昨日メキシコ、Tijuanaへ遊びに行った。そしてスペイン語字幕付きでAvatarを見てきた。
http://blog.foxjapan.com/movies/avatar/news/
この映画は周りの誰もが「絶対に見に行くべき。」と言うので、それなら見に行くか、と思ったのだ。しかし私はどんな内容だかも全く何も知らなかった。しかしストーリーは分かりやすかったので、下準備は何も必要なかった。
見始めてすぐに映像の美しさにうなった。CGとは思えない大自然。実際にこんなところがあったら、死ぬ前にはぜひ一度は行きたいと思うような景色だ。作り物の大自然に心の底から感動した。ストーリーは先行きが読めるものだったが、しかし映像の中の自然の美しさが話をスケールの大きなものにした。この映画はDVDで見たらおもしろさは半減する。絶対に映画館で見ないとダメな映画だ。(ちなみに私が見たのは3Dではない。)
映画を見るときには私はいつも「作り物の話を見ている」と、第三者的な立場で見ていて、それは映画を見ている間中、知らず知らずに意識させられてしまうのだが、このAvatarでは全くそういう感覚を持たなかった。そんなことを考える暇もなく、最後まで映画にはまって見てしまったのだ。私がこんなに夢中に何も考えずに映画を見たのは、恐らく初めてかもしれない。うまく言えないのだが、おとぎ話の中に自分が入り込んでしまって、無我夢中で見ていたような感覚だった。木が倒されたときは、はらはらと泣けてきたし、本当に自然が破壊されたかのように悲しくなった。
こんな映画が作れるなんて、テクノロジーはすごい。作り物の自然にこれほど感動するとは、見る前は想像できなかった。「絶対に見るべき。」と言った人たちの気持ちが分かる。この映画をまだ見ていないという人がいたら、私も同じことを言う。