絶対話せる!英会話

英語学習は、正しい方法で正しい方向へ。(#211)

この記事は4分で読めます

今日は久しぶりに、
「どうやったら英語が早く使えるようになるか」
について話してみたいと思います。

 

本日のポイントは、たった二つです。
「正しい方法で、

  正しい方向へ向かう」です。

 

元々、二か国語の環境で育った人を除くと、
純国産日本人が、外国語をモノにするためには、
ある程度の時間がかかります。

 

でも!

だからと言って、

ただ長い時間をかければいい
というわけでもないのです。

 

英語がなかなか使えるようにならない
という人たちの中には、
「とりあえず勉強すればいい」
「あるいは長い年月をかければ、
いつかは使えるようになる」と

思っている人が結構います。

しかし厳しいことを言いますと、

実はそれだけでは、
いつまで経っても英語は使えるようには

ならないと思います。

 

それは、私自身が痛い目に遭って、
体験を通じて学んだことです。
私のメール講座やウェブサイトを
見てくださっている方はおわかりだと思いますが、
昔の私はテストの点が、ただ 良いだけの人でした。

TOEICでも900点はありましたが、
私はロクに英語が話せませんでした。

アメリカでカレッジに入学した時には、
クラスメートの言っていることが、
全くわからなかったくらいです。

 

一方、TOEICが600点くらいでも、
会話を流暢にこなす大学生も、
私のルームメイトにはいました。

この違いは何だと思います?

 

これは、私の勉強方法
(大学受験やTOEICのためのテスト勉強)が、
単なる頭でっかちになる勉強方法でしか
なかったからでした。私の頭の中には、
英語は知識として入っていたのですが、
それが使える形で全く身についていなかったのです。

 

一方、私の友人は、
私より知識はありませんでしたが、
日頃から使いまくることによって、
言いたいことを、きちんと簡単な形で
使えるように習得していたのです。
つまり英語と言うスキルを、
身につくように学んできていたのです。

 

では彼は一体何をしてきたのでしょうか?

 

簡単です。簡単な英語を、
いつも口から出すようにしていたのです。
難しい表現を使うのではなく、
自分の言いたいことを、
きちんと伝える練習をしていたのでした。

 

英語は普段から口にしていない限り、
とっさに口から出てくれません。
なので彼は、そうやって練習して
身につけてきていたのでした。

 

私がいつも「音読してください」と言うのは、
私も実際に音読を毎日するようになって、
英語が話せるようになったからです。
毎日のイメージ音読(演技を通した疑似体験)は、
英語を使いたいのなら、欠かせません。
ですから毎日、音読してください。

 

そして最初に目指すのは、短い文章でも、
伝えたいことをきちんと伝える、というところです。
決してシャレた言い回しや、素敵な表現を
たくさん覚えることではありません。
それらは後から補っていけばいいと思います。

 

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さて、そしてもう一つ大事なことがあります。
それは、「英語を勉強している目的を明確にする」
ということです。

これも、いつもしつこいくらい
言っているのですが、

軽く考えてはいけません。

目的がないと、ゴールにはたどり着けません。

 

私たちは、そのゴールを知っているからこそ、
そこへ向かうにはどうすればいいのかがわかるのです。
マラソンと同じです。
ゴールがどこだかわからないのなら、
どっちへ走って行っていいのかわかりません。

 

学生時代の私は、
ただテスト勉強していただけの人でした。

なので、大学へ入った時に、
その先どうしてよいのかが、わからなかったのです。

それまでの私の勉強は、
膨大な時間のムダだったと思います。
完全なムダとは言いませんが、
費やした時間は、半分以下に節約できたでしょう。

 

テストでよい点を取る、受験のために勉強する、
そういうことだけが目的の人は、
ひたすらテスト勉強だけでもよいでしょう。
でもそうでない人は、あなたの目的が何であれ、
一度、とことんまで突き詰めて考えてみてください。

目的があれば、最終的には回り道をしないので、
ここがしっかりしているかどうかで、
あなたの学習方法や態度が変わってきます。

目的がしっかりしていると、
自分が今正しい勉強をしているのかどうかも、
わかるようになります。

 

ここに、あなたが正しい方向へ
向かっているかどうかを

チェックできる質問があります。

 

この質問をいつも自分へしてみてください。

「私、今、何でこれやっているんだっけ?」

 

これに対する答えが、

「私、留学したいから、
TOEFL の点数を上げなくてはいけなくって、
それで、こういう学術的な単語を
覚えないといけないんだった。で、今、
単語集を見ているのだった。」ならいいですね。

 

「えーと、お店に来るお客さんに
英語で応対しないといけないことがあるから、
受け答えを勉強しているんだった。
だから今、接客英語を学んでいる。」
これも正しい方法ですね。

 

「子供に英語を教えてあげたいから、
家の中に英語の環境を作ろうとしていて、
簡単な質問や受け答え方法を知りたいのだった。
だから応用の利く簡単なフレーズを、
音読して覚えようとしているところ。」
素敵なママやパパですね。

 

「仕事で急に英語を使わないと
ならなくなってしまったから、とりあえず業務に
必要な言い回しを知らないといけないのだった。
で、実際に英語では何て言うのかを、
今、調べている。」きちんと目的に合った
方向へ向かっていますね。

 

「映画を字幕なしで見たい。だから映画を
聞き逃さないように聞いている。
でもそれだけではつながっている音が
いつまで経っても聞き取れないから、
聞き取る耳を作るために
発音練習をしているのだった。」
これは私も経験がありますが、
とても正しい方向へ進んでいます。

 

こういう風に目的があると、自分がしなくては
いけないことが見えてきます。

そしてその目的意識が強ければ強いほど、
「自分にとっての正しい道」から

逸れることはありません。

なぜなら、「何でこれを今やっているんだっけ?」と
自分に質問しながら勉強すれば、そのときに
必要のないものはそぎ落とされていくからです。

 

そして、「何で?」に対する、あなたの答えが、
あなたの目標や目的から大きく外れていたら、
それは今すべきことではないということです。

学術論文を読むのが目標なら、
TOEIC本は必要がないでしょう。

 

とにかく自分が何をしたいのかがわかっていないと、
自分に合った正しい方向へも進めません。
そのためにも目標地点を、しっかりと定めてください。

「正しく勉強ができているかどうか」は、
あなたのゴールがあるからこそ、判断できるものです。

 

私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、

今に至ったのかの勉強法については、

こちらのPDFにまとめています。

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