昨日の飲み会、精算はどうなったのか聞いたところ、一人3,900円とメールが来た。しぇー、1時間ちょっとしかいなかったのに、3,900円は今の私には高すぎる。あまりにもショックで、隣の男性社員にグチをこぼす。「お金はそんなにかからないから、行こうよ、と言われたから行ったのに。」「しかも1時間ちょっとで慌てて帰ってまで乗ろうとした終バスには乗り損なって、タクシー代までかかったのに…。」「3,900円を60分で割ると1分あたり65円…。」と、かなりセコイ私。
楽しかったことは楽しかったのだが、私は普通、2、3日で100円くらいしか使わないのだ。つまり1週間で200~300円くらいしか使わない。(本代とたまに買う安い洋服代は別。)飲み物だってお金が勿体ないから買わないことにしている。たった1時間で、20日出勤の毎日の飲み物代に代わり得るお金を出費してしまったことがとても悲しい。誕生日だった上司はほうっておいて、女性メンバーが一緒に飲んだら楽しそうな人たちだったから、参加したのだが。確かに楽しんだが、1時間でこの値段はちょっと…。アメリカだったら、軽く私の1週間の食費にはなる金額だ。
私は留学をしようと決めたときから、異常にケチである。この歳でこんなにケチな人はいないと思うくらい普段は倹約生活。お酒を飲みに行くのは大好きだが、今は1ヶ月に1、2回しか人と会わないことにしている。私の友人は、会えば飲むことになるが、飲めば少量ではすまない。今は、全てを貯蓄に回したい私には、月に1度外に出るのがやっとなのだ。だからお付き合いするということで人と会うことはない。会いたいな、話したいな、と本当に思える人としか会わない。しかし一旦出かければお金のことは気にしない。月に一度なら、楽しまなきゃ、損。
むかーし、何も考えずに飲み歩いていた頃のお金は、今考えると、本当にもったいなかった。あの頃お金を貯めていれば、急に留学を思い立っても、こんなにケチケチした生活を送らなくって済んだのに。
本当に若い頃のお金は何に使っていたんだろう?いくら一人暮らしで家賃、光熱費、食費、その他もろもろでお金がある程度取られていたとはいえ、全く貯金がなかったというのも結構不思議だ。旅行と学費にはお金は確かに使ったが、それらは満喫したし、勉強は身になったし、楽しんだことなので全く後悔はない。
問題はそれ以外の使途不明金である。恐らくそれ以外は外食(私の場合は外食=飲む)と日々のビールorワイン代で費やしたと思う。あー、もったいない。
もちろん飲んだり人と会ったりするのも大事だが、10年ほど前にもっとお金の大事さに気づいておくべきだった…。そうすればこの歳でこんな小額で悲しくならずに済んだものを。今は日本で働けるからまだいいのだが、もう少しでアメリカへ行ったら、またあの貧乏生活が私を待っている。(何せ貧乏で痩せるという初めての体験もしたし…。)
アメリカで働けもせず、援助もなし、貯金を食いつぶすだけ。加えて、英語がよくわからない、勉強に追われている、食べたいものが食べられない、簡単においしいものが手に入らない、ほしいものも全部我慢する、自由に家の周りを歩いての気分転換すらもできない。(安全ではないので。)こういう生活も普段は平気なのだが、時々何かの拍子で凹むと、溜まっていた不満が爆発して、結構みじめに思えるときがあるんだよなー。そういうことを思い出すと、3,900円あれば半月分のガソリン代にもなったな、なんて、まだ考えてしまう。
お金がないと心の余裕までなくなってしまいがち。気を付けないと。