本当に今は頭が朦朧としている。3時半に授業が終わってから、友人と話し込み、帰宅後も何もせずにぼぅっとしている。実は昨晩あまり眠れなかったのだ。なぜかと言うと、急遽プレゼン資料を作ることになったからである。
本日朝7時からSpanish 2の授業では、グループワークとしてスペイン語でTVお天気キャスターをする、ということになっていた。私達のグループはアメリカ人の男の子、ヒスパニックの女の子(もちろんスペイン語ぺらぺら。何のためにこの授業を取っているのだか。)と私の3人。ヒスパニックの女の子が私が全部セリフを考えてくる、と言ったので、任せることにした。(普段はそういう作業の分け方はしないのだが、この場合彼女が自発的に言ったのと、何せSpanish speakerなので任せたのだ。)そして私が彼女が作成する文章に合わせて、プレゼン用のスライドを作ることにしたのだ。それが2週間前。
先週の授業のときも、原稿が終わり次第に送ってね、資料を作るから、と言っておいたのだが、そしてメルアドも交換していたのだが…、いつまで経っても来ない。土曜日にメールしたが来ない。日曜日もメールしたが来ない。午後…諦めた。
仕方なく教授へメールする。こういう事情なのだが、個人作業としてもいいか?と聞いたのだ。作ったのだか、作っていないのだか連絡も来ないので、最悪の場合、何も用意していない可能性もある。それは避けたかったので、もう全部自分で作ろうと思ったのだ。昨晩は数学の宿題を終わらせる予定だったのだが、急遽変更。ネットでお天気写真を集め、セリフを考える。スペイン語に直す。最低でも5分は話すこと、と言われていたので、スライドを30枚作った。それぞれのセリフは少ないが、それでもこの作業に5時間費やした。おかげで寝不足なのだ。
朝学校に行く前にも文法がおかしくないか、チェックし出かけた。髪もぼさぼさ、へろへろ状態。学校へ着き、もう一人の男の子に彼女が原稿を送ってこなかったことを話す。(彼はほとんどのセリフを話すという条件で製作には参加しなかったのだ。)私がその代わりに全部作ったことにとても驚いていた。その後もう一人の女の子はやって来た。原稿は持ってきたが、やけにセリフが少ない。(それじゃ5分持たないって!)結局、二人とも私が用意したものに便乗することになった。
プレゼンはなかなか好評だった。教授に「結局どうしたの?」と聞かれたので、全部一人で作ったことを話した。しかしもう済んだことなので、どう評価してもいい、と答えたところ、クラスメートの一人が「kbt、それはよくないでしょう。セリフは全部kbtが作ったんでしょ?スライドも全部作ったんでしょ?それでOKなの?いいわけないじゃない。」と教授に言う。教授も「それはフェアじゃないから、やはり私もいいわけないと思うわよ。」と言われる。結局この後、教授は「自分がどれだけこのプレゼンに貢献したかを書きなさい。」と全員に紙を渡した。私は、「スペイン語作文100%」「スライド作成100%」「ストーリ作成100%」と書き、恐らくプレゼンは一人でもできたものであった、と書いた。
こういうことがあるので、私は本当にグループワークがキライだ。この授業では過去に何度かグループワークがあったが、いつもインド人の女の子とやっていたので(真面目でしかも美人の優等生。)こういう思いをしたことはなかった。あらかじめ連絡も取り合っていたし、直前に慌てることなど全くなかった。今回は何となくクラス全体がいつもと違うメンバーと組んだのだ。
私は他のクラスのグループワークでも、いつも一人で苦労している。終わらせればいいとだけ考えている学生とは始めから考えが違うので、私は彼らは最初からいないものとして取り組んでいる。手分けをしたって、まずやってこないのが、大多数のアメリカ人コミカレ学生だ。(もちろんきちんとやってくる学生もいるが少数。ちなみに「kbt、それでいいわけないでしょ!」と私に言ったのは真面目なアメリカ人学生。)グループワークは絶対に留学生と組んだ方がいい。もちろん例外もあるかもしれないが、大抵の場合留学生は決めたことはやってくる。恐らく20以上のグループワークは今までこなしてきただろうが、私と組んだアメリカ人がきちんとやってきたことは一度もなかった。そのくせにやけに言い訳だけは一人前だから、どういう神経をしているのだか、全く理解に苦しむ。こういうヤツらがこのままアメリカの質の悪いサービスを提供する側に回っていくからアメリカのサービスはいつまで経ってもよくならないのだろう、といつも思ってしまう。
こういうことがある度に早くコミカレから抜け出したくなる。誰でも入学できるということは、それだけ質の悪い学生も多いということだ。今日の彼女の言い訳は「週末、ネットに接続できなかった。」(絶句…。)そして内心の声。「あのー、PCとワイヤレスカード(最近のPCは内臓だが)を持ち込めば、どこのカフェでも大抵ネットができるということを知らないわけではないですよね?あなた。」その気になれば学校の図書館が利用できるだろうが!しかも今時ネット環境なら友人の誰かは持っているだろう。何が何でも送ろうという気になれば、絶対に送れないということはあり得ない、この周辺。つくづく呆れたかが、もうどうでもよくなった。プレゼンの後、しきりに私に謝っていたが(しかしどちらかと言えば言い訳に近いが)、謝るくらいならなぜもっと早く連絡して来ないのか。どうもここら辺の神経が分からない。
お陰で数学の宿題が終わらなくなってしまった。この数学の宿題と別の科目の宿題をすればいいだけで日曜日は終わる、と考え、土曜日はのんびりと家事をしていたことが悔やまれる。数学の教授には今回だけ特別にお願いをして、終わらなかった4分の1ほどの宿題の提出を水曜日までに延ばしてもらった。今までこういうことを言ったことがなく、真面目にやってきていたので、どうにかOKと言ってもらった。
ということで、昨晩は3時間ほどしか眠れなかった。ここ2週間ほどは平日の平均睡眠時間は恐らく3時間少し。(2時間寝て、翌日は6時間、ということの繰り返し。)週末は7時間ほど眠るが、仕事も肉体労働だし、平日は毎日本当にへろへろ状態である。人がぶつかってきたらヨロけてしまいそうなほど自分でもギリギリのところで管理しているのに、人に急に時間を奪われると、本当に腹立たしい。こういう学生たちとはもうここでしか会わない人たちと信じたい。
それにしても寝不足で頭が痛い。今日はもうこのまま何もせず寝ることにしよう。