ここ数日、会話で毎日使われる単語
「mean」 について書いてきました。
今日の記事までを読んでいただけば、
「mean」の使い方は、ほぼ大丈夫だと思います。
でもまだ取り上げていないことが
ありました。それは、「I mean it!」
これ、どういう意味でしょう?
答えは今日の記事の最後の方に載せました。^^
さて、おさらいをしつつ、進んでみましょう。
No. 305 では、
★ I didn’t mean to make her angry.
「彼女を怒らせるつもりじゃなかったんだ。」
という表現を取り上げました。
★ I didn’t mean to 動詞。
これで、「『その動作』 を
するつもりじゃなかった。」でしたね。
◆ 今日は、この後ろの『to ~』の部分を、
『that』に変えてみましょう。すると、こういう形になります。
★ I didn’t mean that.
こう言うと、相手が言ったことに対して、
「そういうことを言ったわけじゃない。」
という表現になります。
「that」 の使い方は、No. 310 (5/6/2014) で
説明しています。こういう風に会話で出てくるときは、
大抵、相手が言ったこと(やったこと)や、
時には自分が言ったこと、
それらを「that」 で指しています。
なので、たとえば相手が
「それって、~(こういうこと)?」と、
あなたに聞いて、あなたは
「いや、それ違う。」
「そういうつもりじゃない。」
「そういうこと言ったわけではない。」と言いたいのなら、
★ I didn’t mean that.
と言えばいいわけですね。
日本語でも、こう言う場面は、たくさんあると思います。
なので覚えてしまってください。
我が家のネイティブキッドも、
「そういうつもりじゃなかったんだけれど…。」と、
時々言っています。^^
さて、今度は否定文ではなく、普通の肯定文にしてみましょう。
◆ 先日見ていたドラマでは、こんなシーンで出てきました。
(No. 305) でも触れたドラマの続きです。
主人公が出会った美しい女性。
彼女は、美術館から展示品を盗み出す手伝いを
うまくやってのけました。主人公は、
彼女が関わっているのを知っていました。
それを阻止しようとしていたのですが、
彼女にまんまとやられてしまったわけです。
で、主人公が言ったセリフ。
「おめでとう、よくやったね。本当にそう思っているよ。」
これは、こうでした。
★ Well done. I mean that.
この場合の「that」 は、
「Well done.」 と、今自分で言ったこと。
なので、「Well done」を言った直後に、
それを繰り返す意味で、
「I mean that.」 と言っています。すると、
「本気でそう言っているんだよ。」という表現になります。
ところで、この「Well done.」 は、
ステーキを「よく焼いてください。」というときの
「ウェルダン」です。日本語としても使われていますね。
「Well done.」、このセリフを
じっとしばらく眺めていてください。^^
すると、どうして、
「上手にできたね。」「よくやったね。」「おめでとう。」
みたいな意味になるのか、わかってくると思います。
想像力を使ってください。
すると今後、日本語訳は通さずに
英語のまま意味がわかるようになりますから。
◆ 「mean」 には、更に前に言ったことを、
強調するお決まりのフレーズもあります。
今日は、私と我が家のネイティブキッドの会話を紹介します。
先日、私たちは近所をウォーキングしていました。
今まで行ったことがない場所でした。
私は方向感覚がいいので、初めて行った場所でも、
滅多に道に迷いません。
でも我が家のネイティブキッドは、
「ね、どこ歩いているかわかっている?」と
しきりに私に聞いてきました。
私は「わかっているよ。」と何度も答えていました。
すると、
「もしこれで迷ったら、もう散歩なんかしないからね。」
「本気だからね!」とやけに
強い口調の反応が返ってきました。
そんなに散歩したくなかったのでしょうか。^^;
彼が言ったこの最後のセリフは、こうでした。
★ I mean it!
これは何かを言った後、強調のために、
直後に言われるセリフです。
日本語にすると、
「本気なんだから!」という感じでしょうか。
私は「Sweet Home Alabama」 という映画の中で
この言い方を覚えました。この中で主人公が、
「離婚して。」「本気よ!」と言ったときに、
この「I mean it!」 が使われていました。
で、私は当時聞き取れたものの、
意味がよくわからなかったので、
調べてみて、「へぇ」と思ったのでした。
この映画のセリフと、
我が家のネイティブキッドが言ったセリフを思い出せば、
この「I mean it!」 は、もう大丈夫ですね。^^
さて、今日までの記事を読めば、
一通り「mean」 の使い方は、
理解していただけたと思います。
今日までの記事を一通り読んでいただければ、
「mean」 の使い方は、もう大丈夫だと思います。
本当はここで終わりにしようと思ったのですが、
実は「mean」 には、もう一つ、
会話でよく使われる意味があります。
それは多分、ネイティブキッドなら、
4歳児でも知っている使い方です。
というより、よく使っていますね。
子供同士の会話を聞いていると、時々出てきます。
「意地悪!」
そう、これはこう言います。
★ You’re so mean!
「あなたは意地悪ね!」です。簡単ですね。
でも知らないと使えません。
意地悪という意味での 「mean」、
これは10年前の映画、「Mean Girls」でも
タイトルとしても使われていました。
Lindsay Lohan が主役だった、あの映画です。
私もたまたま見ました。^^
これは、形容詞の「mean」で、
「意地悪な女の子たち」です。
そのままなタイトルです。
「mean」は、本当に毎日聞く
頻出単語なので、しっかりとモノにしてください。
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