昨日、子供が私にクイズを出しました。
どうやらジョークのようだったのですが、
全然面白くありませんでした。^^;
でも前置詞の「in」と「on」を
考えるときに、いい例だなと
思いましたので、シェアします。
英語ネイティブキッドが
どんな風に前置詞を捉えているかが、
わかると思います。
やりとりはこんな感じでした。
子供:「ペンギンはどこでダンスをするでしょう?」
私 : 「ペンギン?南極!」
子供:「No.」
私 : 「氷の上!」
子供:「No!」
私 :「南極大陸!」
子供:「No! (大きな声で)In! 」「Not “on.”」
これが英語ネイティブキッドの前置詞感覚です。
聞いていて「おぉ!」と思いました。
分かりますか?
氷の上や、南極大陸では、
『on the ice』や『on the Antarctic Continent』に
なってしまうわけです。
『in』なんて、たった今、言っただけじゃない、
と思いながらも、今度は『in』を使う場所を考え始めた私。
私 :「In the ice!」
(凍ってしまっていて踊れませんね、きっと。)
子供:「No.」
私 :「In the ocean!」
子供:「No. Give up?」
私 : 「O.K.」
子供:「In the ice ball.」
私 :「…. で、ペンギンが、”Let me out!(出して!)” とか言うの?」
子供:「No! In the ice ballroom.」
私 : 「….」
ボールルームって、分かります?
あの社交ダンスを踊るホールのことです。
氷の社交ダンス場で、ペンギンはダンスを踊るそうです。^^;
「氷のダンス場」なんてありませんから、
そこでペンギンが躍るという表現を、
どこかで読んで面白いと思ったようです。
フィギュアスケートが、
氷のダンス場と言えばダンス場ですが、
その場合はon the ice になります。
『on』は何かに接触しているというのが、コアな意味です。
上の例を見ていただければ分かりますね。
接触していればいいので、壁でも天井でも
くっついていれば『on』を使います。
一方『in』は、何かの空間の中に入っている感じ。
上の例ですと、海の中、氷の中、ダンスホールの中。
ネイティブキッドが、
「『オン』じゃないってば、『イン』!」って
言った感覚がお分かりいただけました?
前置詞は、日本語訳を無理に覚えるよりも、
こうやって感覚をつかんだ方が、
ゆくゆくは間違えずに使えるようになります。
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