英語はまず何から始めればいいのか?
これに対して人はいろいろと
意見があると思います。
今のあなたのレベル、
そしてあなたが
何を目指しているのかによって、
それは変わってきます。
でも今日は英語を
本当に初めて勉強する人は、
何から手を付けたらいいのかについて
話してみます。
私は、初めて英語を勉強する人は、
まず最低限の文法や単語の知識、
そして音のインプットが
必要だと思います。
どれか一つだけから始めるとすると、
あまり効率がよくありません。
なぜなら、単語や文法を知らないと、
音が聞き取れたとしても、
まるで意味が分からないでしょうし、
反対に文字や文法書を眺めているだけでは、
いつまで経っても、英語が
聞き取れるようにならないからです。
つまり最初はですね、最初は
ちょっとずつ全部やっていかないとなりません。
現在中学生の人や、英語が中学生レベルの人は、
NHKラジオ講座とか聞いて、毎日少しずつ
全体的な底上げをするのがいいと思います。
意思が強い人は別ですが、
そうでない方は、そういう風に
毎日やることが決まっているものを
そのまま一緒にやって行く方が
英語学習を習慣にできると思うからです。
それにNHKのラジオ講座って、
とてもいいんですよー。
毎日聞けるし、でも決して無理のない量。
文法も発音も会話も、
そしてアウトプット(音読、発声)まで
全部含まれている。
15分~20分で、一通り毎日できるし。
そして週の終わりには、復習があるので記憶へも残る。
そのうえ、とても安いですから。^^
あるいは簡単な通信講座などでもよいかも。
最初は、高校受験用とかでもいいと思います。
でもあまり勉強勉強した
難しいものに取り組まない。
嫌いになったり、苦手意識を持たないように、
最初は楽しい学習にしてくださいね。
というのも、これは私の経験から。
私は中学1年生のときに初めて、
教科書で英語というものを見ました。
それまでは英語なんて、未知の世界でした。
ちなみに私のときの教科書の始まりは、
「This is a pen.」ではなく、
「This is a fox.」でした。
何でキツネ?? と思ったのが、
私と英語との出会いでした。
北海道に住んでいるならともかく、
「これはキツネです。」なんて、
普通は絶対に人と会話しないですよね。
まーだ、「This is a pen.」のが分かります。
で、こんな感じの教科書だったので、
全く興味なんて持つはずもなく、
つまんないから、勉強なんてやーらないって感じです。
中学一年生なんて、こんなものです。
なので、やる気はゼロでした。
その頃、私は近所の大学生の家で、
友達と一緒に勉強を教わっていました。
確か、その家庭教師の勧めで
NHKラジオ講座を聞き始めたのだと思います。
基礎英語はしっかりと聞いたかどうかは、
よく覚えていないのですが、
中学2年のときに、続基礎英語を
毎日ちゃんと聞くようにしたら、
最初は55くらいだった偏差値が、
70を超えるまで上がりました。
これには、びっくりしましたね。
成績が上がると、
俄然やる気も出てくるものです。
あんまり覚えることもない科目(単語は例外)だし、
黙々と問題を解くだけで
点数が上がるから、簡単じゃん♪
それで、きちんと勉強するようになりました。
多分あのラジオ講座を聞いていなかったら、
英語に興味を持ったかどうかは、
分からないですね。
私の経験はこんな感じでした。
この続基礎英語での体験は、
多分私の英語学習の原点です。
私が中学生の頃は、インターネットも
なかったですし、TVで英語番組も
本当に少しあっただけ。
市販でも英語の教材もそんなに数もなく、
映像なんて、全然手に入らなかったんですよ。
だから選択肢がほとんどなかったんですね。
今みたいにママたちが
子供に英語を習わせる時代では
ありませんでしたし、
TVでも海外のことなんて、
ほとんどやっていなかったし、
英語を聞くことができるのは、
高い教材を買うか、
ラジオ講座を聞くくらいしか
方法がなかったのです。
今の日本で英語を勉強している人たちに比べたら、
恐らく 十万分の1 くらいしか
情報はなかったと思います。
もっと少ないかも。
しかもネットがないということは、
手に入る情報は
身近な人からだけという環境でした。
だから私のNHKラジオ講座を教えてくれた
家庭教師に感謝ですね。
もしあなたが今中学生や、
中学生レベルの英語力しかないと思うのなら、
今は英語の教科書にCDもあるそうですから、
それを毎日聞いて、そして音読してください。
音読は抜群に効果があります。
本当に一度でいいので、
だまされたと思って、
毎日30分、3か月続けてみてください。
今なら、基礎英語1、そして
基礎英語2などを毎日音読。
その日のフレーズなら、
100回繰り返しましょう。
1年間のフレーズ全部が、
すらすらと口から出てくるようになったら、
英語で会話をできるようになる日も
それほど遠くないでしょう。
逆にいうと、これくらいの言葉も
とっさに出てこないのなら、
英語で会話なんてできないということです。
テストでいい点を取れても、
基礎英語程度の英語も話せなければ、
英語は全然身についていないということです。
(↑ かつての私。^^;)
テキストのある文を、英語を聞きながら音読。
(通訳の訓練でシャドーイングと言います。)
英語の後に音読。(これはリピーティング。)
音読はただお経のように唱えるだけではダメで、
その言葉が話される状況もイメージして、
実際にその場で話をするように
一人演技をするのがポイントです。
私はどのレベルの人にも音読は不可欠
と教えています。
アウトプットなしでは、
言葉なんて話せるようになりませんから。
実際に声も出さないで、
英語が話せるようになるなんて思ったら、
それは大きな間違いです。
私はそういうことを
全然わかっていませんでした。
勉強は嫌いでなかったので、
続けたら、テストの点数は上がりましたが、
英会話なんて全然できないままでした。
やっぱりおしゃべりな人くらいの方が、
会話は上達します。
つまりやっぱり言葉は口にして、
初めて身に付くのです。
文法、単語、発音をちょっとずつ全体に楽しく学ぶ、
音読で頭の中に、英語の回路を叩き込む。
映像もあったら、イメージも含ませられるので、
どんどん利用しましょう。
今ならいろいろな映像がYoutubeで見られますね。
なので英語に触れることは、
とても簡単だと思います。
最初の一歩、何を初めて分からないのなら、
中学生や中学生レベルの人なら、
学校の英語の教科書をCDと一緒に音読して、
NHKラジオ講座を毎日聞きましょう。
フレーズは全部覚えること。
週に4つなら難しくはないはずです。
1年あれば50近く覚えられますね。
1年で50フレーズも覚えられるって、
すごいですよ。
そのまま続けたら、
基礎英語1、2、3って続けたら、
中学を卒業するまでに
150ものフレーズが覚えられます。
ちまたの大学生よりも、
よっぽど英語は話せるようになると思います。
とりあえず、これはまずやってみましょう。
英語ができないとぼやくのは、
少なくてもこれくらいのことを
やってから言うようにしましょう。
そして毎日聞いたら、
それはそれで大きな自信にもなります。
なぜなら一年も続けられることは、
それなりの根性の持ち主ってことだからです。
NHKのラジオ講座のテキストって
4月号が一番売れて、
3か月後には相当売り上げが落ちるそうです。
ほとんどの人は、続けられないのです。
でももしあなたが続けられたら、
あなたは多くの人ができないことができる人です。
自信を持っていいと思いませんか?
いろいろ浮気したくもなるでしょうが、
1年目はとりあえず
一つのことに集中しましょう。
あちこちに手を出す人は、飽きっぽいので、
結局何も身につかないことになります。
一つのことに決めたら
(NHKラジオ講座でなくてもいいんですよ。
これは単に私のお勧めなだけ。)
とりあえず一年は頑張ってみましょう。
とりあえず中学レベルの人は
ここから始めてください。
高校生より上のレベルを目指す人のための
勉強法についてはまた今度。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
ダウンロードはこちらから。