今日は、純国産の私でも、
実際に何をしたら
英語が話せるようになったか
について書いてみます。
◆取り入れた勉強法
10年以上黙々と英語を勉強しても、
英語が話せなかった私は、
従来の勉強に、以下の4つを加えました。
・発音練習
・ディクテーション
・音読
・独り言
発音練習で英語を聞き取れるようになり、
ディクテーションで勝手な思い込みを正し、
そしてひたすら音読をしました。
英語を英語のまま理解できるようになり、
使える英語表現がすらすらと出てくるようになったのは、
音読がきっかけでした。
◆英語の勉強で最も効果があるのは、【音読】
音読は私の10年以上に及ぶ英語学習歴の中で、
もっとも効果がありました。
もし誰かに
「何をしたら英語が話せるようになりますか?」
と質問されたら、
迷わず「毎日、音読してください。」
と今は答えます。
それくらい強力です。
◆何を音読したのか
これについての詳細はこちらをご覧ください。
動画の中で話していたように、
最初は一通り文法項目の音読です。
そして文法の音読を終えた私は次に映画を選びました。
ある程度英語を勉強してきた中級者以上の方には、
この音読方法「映画」をお勧めします。
(※但し、文法や語句が頭に入っていない初級者の方は
まずは文法項目ごとの音読をしてください。
映画は文法を理解していない人には
かなり難しいのでお勧めしません。)
音読する映画は自分が感情移入できるもの、
そして英語が聞きやすいものを選んでください。
Toy Story などの子供向けの映画がいいと思います。
子供向けの映画は、まず言葉がハッキリとしていて
聞き取りやすいですし、スラング等があまり使われていません。
しかし、多くの日本の人が言い表すことができない
日常で使う言い回しがたくさん使われています。
ま、でも、私が選んだのは、
感情移入がしやすかった
「Legally Blonde」でした。
日本語では「キューティブロンド」ですね。^^
お気に入りのワンシーンを選び、
(ちなみに最初にやったのは、卒業式のシーン)
そのシーンを画面に合わせて、ひたすら音読をしました。
すると、200回ほど音読したとき、
変化が現れました。
私の中で何かがペキッと来た瞬間でした。
◆ 音とセリフと、自分の感情が重なるということ。
さて、その「ペキッ経験」の後、
私は突然、英語が英語のまま理解できるようになりました。
そのまま私は、ヒロインになりきって音読を続け、
最後にはもはや音読ではなく、
一人芝居の域にまで到しました。
私はちなみに、その「ペキッ経験」の後、
音読を続け、そのシーンを1000回ほど
音読(演技)をしました。
記録をつけていました。^^
そうして一つのシーンが終わったら、
次のシーンへ。
そうして気持ちごとひっくるめて、
自分の感情と結びつけて
次々に英語表現を自分のものにしていったのでした。
ここまでやると、ヒロインの感情は、
そのまま自分の感情になりました。
つまりもう音読と言うより、演技ですね。
すると、完全にそのセリフは、
自分の心から発する自分自身の言葉となっています。
これが私にとって、思ったことを
心から英語で話せたと感じた経験でした。
要はですね、気持ちと言葉が結びついていないと、
その言葉を正しく言えないということに
音読を通してきづいたのでした。
私はこれを「映画なりきり音読」と命名しました。
この集中的な映画の音読方法は、
私が長年ダメだった
リスニング、スピーキングを、
たった数か月でかなり矯正してくれました。
映画を真似して一人芝居。
「映画なりきり音読」は、
日本の人にとって、最高の【英会話】上達法だと思います。
長年、勉強をしているのに会話ができない
という人には、非常にいい練習方法です。
(※但し上級者向けの練習ではあります。)
また同時に、今まで覚えてきた英文をもとにして
独り言練習もひたすらしました。
独り言練習はスピーキングの練習としては、最強です。
それはいくらでも一人で英語を話す練習ができるからです。
というわけで、何年もあちこちに手を出して
寄り道をするより、
音読・独り言を数か月集中してやってみることをおススメします。