今日は私がなかなか英語を使えるように
ならなかった理由を考えてみます。
その理由は明らかです。
きっと日本の多くの人も同じだと思います。
それはですね、何と言っても
「英語を普段から口にしていなかったから」です。
つまり、「練習をしていなかったから」。
これに尽きます。
英語をモノにするためには、
今現在、使う環境にいる、いない、
ということに関係なく、
英語を声にして出すことが大事です。
なぜなら英語は、日頃から
口にしていないと
とっさに出てきてくれるものではないからです。
英語を話すと言うことは、
とっさに瞬間英作文をするようなものです。
普段から、そういう練習をしていないのなら、
英語は話せなくて当たり前です。
私なんて中学から10年勉強して
TOEIC 900 点も取りましたが、
アメリカへやって来た時、
英語がロクに話せませんでした。^^;
日本では、黙々と文法や単語を覚えて、
テキストのリスニング問題だけを
頑張って聞いている人がいますが、
実はそれでは使える英語は身に付きません。
かつての私が、典型的な失敗例だと思います。
日本育ちの日本人は、
机で勉強しているだけでは、
英語を話せるようにならないのです。
私たちは、英語を学校で学ぶので、
英語は授業の一つと思いがちですが、
実は英語の習得は、
スポーツと同じように
スキルを学ぶものなのですね。
つまり英語は勉強ではなく、
「体育会系のスポーツ」と同じと
考えた方がいいと思います。
◆『知識』+『練習』=プレーヤーになる。
スポーツは、ルールや道具の使い方を
『知識』として学び、体を使って『練習』し、
そのスポーツのプレーヤーとなりますね。
実は英語も同じようなプロセスを経て、
習得するものなのです。
なぜなら言葉は、頭で考えて、口を動かし、
実際に体を使って発するもの。
つまりスポーツと同じようなものだからです。
スポーツのルールや、道具の使い方を
学んだだけではいつまで経っても、
そのスポーツはできるようになりません。
体を使っての練習が必要です。
例えば野球なら、
素振りもしないとならないでしょうし、
実際にゲームに出て
総合的な練習もしないとなりません。
英語も同じです。
必要な単語を覚え、
ルール(文法)を学んだだけでは、
使えるようにはなりません。
野球の素振りは、一人で
普段からする練習のようなもので、
試合は、英語では実際に
使ってみる場にあたるでしょう。
野球に関する本をいくら読んでも
野球ができるようにならないのと同じで、
英語も「知識」を、
蓄えていくだけでは、
その先に英語が使えるような
明るい未来は待っていません。
使えるようにするために、
「練習」する必要があるのです。
では英語でいう『練習』は
具体的に何を指すのか?
◆『文法、単語などの知識』+『練習』=英語が使える。
英語の練習は、
まずは徹底した『音読』です。
音読は脳を使って目で文字を読み、
口を動かして言葉を発し、
そしてその音を耳で聞く。
インプットとアウトプットを
同時にできる素晴らしい方法です。
日本人は学校の授業も含めて、
知識の蓄積に重視しすぎているのです。
英語は知識を蓄えただけ、
つまり分かっただけでは使えません。
この「分かったこと」を、
使えるようにするためには、
音読を繰り返すのが、一番です。
音読を繰り返すと、
あなたの中に独自の英語の回路が
段々と構築されていきます。
テキストを騙されたと思って、
毎日100回読んでみてください。
3か月も続けると、確実に
英語の処理スピードに効果が現れます。
コツは少しの量を意味を考えながら、
たくさんやることです。
日本語訳ではなく、
あなたの考えや感情として
気持ちを込めて意味を捉えながら
英語を口にすることです。
ただ機械的に読むのでは、効果は半減します。
棒読みでは、意味がありません。
英語って、英語を使えない人のほとんどが
気づいていないのですが、
イメージが大事なのです。
そういうイメージしながらの音読なくして、
英語は話せるようになりません。
毎日30分くらい、欠かさずに
まずはやってみてくださいね。
例えば、私のこのウェブサイトには、
アメリカ人ネイティブ音声が
たくさん載せてあります。
無料でご利用できますので、
リピーティング、リスニング、音読に
役立ててください。
多分、ちまたの英会話教材よりも量は多いかと。^^
例文を徹底的に毎日音読してくださいね。
音読せずに、英語は
話せるようになりませんから。
私は徹底的に音読をして、
英語が話せるようになったのです。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
ダウンロードはこちらから。