先日金曜日の歴史の授業の後、「ね、GEOGも取っているでしょう。私もあのクラス取っているのよ。」とクラスメートに話しかけた。「いつも録音しているからそのレコーダーに見覚えがあるのよ。」と言ったら、笑っていた。
今日の授業、彼女がいないなと思ったら(私も彼女も講堂の一番前に座っている)、レコーダーだけ置きに来て外へ出て行った。彼女は子供を抱えていた。あぁ、彼女はお母さんだったんだ。彼女が若くないことは見て分かっていたが、子供がいるとは想像していなかった。しかもまだ小さい子供で子育てが大変そうな頃。彼女を見て、お母さんが頑張っているのだから、私が忙しいなんて言っている場合じゃないな、と少し反省した。
授業が終わっても彼女はレコーダーを取りに来なかった。誰もいなくなってしまったので、このままだと無くなってしまうかも、と思い、それを持って外へ出た。入り口で彼女を10分ほど待っていたが、現れない。どうしよう…と思っていたところ、彼女を発見。「はい、これ。」と渡した。
そこから少し話を始めた。私は彼女はヨーロッパの人だと思っていたのだが(英語がどことなくフランス語のような響きだったので)、南アフリカからの人だったらしい。しばらく話をしていて、私が日本人だと言ったら、「今ね、友達に会うから。彼女も日本人なのよ。紹介するわね。」と言われた。そうして出会った日本人女性。若い人ではなかった。そうして何となく3人の若くない学生でしばらく会話をした。あぁ、何となく落ち着く。
別に会話の内容は普段のクラスメートと話している内容と別に変わりはない。ただ同世代の人と会話をすると、何となく安心できるのだ。単に気分的な問題だけかもしれないが。今度お昼を一緒に食べようね、と行って別れた。
そして夜の授業の後、ふと知り合いの方に声をかけられた。お会いしたのはまだ数回だが、ここでも何となく話が弾み、50分ほど話した。
そして帰宅後、携帯に電話が入っているのに気がついた。前のコミカレで一緒だった、近所の大学に通っている男の子からだった。電話をかけ、一時間ほど話をした。
今日は一昨日に引き続き(送別会)久しぶりにこんなに人と話した。先週はあんなにストレスが溜まっていたのに、今はどこかへ行ってしまった。やっぱり人と接しないとね、とつくづく感じていたところに、今日は人とたくさん話す機会があった。
私はいつもこういう幸運に助けられる。ラッキーな人だ。