今日はミーティング中の会話から、
「ball」を使った面白い
英語表現をピックアップしてみます。
聞くと、なーるほどね、と思う表現ですが、
知らないと使えないと思います。
ミーティングでの会話はこんな感じでした。
「あれー、これはどの部が担当していたんだっけ?」
「品質管理部じゃない?」
「えっ、私たちだったっけ?」
「そうよ。」 「そうだと思うけれど。」
で、品質管理部の部長が部下に言った言葉。
” We didn’t do that, did we? “
(私たち、それ、やってないよね?)
部下の彼、” No.“
(やってません。)
どうやらやるべきだったことを
やっていなかった品質管理部。
で部長が言った言葉。
” Well, we dropped the ball.“
面白い表現だと思いませんか?
ボールを落としてしまったんですよ。
分かりやすいですね。渡されたボールを、
受け取りそこなって落としちゃったんです。
つまり終わらせないとならなかったことを、
やり損なったということです。
こういう表現は、日本語に
無理やり変えようとしない方がいいですね。
その代わり、ボールを受け取ったのに
落としちゃったということを、
頭の中でイメージしてください。
この「drop the ball」は、
何かしないとならなかった大事なことを
やり損なう、し損なう、失敗するという意味になります。
たとえば野球などをイメージすると
わかりやすいと思います。それさえキャッチすれば、
試合が終わったはずなのに、フライを落としてしまい、
逆転負けをしてしまったとか。そんなことがあったら、
まさに「ボールを落として大失敗」です。
そういうところを想像すると、
今日オフィスで聞いた表現も
イメージがしやすくなると思います。
知らないと意味がわかりませんが、
知っておくと、いつかどこかで聞いたときに
すぐに意味がわかると思います。
覚えて下さい。