今日はHUM10の恒例のクイズ。Greek Religionについて。毎回新しいChapterへ進む度にクイズがある。前にも書いたと思うが、その質問がやけに細かいところから出されるのだ。そして私が思うにそれは宗教の勉強とはあまり関係のないところから出されているような気がしてならない。
例えば今日のクイズの質問には、「Platoはどこの出身だ?」というのがあった。これは何か宗教に関係があるのか?ギリシャでは劇作家と哲学者が宗教(主にHomerのOlympusに関わる神様たち)について語ったり、詩を作ったりしたという話はテキストに確かに書かれている。なので哲学者の名前がつらつらと出てきてもよしとしよう。しかし、Platoの出身地?これが何か宗教に関係するかー?
先日から「?」と首を傾げたくなるような問題が多かったのだが、段々と「授業の選択間違ったかも…。」と思うようになってきた。私は宗教について学びたかったのだ。いろいろな国の人がそれぞれの文化や宗教を持ち、そういったことを理解するために宗教について一通り学んでおくことは役に立つだろうと思い、この授業を選んだのだ。よく知らない宗教だってたくさんある。世界の宗教のクラスなら満遍なくいろいろと学べると思ったのだ。
しかしこの教授のクラスははっきり言って歴史の授業だ。宗教と言うよりも今のところは、古代神話を学んでいるだけだ。神話だって宗教の一部には違いないとは思うのだが、それは現在では知識になるだけであって、今実際に隣にいる人に影響を及ぼしている思想や概念ではない。私はそういうことが知りたかったのだ。先日宿題レポートのために訪れた教会、確かにショックは受けたがああいう人たちもいるということを身を持って体験できた。クラスのフィールドワークなので授業のおかげという見方もできるかもしれないが、しかし実体験は自分で行動したおかげの結果だ。授業で何かを得たものではない。
授業が始まって1月が過ぎた。今までに通り過ぎたChapterは、メソポタミア、エジプト、そしてギリシャ。現在まで続いている宗教ではない。私は直接人の考え方や生き方に影響を及ぼしている、生きている宗教が学びたいのだ。今後の授業ではもちろん他の宗教を学ぶとは言っていたが、あと12週間、果たしてどこまで現在の宗教を教えてくれるのかは疑問だ。
Spanishの授業がキャンセルになったため、至急スケジュール変更せねばならず、このクラスに変えたわけだが、前のクラスのままの方が良かったような気がする。(しかしそれでは今のスケジュールは成り立たなかったのだが。)なぜなら変更前のWorld Religionsのテキストは、もっとそれぞれの宗教の説明やその民族や部族の人たちがどのように考えているかについて焦点が当たっていた。今の授業のような宗教の歴史なら、そしてそれを知識として学ぶだけなら、はっきり言って私は自分で学べる。私はもっとどうして人がこう考えて行動するのか、その行動に影響を与えている宗教的な要素は何か、ということについて学びたかったのである。
ということで、私の中の「宗教の授業」という設定を、「宗教の歴史の授業」と変えなければいけないようだ。ま、歴史は大好きなので、そしてヨーロッパ史についてはあまりよく知らないので、知識の一部として学んでいる、と私の学ぶ姿勢も変えた方がいいようだ。
※ちなみにPlatoはAthens出身だそうです。