絶対話せる!英会話

複雑な心境。

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今日はお昼休みに会社で組織変更と人事のお知らせミーティングがあった。しかも私が所属している部だけ、社長直々に。お昼休みだし、私は派遣だし、お知らせも届いていないし、関係ないなーと思い、お昼を食べていたら、社長から「**さんもご一緒に。」と言われてしまった。

異動なさる方が、「この部の支え」(と、私と社員の女性の方は信じている)だったので、今後この部は大丈夫なのだろうか?と他人事ながら心配である。会社は結局どこへ行っても、よく働いて会社を支える人と、ロクに仕事もしないでしている振りをする人の集まりだと思う。私は極端にどちらでもないとは思うが、何をやっても大抵の仕事は好きだし、自分で言うのも何だが結構能動的に動く。働き蜂としてはましな方だと思う。ただ女王蜂のように人を管理するとなると話は別かもしれない。

そのミーティングでの話は私の今後にも関わっていた。私は今後、クラーク業務を全くしなくてよくなるらしい。部全体にクラーク専門の人を一人つけるので、事務作業(例えば経理に提出する書類を書いたり、振込みに行ったり、備品を発注したり)はその人に全部頼めばいいことになるらしい。その代わりもっと違う作業をやってほしいと言われた。

元々“翻訳&クラーク作業”ということで入ったのだが、最近の私の仕事の中で、翻訳作業は減りつつある。定型文書が多いので、英語と日本語のテンプレート対照表を作ってしまった。そして少し時間が空いたので、その時間は一緒に仕事をしている人のお手伝いをするようになった。彼がメールを書く暇がなければ(もちろん英語)、あるいは私が気づいたことなどは「(イギリス本社へ)直接聞いてもいいですか?」という感じで仕事が段々と変わっていき、今ではメールのやり取りも含め、おおもとの業務自体にどっぷり浸かるようになっていた。ミーティングなどにも出席するようになり、翻訳作業というよりは英語は最近仕事上の単なる手段になりつつあった。

そして今日、今後は事務作業を全くやらなくていい。別の仕事に専念するようにとのお言葉。ほぇー、実はちょっとびっくりした。私がいる会社は少し専門的なので、これから真剣にこの仕事、この分野でやっていこうと思えば、いろいろと身に付くのは間違いがない。恐らく3年ほど前の私なら、とても喜んだだろう。派遣とは言え、専門的な知識も身に付くし、それに少しは周りの人に認められてもっと他の仕事を任せるということになったわけでもあるし。

社長から突然「**さん(私)はクラーク業務はせずに専門的に何かをしたいというのが希望だと聞きました。」と言われ、「えっ。」と詰まった。そんなこと言ったっけかなー? しばらく考えて思い出した。そう言えば2ヶ月ほど前に人事の人と、そういう話をした。が、それはダイレクトにそう言ったわけではなく、お茶を濁す感じの会話だったのだ。なぜなら私は1月末までしかここで働けないのを分かっているので、「何がしたいですか?」と聞かれたときに「こういう仕事がしたいです。」とは言えなかったからだ。

「どういう仕事が好きでしたか?」と聞かれたので「貿易の仕事が今までで一番面白く、やりがいもありましたね。」と答えた。すると「ずっと事務や翻訳がいいのですか?」と聞かれたので、「私は専門的に何かをこれから学んでいきたいと思っていますし、英語は何かをするための手段に過ぎないと思っています。」などと言ったのだった。そのとき「この会社は専門的な仕事が多いので、いろいろと門戸は広いと思いますよ。特定の分野として認められている業種です。」と言われたのだった。どうもこのときの会話が、私が事務作業をもうやりたくなく、会社の中で専門的に何かをしたいと考えていると思われたらしい。

5,6年ほど前なら、「専門的に勉強ができて英語を使える仕事なら何でもいいかな?」と思っていたこともあったが、今の私は一からのスタートだが、やりたいことの方向性は決まっている。求めているときには求めているものはやって来ないのに、違うことを求め始めると過去に求めていたものは回って来るのかもしれない。

来年の2月の授業からはアメリカに戻ろうと思っているので、折角与えていただいた機会もあまり生かすことはできなさそうだけれど、とりあえず日本にいる間は一所懸命働くつもりだ。(実は私は働くことが好きだったりもする。億万長者になっても、きっと一生働く。)

年齢を考えると、そして自分の学歴のなさとキャリアのなさを考えると、日本では新しいことには、もうチャレンジさせていただけない歳だと思っていたのだが、ちょっとでも英語ができると意外にこういう機会もあるのかもしれない。

夜社長と偶然お会いしたら、「どう?びっくりした?どう思った?Positive? Negative? Or so-so?」と矢継ぎ早に質問されてしまった。はは、そう聞かれたら「Positiveです。」と答えるしかないと思う…。(苦笑)

ま、とりあえず一緒に働いている人たちが自分の仕事を評価してくれて、事務作業は別の人へ回し、他のことをもっとやってもらいたいと言ってくださったのは、有難く受け止めさせていただこう。一緒に仕事をしている男性社員(一応上司?最近は私の方がエラそうだが…。)からも、「上司には(私が)とても仕事ができると伝えていますので。」と言っていただいた。
評価していただいたということで素直に嬉しく受け止めさせていただきます。

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