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私のメジャーについて。

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今日は私のメジャーの話。コメントの返事として書いたのだが、長くなりすぎてしまったので、今日のエントリーにしてしまうことにした。

私のメジャーは国際開発。学校内ではIDSで通っている。専門性はあまりないのだが、私はこのメジャーで勉強できる科目の構成が割りと気に入っている。ま、必ずしも取りたい科目が取れるわけではないということは、授業登録の度にここで文句を言ってはいるのだが。

まずPreparationとして、外国語6レベルと6つのLower division courseを終わらせなければならない。トランスファー前に、このPreparationの終了が合否を判定する、と今の学校のカウンセラーから(時々出張カウンセラーがコミカレにやってきた)言われていた。しかし終了していない私が合格したということは、どうもそれだけが合否の判断基準ではなかったらしい。私は願書提出時、「どうせPreparation終わっていないから、受かるわけないけど、念のためついでに出してみよう。」ということで願書を提出したにすぎなかった。それが合格し実際に通っているのだら、いやぁ、あのとき付け加えておいて本当によかった、と思っている。UCの願書提出は全てオンラインで、どこのUCへ、何のメジャーを希望するかを、単に選ぶだけなのだ。

ということで、Preparationはもちろん終わらせておいた方がいいらしいが、決して合格の条件ではないらしい。また他の州からやってきたトランスファー学生はGEも終わっていない学生も多い。私は同じCA内でのトランスファーだったが、GEも終わっていなかった。こちらもよくGE終了が条件みたいなことをカウンセラー(コミカレ、UCの双方から)に言われていたのだが、合格したところを見ると、決して必須条件ではなかったらしい。Preparationとしては、経済、統計を1科目ずつ、社会科学から4科目(人類学、地学、歴史、政治学、社会学)と外国語レベル6まで、となっている。ちなみに留学生は外国語は免除できることになっている。私は留学生ではないが、外国人なのでこれを免除にしてもらった。その方がもっと取りたい科目が取れると思ったのだ。

さて、そのPreparationを終えると、私のメジャーはUpper Divisionから何と13科目取るだけで終わってしまうのだった。もちろんUpper科目を何単位取らないと卒業できないという条件があるので、これを終えただけでは卒業はできない。

まずPreparation終了後にUpper Classesを取ることになっている。だが実は、細かいことは言われない。私はまだGEも終えていないし、Preparationも終わらせていない。割と融通が利くらしい。私とは違い、トランスファー前にPreparationとGE条件をあらかじめクリアして編入してきた学生だったら、恐らく2年目の冬学期には卒業が可能だろうと思われる。経済専攻の学生でも冬で終わらせてしまう人がかなりいると聞いた。

Upperの13科目は、4部門に分かれている。Part1がTheory & Development Practices。(経済発展と文化の変化、発展途上国の経済、発展の政治経済、国際開発のセミナーの4科目のみ。)実はこれだけが私のメジャーでオファーされている科目である。少ないな…。後は何度かここでも説明したように、人類学、経済、地学、政治学、社会学、歴史の科目が主な構成要素になっている。PartIIはResearch Methodology。リサーチがメインになっている上記の科目の中から1科目を選ぶことになる。PartIIIがSocial &Critical Theoryで、発展絡みの、これまた上記の科目の中から3科目を選ぶ。今回、私が登録した地学、Population &Natural Resourcesはここからの選択だ。そしてPartIVがRegional &Thematic Electivesで5科目、地域は2つ選ぶことになっている。このRegional Studiesの中では、更に取ることができる科目が増える。(コミュニケーションやその地域の音楽などの科目も選択肢となる。)

これらをまとめると、発展絡みの科目なら何でも取れるようになっているメジャーということになる。そのため広く浅くと言うのが、まさに当てはまるメジャーかもしれない。しかし共通しているのは国際発展関連ということで、全ての科目がつながっていると言えば大きなテーマではつながっている。例えば私が今取っている地学は環境からのアプローチ、もう一つの科目は発展途上国の経済(と言うよりも先進国が発展途上国へ押し付けた経済理論の実践と失敗と言うべきか)からのアプローチとなっている。確かにその国の歴史、文化や経済、人口構成、天然資源、地理的条件、環境を理解しないで、国際発展だけを考えてもあまり意味はないと思うので、範囲は広すぎるが、満遍なく学べるという点では、とてもいいメジャーだと思う。

ま、実践的専門性がないと言えばないのだが、元々このメジャーはNGOや国際機関で働きたい人のニーズに応えるためにできた比較的新しいメジャーなので、まだ学校側も模索中なのではないだろうか、と時々思う。しかし高校を卒業したばかりの学生が、世の中のことを広く知るという意味では、いいきっかけを与えてくれるメジャーだとも思う。そして私の個人的な印象としては、このメジャーのアメリカ人学生は、一般的な学生よりも(私の独断的個人的印象)、アメリカ以外のことを知っている人が多い。つまり世界のいろいろな動きに興味がある人が多いということだ。そのため割りとオープンな人が多いような気もしている。ここら辺も私がこのメジャーを好きな理由の一つでもある。

専門性はないのだが、広く世の中のこと(発展途上国)について学びたい、と言う人にはまさにうってつけのメジャーだろう。そして私はそういう人なので、実際的でない、とぼやきはするものの、勉強はとても楽しい。なので私のような人にお勧めするメジャーである。

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