2004年9月、留学を始めたときから
9年間書き続けていたブログ。
そのブログサービスを提供している会社が
9月末でサービスを止めてしまうことになり、
引っ越さなければならなくなった。
どこかの無料ブログを利用しようかと思ったものの、
またこういう風に会社側の都合でサイトそのものが
消えてしまうかもしれないと思うと
あまりにも悲しいので、全部このサイトに移した。
960記事もあった。
前のブログは、9月末まではそのままらしいのだが、
9月末で完全に消滅。そこまで待ってもよかったのだが、
やっぱり最後は自分の手で消そうと思い、
退会届を「えいっ!」と出した。
消えてしまったときは、本当に悲しかった。
私の留学と共に始めたブログ。
大変だったときも、嬉しかった時も、
私はいつもブログを書いていた。
消した瞬間は、そのいろいろな想いが戻ってきて、
何だか泣きそうだった。
あのブログは、私の留学生活の
心の支えだったのだなーと思う。
最初は友達もいない、究極の貧乏生活で
具合も悪く、英語もよく分からないという環境で始めた。
理不尽な扱いをされたり、アメリカ人と大喧嘩したときには
愚痴のはけ口となり、
嬉しいことがあったときには、
ブログ仲間から祝ってもらったり。
留学生活を無事に終えられたのは、
ひとえにあのブログがあったから。
あのブログは、本当にSNSのようなブログだった。
アルクのサービスだったので、
英語を勉強している人しか集わなかった。
日本で英語を使って仕事をしている人、
学生、アメリカで生活をしている人、
留学生、英語の先生、外資系の会社の人、
そんな人しかいないブログサービスで、
皆でコメントを書き合ったりして、
不思議な連帯感のあるブログだった。
そして頑張っている人が多かったので、私も頑張れた。
今大変なのは、私だけじゃない、
そう思うと、寝なくても勉強できた。
試験勉強をしているとき、レポート書きに追われているとき、
息抜きにいつもブログを書いていた。
そのうちにこれから留学したいという人に
情報を提供したり、
何度かエッセイを添削してあげたこともあったな。
最初は両親や友達への生存記録として始めただけだった。
でも見事なまでに私の成長記録となってくれた。
このブログの9年間の間に、
私は誰も知らない土地で、一人で一から土台を作って、
見事なまでにたくましくなった。
“I’m proud of myself.”
私はこれからも、もっと進化したいと思う。
私の留学時代を支えてくれた
アルクブログの仲間に感謝。