昨日は元同居人のライブで八王子へ。八王子は遠い。立川を越えると急に山が見え、原っぱが広がる。突然東京ではないところに踏み込んだようだ。しかし八王子に入ると、これまた大都会。昨日は新歓コンパがちょうど行われる日だったようで、駅前には人がぎっしりだった。
さて約1年ぶりのライブハウス。音がでかくて驚いた。そしてどうやらまた耳がやられてしまったようだ。あともう少し長くいたら恐らくまた突発性難聴になってしまったのではないだろうか。帰宅後も耳鳴りが続いた。
昨晩はいろいろなバンドが出ていたのだが、私がじっと見つめるのはドラマーのみ。若いときからドラムやベースが好きだった。そして私はずっとドラムがたたきたかった。しかし初めてドラムをさわったとき、絶対に自分にはムリだと思った。手足がばらばらに動くなんて不可能だと思ったのだ。しかし憧れは消えず、それ以来ドラムをたたいている人の動きを眺めるようになった。
そんなある日、突然ハッとした瞬間にどうやって手と足が動いているのか、急に分かったのだ。そして試しにドラムをたたいてみたら、自然にたたけたのである。どうやって動いているのだろう?とずっと考えていたら、自然にできるようになっていたのだ。そのとき以来どんなことでも、いつもそのことを考えていれば道は開けるものだと思うようになった。
久しぶりにドラムをたたく人を眺めていて、そんな大昔のことを思い出した。なぜか私はライブハウスに行くと昔のことをよく思い出す。