知識が増えたこと。こんなにたくさんのことをたった4ヶ月の間で勉強したなんて自分でも驚くほど。自己満足だが、勉強して溜まったバインダー2冊(合計2インチ)をにこにこしながら眺めてしまう。こんなにたくさん勉強したのね、と。こうした努力の結果を眺めて、こういう小さな積み重ねが、これからも新しいことへチャレンジする自信につながることをあらためて確信する。1月、突然思い立ってのコミカレ復帰だったが、いろいろイロイロと学べて大満足。やっぱり行動を起こさないと、こういう満足感は得られない。
さて、こんな感じで楽しんだ久しぶりの授業だったが、今日でファイナルが終わり、学校はしばらくお預け。実は新しいことを始めるので、しばらくは授業を取る余裕はなさそうなのだ。今はビール2本を空けたところでちょっとだけいい気分なのだが、実はやらなければならないことが山積みになっている私。これから早速取り掛かることにする。
kbt、行きまーす。
(↑これが分かる人は同世代。)