今日は英文法の大切さについて話してみます。
私たちはどうして文法を学ぶのでしょう。
理由を考えてみたことはありますか？
それはですね、私たちは文法を学ぶと、
「言語を習得できるまでの時間が、
大幅に短縮」できるからなのです。
文法を自然に身につけるには、時間がかかる
文法というのは、ネイティブの場合、
長い時間をかけて育っていく過程で、
家や学校で少しずつ学びながら、
ゆっくりと身につけていきます。
日本語でも同じですね。
でもそれって、恐ろしく時間がかかるんです。
たとえば我が家の8歳児。
2年前はまだまだ
かなり怪しい英語を使っていました。
「beautiful【er】」とか。＾＾；
（もちろん、形容詞「beautiful」の比較級は、
「more beautiful」ですね。）
でも今では、大分しっかりとした英語が
話せるようになりました。
しかしそれでも、
微妙なところがまだ粗削りなので、
もう少し年月がかかりそうです。
このように文法を自然に身につけるには、
毎日英語漬けで生活をしている
ネイティブキッズでも、
10年近くの日々が必要なのです。
でも私たちは、英語圏で
10年ものんびりと生活をして、
自然に文法を身につけるなんて
呑気なことは言っていられません。
生活を変えることは物理的に無理でしょうし。
文法を学ぶと時間が短縮できる
それならある程度、
きちんとまとめられている
ルール（文法）を、
さっさと学んでしまった方が、効率がよいのです。
そしてルールを学んで、それをいかに使うか、
ということにフォーカスしましょう。
ネイティブキッズでも
10年かかる文法の習得、
それを、外国にいても
頑張れば1-2年くらいに短縮できる、
その素晴らしいツールこそが、実は文法なのです。
多くの人は誤解しているのですが、
英語を身につけるのに優れた方法は、
決して英語圏に身を置くということではなく、
文法を「使える形で」学んで練習する、
ということなのです。
英語圏に少しでも身を置くのが
役に立つのは、英語が通じない悔しさや、
異文化を学ぶということの
大事さに気が付くからです。
そしてそれらが、その後の英語学習に
活かされるからなのです。
でも一方アメリカには、５年10年住んでも、
怪しい英語を話す日本の人がたくさんいます。
決して日本の人だけに
囲まれているのではないにも関わらず、
英語がいつまで経っても上達しないのです。
そういう人たちの共通項は何だと思います？
そういう人たちは、
実は文法を知らない人たちなのです。
文法を知らないと、
きちんとした文章が組み立てられません。
文法って、大事なのです。
言葉を作る基礎ですからね。
英文法を知識だけで終わらせないために。
さて、でもここで一つ注意点があります。
英文法は黙々と勉強しても、
実は頭の片隅に眠っている
「知識」で終わってしまいます。
つまり使える形で、
体にインプットされていないのですね。
「使える」ようにするには、
やはり練習が必要なのです。
ここでも 【音読】 が大事になってきます。
文法書の例文、テキストの例文、
NHK講座などの例文を、
ひたすら音読して文法も身につけましょう。
一文100回くらいやってみてください。
意味がわかるものを、感情を込めてやります。
するとその文法がすんなりと
理解できるようになります。
頭の中に英語回路ができるようになるのです。
こういう風に勉強していくと、
文法も単なる知識ではなく、
感覚的に使える知識に変わります。
英文法も、音読しながら勉強していってください。
私はどんな英語の勉強にも、
自分で「音」を出すように変えたから、
日本にいても英語が話せるようになったのです。
何を勉強するときにも、
「声を出して学習する」、
これが最も効果のある英語学習法です。
今日から早速取り入れてください。
今日始めれば、一年後には
その効果がわかると思います。
音読に関しては、
こちらの記事も参考にしてください。
★ 音読のススメ。
また英語を話せるようになるために
私がやったことは、
以下の記事でまとめていますので、読んでみてください。
(1) 日本人が英語を話せるようになる方法。
(2)「映画なりきり音読」の下準備。
(3) 英語の音を正しく認識する訓練法。
(4) 究極の英語マスター方法「映画なりきり音読」
(5)「映画なりきり音読」で、英語を話せる人になる。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
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