土曜日は知り合いの家のハロウィーンに参加した。仮装した大人がするパーティではなくて、本当の「Trick or treat」である。
私がお邪魔していた家の通りは毎年子供たちをもてなしているらしく、近所に住んでいる人たちだけでなく、わざわざ車でやってくる人もいるとのこと。なので普段は空いている路上のパーキングスペースがいっぱいだった。一軒家しかない通りが何本か続くので、ここら辺は安心してハロウィーンができる地域のようだ。
暗くなり始めた頃から(6時半頃から)子供たちがぞろぞろとやってきた。次々にやってくるので、自分の脇に抱えた大きなバケツのような容器と子供たちの巾着袋(または紙袋やスーパーの袋)の間を、何度手が往復したか分からない。ひたすら8時半頃まで子供たちの袋にお菓子を入れ続けた。しかし玄関先に腰掛けて、子供たちが途切れるとワインを飲んでいたので、気が付いたら相当飲んでいた。
それにしても子供たちの仮装は本当にかわいかった。ヒーロー系、お化け系、制服系、とにかくいろいろな服装の子供たちがやってきた。年齢は生後4ヶ月から、恐らく中学生辺りまで。(一部は高校生だったかもしれない。)
ちなみに衣装を買うお金はないが(しかし一応仮装はした方がいいと言われた)私は、手持ちの服の中から黒い物を選び、卒業式に着たガウンをはおって、99セントショップで買った魔女のとんがり帽子をかぶった。そして厚化粧をした。筆のアイライン(99セント)を買ったので、私のハロウィーン支出は2ドルのみ。しかし魔女の格好をした女の子がたくさんいたので、彼女たちと並んで記念撮影をしてチープな装いながらもそれはそれなりに楽しんだ。
仮装をしていた小さな子供の中には、自分たちが何をしているのか全くわかっていないようだったが、それでも袋を差し出してお菓子をもらっていった。袋について一言言わせてもらえば、配る方からすると、あの口の狭い提灯型の入れ物には入れにくい。恐らく子供たちがこぼさないように、そしてかぼちゃの形に近いように作られているのだろうが、入れる口が狭いので、大変入れづらい。そしてスーパーの袋も入れづらかった。一番いいのは紙袋だと思った。
何にせよ子供たちはたくさんのキャンディ、チョコレート、キャラメルを抱えて家に帰って来た。しかしその戦利品を見てふと心配になった。ハロウィーンは子供にとっては楽しいだろうが、こんなに沢山お菓子をもらってきてしまって大丈夫なのだろうか?ということである。この祭り、ひょっとしてアメリカの肥満に貢献しているかもしれない。子供たちの将来が心配だ。