前回は、
「Can I have ~?」
「Could I have ~?」
「May I have ~?」
を取り上げました。今日はその続きになります。
今日はどの表現を
もっともよく聞くかという頻度について
書いてみようと思います。
[1] もらっていいですか?
[2] レストランでも使える「これください。」
[3] 質問していいですか? (この記事です。)
私の周りで一番よく聞くのは、「Can I ~?」です。
それは多分私がフォーマルな会話をする環境に
いないからでしょう。私の勤めている会社でも、
「Can I ~?」 「Can we ~?」がよく使われています。
大学でも、「Can I (we) ~?」が多く使われていました。
たとえば教授に「宿題はメールで提出することができますか?」は、
学生がこう聞いていました。
今はオンラインで提出なんて当たり前だと思いますが。
■ Can we turn in homework by email?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
また「質問していいですか?」は、
以下のように言うことができます。
こちらの方が丁寧ですが、
■ May I ask a question?
こちら「Can I (we) ~?」でも構わないです。
■ Can I ask a question?
どちらでも、たとえばミーティングの後などに、
質問があるときなどに使えます。
一方で、下の文のように、「you」を入れますと、
その人へ向けて質問をすることになります。
状況にもよりますが、こちらは
個人的な質問をする感じでもあります。
■ Can I ask you a question?
また、同じ会社でありながらも、
受付の女性や人事部の人は、私たちよりも
丁寧な言葉遣いをしていると思います。
受付の人たちは、「Can I ~?」 の代わりに、
■ May I ~?
を使いますし、
「Do you want me to ~?」
(私に~をしてもらいたいですか?)の代わりに、
■ Would you like me to ~?
という言葉遣いをしています。
どういう言葉遣いをしていいか
距離感がわからない場合は、
まずはもっとも丁寧な言葉遣いをして
それから様子を見ながら
周りに合わせていくといいのではないでしょうか。
学生時代にレストランで
ウェイトレスをしていたときには、
お客さんによっては「May I have ~?」を
聞くこともありましたが、
昨日も書きました通り、大抵は
「I’ll take/have ~.」
「Can I have ~?」でした。
「Can I ~?」に比べると、
「May I~?」や
「Could I~?」の頻度は低かったです。
(あくまで私の周りの環境ではですが。)
「May I ~?」はあとは子供も使います。
丁寧に許可を求める聞き方なので、
大人にお願いする際に使うわけです。
あと「May I~?」をよく聞くのは、
カスタマーサービスへ電話したなどです。
■ May I have your name and registration number, please?
あとは、上司の部屋へ行って、
「ちょっと失礼して(入って)いいですか?」と
ノックするときなどにはこう言います。
■ May I come in?
その後は、先日も紹介した
■ Do you have a minute?
「ちょっとお時間いただけますか?」で
続ければいいと思います。
会社で周りの人の会話に
しばらく耳を澄ませていたのですが、
私の職場では「May I ~?」の頻度は低かったです。
でも、電話はこういうのを聞きます。
■ May I have your name again?
「名前をもう一度おっしゃってくださいますか?」
と聞いています。
南カリフォルニア在住の私の場合、
会社でもそれほど丁寧に会話をする機会がないため、
「Could I ~?」の頻度が少し低い印象です。
しかし、私の友人の職場(皆が動き回っている職場)では、
皆がパタパタしていて、イライラしがちなので、
なるべく全員が全員、丁寧に話しかけるように
心がけているそうです。なるほど、ですね。
質問の丁寧さ具合は、
周りの人の話す言葉遣いに合わせて
使い分ければいいかと思います。
英語は地域によって、また話をする場によって、
言葉が少しずつ違います。日本語でもそうですよね。
ですのでその場に応じて、
話し方を少しずつ変えればいいと思います。
何にせよ、「Can/ Could/ May I ~?」は便利な表現です。
いつでもすぐに使えるようにしておいてください。
「Can I ~?」は今日の記事で3日目になります。
Vol.28から、もう一度読んでおいてください。
[1] もらっていいですか?
[2] レストランでも使える「これください。」
[3] 質問していいですか? (この記事です。)
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
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