Wall Street Journal で、
着物を着た女性の写真が紹介されていて、
日本では成人の日だったことを思い出しました。
成人の日の写真は、
Japan marks Coming of Age Day.
と紹介されていました。
成人の日は、「coming of Age Day」 と訳され、
「mark」 は、この場合、「celebrate」 と同じ意味。
それで日本は成人の日を祝った、
という意味になります。
現在形なのに、過去形で訳しているのは、
新聞の見出しなどでは、
現在の話も過去の話も過去形で書かれるからです。
さて今日は、同僚がよく言い、
そしてまたドラマなどでも
よく聞く表現を紹介したいと思います。
それは、「行かなきゃ。」
「あ、この電話、出なきゃ。」 という言い方です。
こんな場面で使われます。
◆ 私と同僚と話をしているとき、
同僚の携帯電話が鳴り出しました。
で、彼が私に言うのは、大抵こんなセリフです。
「ごめん、これちょっと出ないと。」
★ Sorry, I got to take this.
これだけで表現できます。
これは、全部中学一年生で習うような単語ですね。
同じ言い方は、テレビドラマでも時々見かけます。
でも! 実はこれ、
話し言葉ではよく使われるのですが、
書き言葉ではNGな英語だと知っていました?
書き言葉でも大丈夫な文はこうなります。
★ I have to take this (call).
これで、「これ(この電話)に出ないといけません。」
と言うことができます。
【have to】 を使って、
「~しなければならない」 ことを
伝えているわけですね。
書き言葉では使ってはいけない
「I got to ~.」ではありますが、
話し言葉では普通に使われます。
上の例は電話に答えなきゃという意味でしたが、
その他によく使われるのは、
その場を離れないとならないときです。
◆ 「もう行かなきゃ。」
★ I got to go.
★ Gotta go now. Bye.
電話を切るときにも使われます。
我が家のネイティブキッド (10歳) は、
まだそういう話し方をしないですが
(今は 「I have to go.」 と言っていますが)、
「Gotta go.」 と言い始めるのは、
時間の問題だと思います。
で、こういう風に話し言葉では、
よく使われる
【I got to go.】 【Gotta go.】 が何かと言うと、
元々は 【I have got to go now.】 です。
つまりこんな風に変ってきたわけです。
I have got to go now.
↓
I’ve got to go now.
↓
I got to go now.
↓
Got to go now.
↓
Gotta go now.
「Gotta go now.」 はスラングであるので、
「I have got to go now.」
または 「got」 を省いて、
「I have to go.」 と書くように言っています。
【have got to】 で、
【have to】 と同じで、
「何かをしないとならない」 という意味です。
というわけで、友人との会話なら、
「行かなきゃ。」や 「電話に出なきゃ。」 は、
★ Gotta go now.
★ I got to take this.
と言ってもいいですが、
公の場や書き言葉では、
「I have to go.」 や
「I have to take this (call).」
を使う必要があります。
特に話している最中などでは、
「Sorry」 を先に付け加えると、
日本人の 「すみません、ちょっと失礼します。
(と言って少し離れて電話に応える)」
に近い感じのニュアンスを伝えることができます。
簡単なとっさの一言ではありますが、
普段から口にしていないと、
出てこないと思うので、100回くらい唱えて、
今日中に覚えてしまってくださいね。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
ダウンロードはこちらから。