髪を切りに行って来た。友人が髪を切ったのを見て、「お、まともそう。」と思ったので、場所を教えてもらい行ってみた。切ってくれたのはベトナム人。
私の髪はここ1年半の間に2回染めているのと、2回パーマをかけているのでボロボロ。ここまで痛んだことはないというほど、痛んでいた。(恐らくCAの乾燥した気候が更にダメージを与えていたと思われる。)なのでその部分を切りたかったのだ。10数センチは切ってもらった。
アメリカのヘアカットは早い。驚いた。12,3分で全てが終わってしまった。日本で駅などにある10分で髪を切ってくれる場所のようだ。金額も14ドルとまさにQBハウスといい勝負だ。
長さは短くなり、傷んだ部分もほとんどなくなったので、その点ではよかったのだが、やはり日本の美容師さんほど上手ではない。こちらで髪を切ったばかりの人を見ると、いつも髪の長さがまっすぐにドテっと揃ってしまった印象を受けていたのだが、今日の私の髪も何となくそんな感じに仕上がってしまった。私は髪が多いので、かなりすいてほしいのだが、あまりやってくれなかった。しかも外側からすいていくので、あまりやりすぎるとぴんぴんとはねてしまう。適当なところで諦めた。
そして帰宅後、髪の長さが何だか揃っていない感じのところを揃え、自分でかなりすいた。日本の美容師さんがやってくれるような自然な感じのレイヤーは、やはり細かいセクション分けをするから成り立つのね、と初めて実感。今日の美容師さんはまとめてジョキジョキと切っていくだけだった。だからこちらのヘアカットはいつも髪が重たく揃っている感じになってしまうのだ。
自分でジョキジョキと切って、かなりすっきりした。しかしいい髪形かと言うとそういうわけでもない。何だか肩より少しだけ長いおかっぱみたいだ。14ドルだったし、仕方ないか、と自分に言い聞かせる。このまましばらく数ヶ月放っておいて、今度はやはり日本で美容師経験のある人に切ってもらおう。何せ細かさが全然違う。日本のヘアカットはアメリカのヘアカットの30倍ほどの作業を必要とするだろう。しかも日本人でもなかなか気に入るように切ってくれる人は少なかったのだから、ここで満足できる仕上がりを求めるのはムリだな。
アメリカで髪は切らないと思っていたのだが、日本へ帰りそこなったので(お金がなかった)切らざるを得なかった。何せかなり長くなってしまっていたのだ。ま、一度くらいは経験としていいだろう。しかーしやはり日本人の技術がここでも欲しい。今度は日本人が多い町へ行って美容院を探してみよう。アメリカでヘアカットを学んだ人には、もう切ってもらいたくない…。
やっぱりアメリカ人の仕事って(いや彼女はベトナム人だが、アメリカでヘアカットを学んだ)大雑把。繊細さはアメリカ人(社会)に最も求めてはいけないことだな、と今日はまたまた再確認した。