絶対話せる!英会話

幸せ者な私。

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ネットでチェックしたところ、既に今学期の成績がアップされていた。GPAに関係ないTrigonometryはまだだが、その他の4科目は無事に「A」をゲットできた。

今学期が始まる前は初めての(オンラインクラスなしの)5科目、プラス仕事2つ(月100時間労働)で大丈夫だろうか?と心配したのだが、実際に終えてみると、あまり大したことはなかったような気がする。ENG-1Bだけは最初の1ヵ月半、リーディングに追われていたが、そこを乗り越えてからはあまり苦労しなかった。Thanksgiving Dayの後はそれほど勉強をした覚えもない。その頃はUCへの出願手続きに追われていたからだ。

今学期を終えてみて思ったことは、人間って進歩するものだ、ということ。“大変かも”と思うことも、挑戦してみると。“ムリかも”と思うレベルが上がるから不思議だ。昨日は不可能だったことが、今日は可能になる。この歳になっても、まだ自分の限界値を上げることができる環境に身を置けるなんて、私はとても幸せだと思う。日本で平凡に日々を過ごしていたら、こういう感覚は味わえなかったと思う。アメリカに来て初めて、私は「やればできるという自信」と、「やったことから得られる達成感」を日々感じている。

加えて、考え方の変化もあった。日本にいたときは「できて当たり前と思っていたこと」を、アメリカでは「できたらすごいことだ」と単純に自分をほめられるようになった。人間、自分をほめてあげた方が幸せになれるものだ。勘違いしすぎても困るのだが、日本人は他のどの国の人と比較しても謙虚すぎるので、少しくらい図々しいくらいが外国ではちょうどいい。「私なんかダメだ。」と思っていたら、外国一人生活はまず難しいだろう。

アメリカでは、働いて、勉強して、一人で生きている感じが十二分に味わえる。全てを自分でしないといけないからだ。何せ働かないと、勉強もできないし、生活だって成り立たない。日本では周りの誰かが何かと助けてくれたが、ここでは自分が行動しないと何も始まらない。「私ってすごーい。」といつも自分を騙し騙し過ごしていると、毎日の行動パターンが変わってくる。外国生活では思い込みが大事なのかもしれない。

それにしても勉強できて、日々進歩を感じることができて、私はとても毎日幸せ。低い知識レベルからスタートしているので、まだまだ学ぶことが山のようにあって、「あー、生きていてよかったー。」といつもつくづく思う。

来年の春学期はコミカレ最後の学期になる予定。今度も5科目で、しかも19単位と未だかつて経験したことのないレベルに突入だ。しかーしまたまた自分に挑戦できるかと思うと、わくわくしてたまらない。「自分はダメだな。」と私は長年諦め続けてきた人だったのだが、今じゃすっかり生まれ変わってしまったようだ。すっかり新しい人格になってしまった。人間、変わろうと思えば変われるものだ、と自分の経験を経て、あらためて実感している。

何かを始めるには歳を取っていると言われようが、日本では仕事がないと言われようが、私は今自分の力だけで、ここで満足して毎日を生きている。これって、誰にとっても世界で一番素晴らしいことなのではないだろうか。私にこういう頑張れる環境を与えてくれた世の中の全てに大感謝。
皆さん、ありがとう。

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