そういえば昨日の授業で、教授は水の汚染にも触れた。それぞれの金属などがどのように人間に影響を及ぼすか、どの魚が汚染されている可能性が高いか、などについて話した後、急に「昔日本でも大きな問題があった。」と話を振られた。
教授は私が日本人であることを知っている。そして私に向かって何らかの発言を促した。突然指されると、相変わらず私は話がたどたどしい。自分で手を上げたときなら、手をあげて指される前に少し考える余裕があるが、突然だと指されると頭の中で話の整理ができない。伝えたいことの半分ほどしかとっさに思い出せなかった。
授業からの帰り道、『苦海浄土』(石牟礼道子著)の内容を思い出そうとしていた。20年くらい前に読んだので、細かいところは覚えていないが、悲惨さを前面に出さずに事実とされることが多く語られていたいい本だったと思う。
私もせめてもう少し上手にクラスメートに情報をシェアできればよかった…。反省。