絶対話せる!英会話

SPA1の授業。

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今朝も朝一番はSpanishの授業。毎日教授にいろいろとお遊戯をさせられる。教授はスペイン語で皆に命令をする。難しい単語ではなく、スキーをする、スケートをする。バスケットをする、泳ぐ、釣りをする、テレビで漫画を見ると言った簡単なもの。そのほか、今週のChapterでは1000以上の数字、曜日や月、いつ生まれたかを聞く、誕生日に何が欲しいか述べると言うことを学んでいる。

ちなみに今まで何を学んだかと言うと…。

最初の2週間は、挨拶、色の名前と39までの数字、名前の聞き方、洋服の種類、簡単な形容詞(背が高い、太っている、若い、古いなど)、簡単な動詞(歌う、踊る、歩く、開く、数える、書く、話すなど)を覚えさせられた。

次の週は、69までの数字、「それは何色?」「教室には何があるの?」「その人はどんな人?」という質問と、教室にあるものの名前(消しゴム、机、ライト、椅子、黒板、ポスター、窓など)、体のパーツの呼び方(全く英語に似ていないのでこれが私には一番大変だった!)、人を説明するときの形容詞(わがまま、怠けた、内気な、働き者の、頭がいいなど)を覚えさせられた。

その次の週は199までの数字、「誰が何を持っている?」「その人はいくつそれを持っている?」「それは誰のもの?」「兄弟は何人?」「いくつですか?」というような質問と、親兄弟親戚の呼び方、主な国の名前とその国の人の呼び方(男性と女性は違う)と言語を覚えさせられた。

最初の数週間は見たことも聞いたこともない単語ばかりを覚えるのに苦労したが、今週からはそれほど新しい単語はないのでとりあえず安心。その代わり段々と文法事項が多くなってきた。私は文法の方がラクだったりして。文法って決まりごとを覚えるだけだし。

一月が過ぎたところで、感想を述べてみると、Spanishの授業は、授業というより幼稚園のお遊戯とたわいもない会話をしているような気分。

アメリカの外国語授業と日本の外国語授業は始まりから違う。私の記憶が確かなら、私の中一の英語の教科書では「これは狐です。」という文から始まった。(確かそうだったと思う。キツネなんて日常生活で使わないだろっ!と思った覚えがある。)つまり何かを説明する文から始まった。次に何かの名詞を形容する文章などに進んだ。例えばThe house is big. などである。そして対象はいつも物だった。しばらくは「これは…。」「あれは…。」というように物を説明する文が多かったような気がする。

一方アメリカの授業では、一番最初の文は「名前は何?」(¿Cómo se llama usted? )「どうやって書くの?」(¿Cómo se escribe su apellido?) そして「XXの髪の色は何色です。目は何色です。」から始まった。日本ではその授業を受けているその瞬間に身近にないものを説明するところから入ったのに対して、こちらではまず目の前にいる人と会話をするところから始まった。会話を自然にスタートするような内容から始まり、文の対象は常に人である。

実際授業を受ける身からすると、アメリカ式の外国語授業の方が遥かに楽しい。なぜなら学んですぐに使えるからだ。学んでいるのが会話文だから、使えるのが当たり前だ。そして毎日新しい会話パターンを学んでいっている。日本の「これは何々です。」という表現を覚えさせられる授業よりも、最初に「名前は?」から始まり自分や周りの人の特徴を教えるアメリカの授業の方が私は自然だと思う。明らかに日本の授業は会話を意識して作られていなかった。(昔の話です。念のため。)

会話が日常生活で一番役に立つのは当たり前。毎日の生活では会話ができることは読み書きができることよりも遥かに重要。(大学の授業の話ではない。)会話ができれば、文章が読めなくても気分はラクだ。日本人と違って、アメリカ人はどこでも会話を始める。列を作っているときなどはあちこちで会話が始まる。このお話好きという特徴も、会話重視で授業が進んでいくことの理由の一つだと思う。

毎日新しい質問の仕方を覚え、それを授業中実際に練習し、モノにしていく。単純な私は何だか早くも自分がスペイン語が話せるような気分になってしまう。そしてすぐ周りのSpanish Speakersに覚えたフレーズを使ってみる。通じる。快感。

「通じる!」「話ができる!」私は、これは語学学習で一番のモチベーションになると思う。「あ、できるかも。楽しいかも。」と思うと、もっと学びたくなるだろう。振り返ってみると、私の日本の中学校、高校の英語の授業は全く楽しくなかった。それを補ってくれたのは、NHKラジオ講座だったり、音楽(お気に入りはBritish Classic Rock)だった。海外ドラマが見れたらもっと楽しかっただろうとは思うが、いかんせん私が若かった頃は海外ドラマなんて放送されていなかった。音楽が聞ける環境だって限られていた。しかし私が英語の勉強を続けられたのは、英語の歌のおかげだと思う。外タレに惚れ、歌詞の意味を理解したかったから勉強した。楽しいと感じ、興味を持った。それは英語の勉強の第一ステップだった。最近その楽しいという感覚をスペイン語の授業でまた感じている。

やっぱり授業は興味を持たせてくれるところから始めてもらわないと。
私の過去の経験からすると、日本の授業は教えるという姿勢で作られている。一方アメリカの授業は興味を持たせるというところから作られているような気がする。よく日本の大学で第二外国語の言語を全く覚えていないという人がいるが、私はここで学んでいるスペイン語を忘れてしまうとは思えない。何せ毎日イヤになるほど口に出して会話をさせられ、お遊戯させられているのだから。体に刷り込まれてしまったものは、忘れたくったって忘れられないだろうと思う。

そして私は「あー、アメリカで第三外国語取って良かったー。」と今日もしみじみ思う。

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