絶対話せる!英会話

リーディングと格闘中。

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さて来週提出のペーパー3つのために今はリーディングの真っ最中。今はテキストを眺めているのに飽きてきたので、ちょっと気分転換にブログを書いてみることにした。

来週の火曜日提出のヒストリーのペーパーは、成績の20%を占めるので(さらにもう一つのペーパーで合計40%となる)、結構真面目に今下調べをしている。ほとんど書くことは決めてあり、構成も練ってあるので、後は証拠となるQuote部分を探すことに集中している。いろいろなところで隙間時間にちょこちょこと読んでいたので、どこに何が書かれていたのか(参考本が4冊あるので、どれがどこにあったか)がごちゃごちゃになってしまったのだ。

読んでいない部分もかなりあったので、その部分は全て斜め読みに近い感じで読んでいる。参考資料としての内容が多いので(誰かが誰かに宛てて書いた手紙など)、全てを細かく読む必要はない。大事なのは、そこに何が書かれているかを把握するということ。分からない単語の意味もこういうときは周りから適当に判断するだけ。時間があったら、本当はゆっくりと読んだら楽しそうな内容なのだが(歴史好きなので)、そんな時間はなし。さっさと実際に使う(引用する)部分を探していかないと、終わるものも終わらなくなってしまう。(ま、実際はほぼ終わったので、こうやってブログを書いているわけなのだが。)

それにしても、興味があること、そして事実だけが書かれているテキストを読む場合、それほど苦労をすることはあまりないのだが(例えば生物、地学、コンピュータ系などのテキスト)、その一方やたらと時間がかかるテキストもある。それは経済理論とか哲学的概念が絡んでくるようなテキストで、先日から読んでいる「Theories of Development」「International Developmentand te Social Sciences」などがそうだ。いつも一回読むだけでは、ちっとも意味が分からないのだ。さっさと読もうが、じっくりと読もうが書かれている内容が分からないのだから、本当に進まない。私が思うに、これはどうも英語力の問題というよりは、私の思考パターンと理解力と一般的知識が未熟すぎて、私の頭が内容についていっていないためだと思う。そのため一つ一つ段落ごとに、ここには何が書かれていたかを頭の中で整理していかないと、段落を3つほど読んだところで、「あれ?何だっけ?」とすぐに分からなくなってしまうのだ。そしてそのまま40ページほどが終わってみても、「結局この人の言いたかったことは何だったんだ?」と今ひとつ内容が掴めていないことが多かったりするのだ。

そういう場合、授業に出て教授の説明を聞くと、「あぁ、そういうことだったのか。」と分かることが多いのだが、解説なしでは理解しきれないのが悲しいところ。アメリカ人の友人は、「これから教科書を読んで授業に来るのは止めようかと思っているのよ。だって教授の説明を聞けば分かるけれど、そうじゃないと教科書を読んでもちっとも分からないんだもん。なかなか進まないから時間の無駄だと思って。」と言っている。それはそれで手かもしれないが、彼女と違って教授の話を完全に聞き逃さない自信もない私の場合、それは止めておいた方がいいだろう。

昨日留学生向けの英会話プログラムのクラスメートの男の人(エンジニア関係の大学院生)に「大学院の授業はどう?」と聞いてみたところ、「読む量は大してないし、英語は難しくないんだけれど、リスニングが問題なんだ。韓国からやってきたばかりなので、頭の中で数字がまだ上手く変換できないんだよ。」と言っていた。私も同じ質問をされたので、「私の場合、リスニングよりもリーディングが大変でね…。」と答える。「そうか、分野が違うと大変なところが違うんだね。」と慰め合った。そう言えば私も最初数字を英語で理解するのが苦手だった。しかし慣れてくると、理系科目はあまり時間が取られないし(宿題は別)、何よりもリーディングが他の科目に比べると、かなり少なかったので、結果としてはそれほど苦労した覚えがない。そう言えば同時期にトランスファーした友人は(メジャーはエンジニア系の何か一つ。)私と違って週末は割りと遊ぶ余裕があるらしい。一方ポリサイメジャーの友人(昨年トランスファーした)はいつもリーディングの量に苦しんでいる。(ま、個人差なので一般論ではないのだが。)

しかしそれでも振り返ってみると、今までどちらかと言えば苦労した授業は、マクロ経済、ポリサイ、文学などで、どれもリーディングの量が多いものだった。しかしリーディングの量が多くても、歴史のように比較的ラクに読めるものもある。つまり私の場合、私の理解力を超えたものを読むときに、書かれているものを理解するのに時間がかかっているらしい。事実として書かれているものは、読むのにそれほど時間はかからない。しかし書かれている内容が、理論に対する理論の応酬、そしてその発展するところ、さらにこれに哲学的な要素とアメリカ式の論理的思考が必要とされると、お手上げになるようだ。前に「黒人の美学」という本を読んだとき、英語で読んでも分からない、日本語で読んでも分からないということがあった。そのときは最終的に日本語を3回読んだ後初めて何となく内容が理解できるようになったのだった。つまり読んでも分からないということは、どうも英語の問題だけではないらしい。私は知識と読解力、そして読んだことを頭の中で整理しすぐに消化していく能力に欠けているのだと思う。

しかしねぇ、今こうやって私に備わっていないものは、一朝一夕にて身につくものではないし、少しずつ地道に知識を増やしていき、訓練していくしか方法はなさそうだ。あぁ、物事をもう少しすっきりと一瞬にして理解できる能力が切実にほしい。何度も読んでも分からないと、時々自分は本当はとても頭が悪いのではないかと真面目に思ってしまう。(かと言って別に悲観しているわけではない。今時点で能力がないものは能力がないと単に認めているだけ。)しかし今の私は明らかに知識と理解能力が足りなさ過ぎる。

ま、仕方ないな、今、目の前のことをこつこつとやっていこう。いつかはそういう能力が備わるかもしれないということに期待しよう。

さ、ペーパー書きに突入する。

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