面白い動画を見つけました。
これって、確かに日本人の思い込みなところも
あると思うので、
気を付けたほうがいいかも、と思いました。
日本人である自分に似た人と、
それ以外の人を分ける典型的な例が、
紹介されています。
「あー、あるかも」 的な内容だと思います。
見てみてください。
接客は、コミュニケーションをとる姿勢が大事
このビデオは、笑いを取るために
ちょっと大げさな感じにできていますが、
実際に似たようなことは少しはあると思いませんか?
大事なのは、見かけに判断されることではなくて、
誰とでもコミュニケーションを取ろう
という姿勢かなーと思います。
言葉が通じなくたって、
オーダーくらい取れますからね。
時々接客英語を教えてくださいという
メールをいただくのですが、
私は、基本的には日本国内の普通のお店なら、
最初から外見で
(ま、雰囲気から、旅行客とわかるときもありますが)
話しかける言語を変えなくてもいいのでは、
と思っています。
つまり日本語でいいのではないかと。
相手が日本語がわからないようだったら、
そこで初めて世界共通語である
英語に変えるという感じで
いいのではないかなーと思います。
なぜなら、そうしないと、
日本に住んでいて日本語が堪能、
でも明らかに日本人には見えない外国の人が
いつまでもよそ者扱いされているような
疎外感を感じてしまうかもしれませんし、
アジア人には日本語で話しかけるのに、
アジア人っぽく見えない人だけに
英語で話すというのは、
よーく考えると不思議な気もしますし。
外国人観光客専用みたいなお店なら、
たとえばこんなお店なら、
最初から英語でもいいかもしれませんけれどね。
工夫が少なすぎる日本のレストラン
私としては、そういう接客を
頑張って英語でされるよりも、
何よりもまず、英語のメニューを
用意しておいてもらいたいです。
作るのは、そんなに大変ではないと思います。
一つか二つ用意しておけばいいだけですし。
翻訳を頼んでも、そんなにお金はかからないはずです。
その方が、よっぽど
外国人旅行客フレンドリーな日本になります。^^
とにかく英語のメニュー、多くのお店でないので。
(その点、秋葉原は、外国人フレンドリーな店が多いです。)
我が家で日本に行くと、
英語のメニューを備えているお店が
あまりにも少ないので、
私は、ほとんどの場合、メニューを片っ端から
英語で説明しないといけなくなります。
それをどうにかしてもらいたいですねぇ。
そして、よほどの高級店でないのなら、
番号で注文できるようになっていると、
お互いに簡単に分かり合えるとも思います。
アメリカでは、そういうメニューも結構多いです。
番号を告げるだけなので、
お互いにすぐわかって簡単ですし。
(ま、指さしでもどうにかなりますが。)
更に英語のメニューには、
全部とは言いませんが、
主なものは写真が入っていると、
説明の手間暇が省けて助かります、本当に。
外国の人を連れていく私にとっても、
サーバーの人たちにとっても、
苦労が減ります。
例を挙げてみると、南カリフォルニアの
我が家の近所のベトナム料理屋さんでは、
ウェイターの人たち、多分誰も
英語をきちんと話せないと思います。
恐らく、
「How many?」
「Order?」
「Water」
「OK?」
「Thank you.」
「Bill」
と、あとは数字を知っているだけかと。
でも番号と写真があるので、
それ以上、職場での英語として
必要とされていない感じですね。^^
で、その結果、英語が話せなくても、
英語圏で働くことができているというわけです。
ま、このお店の場合は、
少しばかり極端な例ではありますが。
でも、こういう工夫、もう少し
日本のレストランなどでも
見習ってもいいかなーと思います。
会話が苦手なら、会話に頼らなくても
快適にオーダーできるシステムを作っておけば
いいわけですから。
単語だけでも、好感度を与える接客はできる
外国人観光客の人への応対は、
レストランやお店なら、
単語をつなげて話しかけてあげるだけでも、
外国の人にとっては、それだけでいい思い出になります。
我が家のパピさんは、毎回それを楽しんでいます。
日本語が話せなくっても、日本に行くと、
積極的に人に話しかけようとする人なので、
こういう図々しさは、見習ってくださいね。
きれいな接客英語を話そうとして
つまってしまうよりも
(ま、もちろん話せたら
それに越したことはないですが)
単語でもいいので、とりあえず話しかけてみると
普通は皆、喜びます。
基本的に外国を旅する人は、好奇心旺盛ですから、
コミュニケーションを取りたがる人が多いです。
なので、目が合ったら、スマイル、
何か必要そうだったら、すぐに行く、
日本人ならではの心配りが
外国人の人には、とても新鮮なはずです。
だって、チップを払わなくっても、
世界最高レベルの日本の接客、
それだけでも十分感動ものだと思いますねぇ。
私なんて、日本へ帰る度に、
いつも日本の接客の素晴らしさに感動しているくらいです。^^
接客好感度を上げる工夫2つ
では、ここで簡単に
外国人旅行客からの接客好感度を上げる
(それが更には日本の好感度へつながる)
工夫を2つ紹介します。
明らかに住んでいる人ではなく、
旅行者だとわかったら、
「どこから来たの?」
Where are you from?
と聞いてみると、身振り手振りでも、
会話が始まるかもしれません。
場所を聞いたら、
その場所に関して思いつく単語や文を言ってみてください。
(好印象な単語や、観光地の名前など。)
それだけでにこやかな雰囲気になりますー。
(もちろん、そのためには、日ごろから
世界のことを多少は知っておく必要がありますが。
私も20代の頃は、一人で外国を旅行してましたので、
レストラン(英語圏でなくても)に入るのも、
道端で食べるときも、いつも一人でした。
で、オーダーするときにはいつも、
「どこから来たの?」 と聞かれて、
「日本。」 と答えると、
いろいろな反応があって面白かったです。
「やっぱり。」と思うこともあったり、
「日本の印象、それなの?」 と驚くこともあったり。
で、そういうのって、その国を旅した
大事な思い出の一部になるんですよね。
今でも、クラクフのレストランで話した内容とか、
ワルシャワのマーケットで言われたこととかなどは、
10年以上経っても覚えていますから。
英語でないときもあったのですが、
一体どうやって英語も使わずに
会話が成り立ったのか、今考えると不思議です。
でも、言葉が通じなくても、
海外一人旅はいつも楽しかったです。
いろいろと親切にしてもらって。
そうやっていい思い出として残るので、
ぜひ頑張って話しかけてみてください。
そして2つ目は、
料理を出してしばらくしたら、
「How’s everything?」とか、
「How’s your meal/sandwich… ? 」 とか、
「Is everything Okay?」 とか、
ま、何でもいいのですが、
一度は聞いてみてあげてください。
(好きかと聞くのは止めた方がいいかも。
ちょっと直接的すぎる感じがします。)
さりげない気配りも大事ですが、
聞いてあげることで、あ、お客として
しっかりとサービスを受けているんだな、
と印象付けることができます。
アメリカのレストランでは
そういうことを聞きに行かなかったら、
チップをもらえないかもしれません…。
いや、別に日本の人はチップはいらないでしょうが。
アジアから来た人で英語がわからない人だって、
Okayくらいは知っていると思うので、
やっぱり一度は聞いてあげた方がいいと思います。
何度も聞く必要はないですけれどね。
あとはですねー、英語が下手なら、
そして二人以上のお客なら、
写真を撮ってあげるというのも手です。
(私みたいに一人でも
撮ってもらうとありがたい人もいます。)
日本のレストランの中のどうってことない写真だって、
旅行者にとっては、とてもいい記念になります。
そしてそれだけで、日本と言う国の好感度まで、
かなりアップします。
私も海外で、ウェイターの人に
撮ってもらった写真を見る度に、
その国のいろいろなことを思い出しますから。
とにかく海外からの旅行客は、
楽しむために日本に来ているので、
レストランの接客でも、
大いに楽しませてあげてください。
そして最後に付け加えておくと、
私の個人的な意見ではありますが、
日本で暮らしている外国の人には、
日本人と同じ対応をしてあげた方がいいと思いますー。
なので、全員に
「いらっしゃいませー。」 でいいのではないでしょうか。
うちの近所の寿司屋(南カリフォルニアですが)、
韓国人とフィリピン人が
「いらっしゃーい!」 と迎えてくれるくらいですから。^^
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